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理解されない長引く痛み ―痛みが長引く理由―

2015年6月16日6:09 PM カテゴリー:線維筋痛症,難治疼痛

痛みが長引く理由

長引く痛みは、以下のような順番で進行していくとされています。

慢性疼痛→慢性局所疼痛→慢性広範囲疼痛→線維筋痛症

慢性広範囲疼痛症候群の患者数は日本での調査はありませんが、アメリカでは調査されています。

それによりますと、痛みを訴える患者さんのうち1.7%が線維筋痛症、8%強が慢性広範囲疼痛症候群です。

ここから推定しますと、日本では、線維筋痛症の患者さんが200万人とされていますので、慢性広範囲疼痛症候群の患者さんは、約800万人となります。

とても多い人数といえます。大阪 心斎橋の鍼灸院 天空にも、線維筋痛症になる前の慢性広範囲疼痛症候群の患者さんが多く来院されるはずです。

慢性広範囲疼痛症候群、線維筋痛症の痛みがなぜ長引くかという理由はある程度分かっています。

大きくは、繰り返される痛みと過去経験したことの無いような激しい痛みによります。

 

持続する痛み刺激により、治らない痛みとなる

通常、痛み刺激は以下のように伝達され、脳が痛みと感じます。

痛み刺激が皮膚を刺激→皮膚の受容体→神経→脊髄→脳が痛みと判断する

これを上行性疼痛経路と呼んでいます。

この刺激の伝達に対して、痛みを感じたままですと具合が悪いですから、痛みを抑える経路があります。

脳の中から、β―エンドルフィンやエンケファリンという物質が放出され、脳から末梢へと分泌されます。

これにより、痛みが改善されます。

この経路を下行性疼痛抑制経路と呼んでいます。

何らかの形で、痛み刺激が繰り返し脳に伝達されますと、脳は常に、下行制疼痛抑制系を働かせ続けることになります。

これにより、脳の痛みに対する機能がフリーズ状態になり、機能異常を引き起こします。

脳の機能に異常が起きますと、この下行性疼痛抑制が上手く働かなくなり、痛みを感じたままになるわけです。

持続され痛み刺激には、過敏性腸症候群における腹痛、椎間板ヘルニアにおける腰痛、使い痛み、女性では生理痛など様々なものがあります。

 

脳の記憶により痛みが長引く

骨折や手術の後の痛みなど、患者さんご自身が耐えることができないほどの強い痛みを感じると、脳が痛みを記憶すると言われています。

脳が痛みを記憶した後に、何らかのことにより強い痛みを受けますと、脳の神経細胞が興奮を起こします。

これにより、脳の細胞が勝手に痛み物質を増やし、痛みを抑制することができにくくなります。

セロトニンやノルアドレナリンという痛みを緩和する物質が、痛み物質が増えたことにより、不足し、痛みを感じたままになります。

良く例に挙げられるのは、「幻肢痛」です。

手術で切断し、ないはずの腕に痛みを感じるという現象です。

この現象も、切断しなければならないほどの激しい痛みがあったために、脳がその痛みを記憶したことによると、現在では考えられています。

この現象は、腕や足などに限らず、乳房や内臓などでも起こります。

脳への信号の増加が、治らない痛みを引き起こす

1965年に、メンデルとウォールという研究者が、これらの現象を見出しました。

彼らは、通常は痛みと感じない程度の刺激を皮膚に対して連続的に加え続けると、徐々に痛みを感じるという現象を研究していました。

この時に、皮膚の感覚受容器から脊髄に送られる信号は増加しない、しかし、脳に送られる信号は増加ししていることに気づきました。

これを痛みのワインドアップと呼んでいます。

脳という中枢が、痛みの感度を増大させる機能を持っていることになります。

健康な人でも、この現象は一過性に起きることがありますが、生理痛、過敏性腸症候群、顎関節症などでは、この感度が異常に高くなり、痛みを感じやすくなるとされています。

また、一過性で終わらず、常に痛みを感じるようになります。

この状態になりますと、脳は外部からの刺激を全て痛みとして解釈することもあります。脳が勝手に、痛みを増やしてしまうわけです。

脳が痛みを増やしてしまいますので、痛みが長引き、なかなか治らなくなるわけです。

 

痛みのワインドアップは更なる痛みを引き起こす

脳が痛みに感作され、ワインドアップしますと、アロディニアという状態を作ります。

アロディニアは知覚過敏の状態といえます。

服が皮膚に触れても痛い、風が吹いても痛い、音や振動で痛みが起こるなどの状態です。

アロディニアは、神経が切断された後に、脊髄において変化が起こり、触れたときや圧迫された時に関係する神経が、痛み受容器と接触するようになり起こります。

触れたとき、圧迫された時に関係する神経が、痛みとつながるために、服が触れても痛い、風が吹いても痛いという状態をつくります。

アロディニアは、神経が切断されるなどの大きな障害を受けないと生じないとされてきましたが、繰り返される痛み刺激などで、ワインドアップが生じますと、アロディニアが起こることもあるようです。

通常の痛みも、他人に理解してもらうことは難しいですが、このような状態になりますと、ほとんど理解してもらえることは無理といえます。

そして患者さんご自身も、理解が難しく、なぜこのようなことが起こるのか、苦しんでいる方がほとんどいえます。

痛みの感覚は、生命を維持する上で、重要な感覚です。

緊急時には命を保つのに不必要な痛みの信号は、伝達されないようになっています。

微細な刺激であっても、命に危険な信号は増強されるようになっています。

これらの機能は、多くの部位が関係し、複雑になった系で、コントロールされています。

主には、脳から放出されるノルアドレナリン、セロトニンなどにより制御されます。

繰り返される痛み刺激や耐えられない激しい痛みにより、脳が混乱し、誤作動を引き起こした状態が、ワインドアップといえます。

このワインドアップとは、皮膚からの刺激に対して1対1で対応していたものが、1回の刺激で多くの反応を起こすようになり、最後は、刺激がなくてもしばらく反応を続ける状態といえます。

中枢性の痛覚過敏とも言えます。

この中枢性痛覚過敏が長く続きますと、脊髄神経の中でC-fosなどの異常な遺伝子が作られ、可塑的な変化が生じます。

可塑性とは、外からの力でゆがみが生じた際に、その外力を取り去っても、なお歪みが残っている状態です。

神経に可塑的な変化が生じることで、神経の興奮が長引くことを意味します。

即ち、痛み刺激がなくなったにもかかわらず、神経の興奮が続き、痛みを感じるということです。

いわゆる、痛みの悪循環が生じています。

どこかで、この痛みを引き起こす要因を切断することが、長引く痛みを解消する手立てです。

 

痛みが抑うつ症を引き起こす

慢性の痛みの苦しんでいる患者さんから、よく、「うつ病になりそう」、「鬱になったみたい」ということを聞きます。

そして、「私の考え方が間違っているから」、「気にしすぎでうつになる」とも聞きます。

確かに、痛みが続きますと、抑うつ症を引き起こします。

ただ、これは、考え方や性格の問題ではありません。

痛み刺激は、最大のストレスといえます。ストレスが続けば、誰でも抑うつ症を引き起こします。

そして、痛み刺激により中枢が感作されますと、ノルアドレナリンやセロトニンという物質の分泌量が減少します。

ノルアドレナリンやセロトニンは、神経と神経間での情報を伝達する際に、必要な伝達物質です。

これらの物質が減少しますと、情報が上手く伝わらないので、抑うつ症やうつ病を引き起こします。

抑うつ症やうつ病の原因の一つに、神経間での情報伝達の悪化があります。

このように「物理的」に問題が生じ、うつ症状を引き起こしているわけです。

 

 

 

 

 

 

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