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藤波辰爾との鍼灸対談 鍼灸師、柔整師、整体師向けセミナーを通じて話した治療への思い 鍼灸師、柔整師、整体師に伝えたいこと:当院長の講演セミナーを終えて

2015年度、鍼灸学会(福島県郡山市にて) ―うつ病の解説:福島県立医科大学 丹羽真一教授―

2015年11月3日11:17 AM カテゴリー:うつ病,学会・勉強会

近年、うつ病は増加傾向にあります。

今大会の全日本鍼灸学会におきましても、うつ病の講演がありましたので、ご紹介します。

演者は、福島県立医科大学の精神医学講座の教授、丹羽 真一先生です。

うつを訴え医療機関を受診される方は増えていますが、それ以上に、うつと気が付かずにからだの症状を訴えて、医療機関だけでなく、鍼灸院、整骨院などさまざまな医療保健施設で治療を受けておられる方は、もっと多いとありました。

実際、大阪 心斎橋の鍼灸院 天空にも、うつ病、抑うつ症の方が数多く、鍼灸治療に期待され、治療を受けに来られています。

疫学調査の紹介もありました。

日本の疫学調査で1968年のうつ病の有病率は0.09%でしたが、2014年では1.2%と増加しています。

また、オランダにおける疫学調査では、以下のような結果が出ています。

○うつ病を発症する割合

1日のうち     1年のうち     生涯のうち

女性  3.4%        7.5%      20.1%

男性  1.9%        4.1%      10.9%

 

まず、「うつ」とは何かという説明がありました。

 

1.うつとは?

うつとは、表出(表情)、行動や生活に変化が現れるぐらいまで、気分が落ち込むことです。あなたより先に、あなたの友人、家族が、その変化に気づくこと多いです。

よく知られていませんが、気分の変化にはうつのみではなく、躁も含まれています。

いわゆる双極性うつ病だけでなく、単なるうつ病にも、「躁」の状態があることになります。

そして、ともに変化のスピードが遅く、持続の長い情動変化が、うつとなります。

ただ、うつの時には、悲哀、寂しさといった変化のスピードが速く、持続の短い感情変化を伴うのが、普通とありました。

次に、気分の落ち込みによる表情の変化、行動の変化、話し方の変化や、生活の変化の程度の紹介がありました。

 

気分の落ち込みによる表情の変化の程度

程度の軽いものから順に

1.浮かない

2.何かひかかったようで、生き生きしない

3.無表情

4.苦悶様

などと表現される変化になります。

 

気分の落ち込みによる行動の変化

程度の軽い順に

1.腰の上りが悪い

2.億劫そう

3.遅い

4.動かない

などと表現される変化になります。

 

気分の落ち込みによる話し方の変化

程度の軽い順に

1.悲観的なことを口にする

2.口数が少ない

3.黙り込むか、焦燥に駆られたような話し方

などと表現される変化になります。

 

気分の落ち込みによる生活の変化

程度の軽い順に

1.仕事や勉強の能率が落ちる

2.集中しない

3.手がつかない

4.仕事や学校を休んでしまう

5.趣味や好きなことへの興味・関心が薄れる

などと表現される変化になります。

このように行動や生活に変化が現れることが多いのがうつ病の特徴になります。

先生は、ここで注意すべきことを挙げておられます。

それは、うつ病というと、気分や感情の変化という思い込みが、一般の方にあるために起こります。

実際には、上で挙げた内容を自覚することは難しく、周囲の方が気付くことが多くあります。

そして、体調の変化が先に現れることが多く、そのことは自覚しやすいのですが、うつと結びつけることがない傾向にあります。

体調の変化とは、漠然とした不調感、疲れやすさ、身体各部の痛み、食欲低下、体重減少、不眠などです。

うつに伴って頻繁に生じますので、このことをよく理解して頂きたいとありました。

特に軽症のうつ病は、心よりからだの症状が強く出るとありました。

例えば、不眠、易疲労、頭痛、腹痛、肩こり、食欲不振、腰部の不快感、便秘などです。

このような症状が生じたときに、早めに治療をすると治りやすいとありました。

部位別症状の訴える割合についても紹介がありました。

部位別症状の訴える割合

頭:49.7%

腹:35.3%

腰:32.3%

手足:39.9%

この時に確かめるべきことに、本人の感覚と他覚的症状との差があります。

検査で考えられ症状の強さと、本人が訴える症状の強さとの差になります。

例えば、歩けないほど腰が痛く、痺れも強いと訴えがあった場合に検査では異常が認められないなどです。

うつ病では、この乖離はよくあることです。

この乖離がれば、身体表現性障害とされうつ病のカテゴリーに含まれます。

 

2.なぜうつになるのか?

うつ病の原因は、未だによく分かっていません。

現在のところ、想定されているうつ病の原因や誘因には、以下のようなものがあります。

うつ病の原因と誘因

1.社会・環境的ストレス

2.個人の身体症状

3.脳内モノアミン神経伝達の障害

4.脳内ストレスネットワークの脆弱化

 

心理的な問題と身体的な問題が続くことにより、適応不全が起こります。

それにより、脳から日常生活で活動するために必要なホルモンであるモノアミン系の物質が、放出されなくなってきます。

また、からだの自律神経をコントロールするネットワークのバランスが崩れてきます。

これらのことにより、感情・行動の変化、睡眠障害、自律神経障害が生じてきます。

そして、また、脳の活動が不活発になるという、負のスパイラルを形成した状態がうつ病といえます。

うつ病患者さんでは、脳の前頭葉の血流障害あることが分かっています。

うつ病にかかわる、脳内のホルモンには以下のようなものがあります。

1.セロトニン系

2.ノルアドレナリン系

3.ドーパミン系

これ3つのホルモン系が協調して活動することにより、日常生活を楽しく過ごすことができます。

どれか1つでも欠けるとうつ症状が出現してきます。

そこで、現在では、うつ病は心の病というより、脳の機能障害と判断されています。

すなわち、誰でもなる可能性があり、そして、治る可能性もあるということです。

鍼灸治療で、うつ病が改善するのは、鍼刺激により、脳の血流改善が期待できるからといえます。

下に全日本鍼灸学会のホームページ記載されている資料のアドレスを添付しておきますので、参考にしてください。

http://www.jsam.jp/pdflib/kiso_p19.pdf

 

3.うつ病への対象法

うつ病への対処の原則を紹介して頂きました。

うつ病への対処の原則

一に休養、二に薬

ただ、この考えは、主体的努力をする余裕のない急性期に必要性があり、妥当とありました。

それは、自分の主観的な努力で病気を克服できたという意識は、主観的な障害からの回復を促す力だからです。

この主観的な努力による回復を目指すことがう、つ病の再燃を防ぐひとつになります。

すなわち、回復期・安定期においては、「一養生、二に薬」という考え方が大切になるとありました。

養生とは。

1.自分の行動特徴をわきまえ、上手な自分の操り方を学ぶ

2.特に回復期においては「低め安定」の生き方を身に付ける

うつ病の原因に持続されたストレスがあります。

すなわち、頑張りすぎです。

うつ病から解放されるには、「頑張らない」ことが大切になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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