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眼科疾患の鍼灸ご紹介します。

2017年7月18日2:00 PM カテゴリー:眼科疾患

眼科領域に鍼灸治療を

 

皆さん、こんにちは。 大阪 心斎橋にある鍼灸院天空の冨田秀洋です。

平成29年7月1日から、新たに天空の鍼灸師として勤務を始めました。

私は約20年前に天空院長の夘野に師事して以来、不妊鍼灸と眼科疾患の鍼灸を研究しています。

そこで、天空でも新たに眼科疾患や不妊でお悩みの方に、広く鍼灸の効果を知って頂ければと思い、ブログを掲載していくことにしました。

今回は、まず眼科疾患の鍼灸について、ご紹介致します。

 

眼科領域での鍼灸治療

 

眼科疾患は非常に範囲が広く、専門医である眼科医におきましても、最近はかなり細分化されているほどです。

鍼灸の場合には、基本的に患者さんの体調を回復することと、眼球や視神経、視覚に関連する脳への刺激を行うため、細分化して治療を区別しませんが、治療内容は患者さんにより異なります。

そのため使用する鍼の本数や鍼を刺す場所、深さなどは、患者さんの状態により異なります。

また、鍼灸治療は、全体のバランスを取ることを目的にしていますので、あなたが持っている症状や、眼科疾患以外の症状により鍼灸治療の内容が変わってきます。

 

私は、眼科鍼灸の大家である、愛知県にある千秋鍼灸院の春日井真理先生と提携させて頂きながら、大阪方面の患者さんを多く診てきました。

その中で、主には3種類の治療方針の組み合わせで、鍼灸治療を行っています。

 

1.目の周囲に行う鍼灸

 

目の周りに鍼を刺すことにより、眼球や眼底部、網膜、視神経周辺の血流を増加させ、目の働きに作用する細胞に、必要な栄養や酸素などが供給されるようになります。

こうした働きにより、傷付いた網膜や萎縮を始めた視神経を回復させる目的があります。

また、血流を増加させることで炎症物質が早く取り除かれ、炎症も早く引きます。

目の周囲に行う際は、太さ0.16mmの美容に使う鍼を、1~5mm程度しか刺しません。

そのため、出血がしやすい部位ですが、殆ど出血もしません。

 

2.後頭部~後頚部に行う鍼灸

 

視神経は、後頭部を上行して脳の視覚野に入るため、眼科疾患がある方は、後頭部痛を訴えることが多いようです。

また、眼科疾患の患者さんの中で、お仕事でPC作業を長時間する方は、目が見えにくい中、作業をするため顔が前に出てしまい、後頚部に負担が掛かり、非常に強い首のコリを訴えるケースが多くあります。

こうしたケースでは、後頭部や後頚部の鍼灸治療をすることにより、頭痛や頸部痛、肩こりなどの自覚症状が取り除かれ、非常に身体が、楽になりストレスが軽減します。

眼科疾患の場合は、ストレスを強く感じている方が多いため、このようなさまざまな自覚症状を取り除くことも重要な治療目的になります。

 

3.全身の調整を行う鍼灸

 

これは。鍼灸治療の中で、本治方と呼ばれる治療法です。東洋医学の真髄とも言うべき治療理念で、あなたを本来の元気な姿に戻すための治療法になります。

肩こりや後頚部痛、頭痛、眼痛などの自覚症状とは異なり、鍼灸師が数々の診察法を駆使して、あなたの本当に悪いところを探しだします。

そして、体調不良の本体を治療することにより、あなたが訴える疾患や症状の根本的な治癒を図ります。

多くの場合には、手足の末端近くにあるツボを使います。

「こんなところが目に関係あるんですか?」と聞かれることもありますが、経験を積んだ鍼灸師には、この全身のバランスを取るべきツボが分かります。

 

実際の眼科疾患の鍼灸治療

 

実際の鍼灸治療では、慢性期に入った眼科疾患の方は、進行予防や消極的な症状改善のため週1回ペースで治療を開始します。

急性期で概ね発症から数か月以内の方や、回復期の方は、週2回を基本として治療を開始します。

治療頻度は3ヶ月ごとに再検討し、十分に目的を果たすことが出来る頻度を維持しながら、徐々に通院回数を減らします。

 

症例1  40代女性 兵庫県在住 近視性黄斑変性症

 

ーこれまでの経過ー

・約5年前に視野の歪みに気付いて眼科を受診

・眼科にて黄斑部の浮腫を指摘され、近視性黄斑変性症と診断

・眼科でケナコルト(ステロイド)注射を受けたが症状改善しなかった

・インターネットで眼科鍼灸を知り来院

 

来院時は網膜で最も視覚が敏感なところである黄斑部に浮腫が残り、まだ視力も視野も回復していない状態でした。

浮腫が黄斑部にあるため、視野の中心部に色の付いた歪みがあり、見え辛かったそうです。

仕事はPC作業が多く、目が疲れやすいのに、今回の黄斑浮腫により仕事が更にし辛くなり、日々のストレスも非常に高い状態でした。

ストレスによる胃の不調があり、口角炎が常に出ている状態でした。

 

鍼灸治療では、まず、仰向けで目の周囲に鍼を刺しました。長さ15mm、太さ0.16mmの鍼を、反応のあるツボ左右で8ヶ所に、1~5mm程度の深さまで刺しました。

更に、胃腸の不調を改善するために、足の内側の公孫穴というツボに長さ30mm太さ0.18mmの鍼を1cm程度、刺入して、そのまま、約10分間、寝て頂きました。

脈の状態やお腹の固さなどを見て、治療効果を確認した後、鍼を抜き、次に、うつ伏せで鍼をしました。

うつ伏せでは、後頚部にある風池というツボを左右1ヶ所ずつ使いました。

更に、背中にあるストレスに効果のある厥陰兪と、胃のツボである胃兪にも、鍼を刺しました。

背部は太さ0.2mm長さ50mmのものを使用して、深さ約2~3cmまで刺入し、しっかりと響かせました。

 

同様の治療を最初の3ヶ月は、週2回のペースで行い、その後、週1回としました。

鍼灸治療を開始して4か月後には、視野と視力が大幅に改善され、自覚症状としては、ほぼ健常時と変わらないようになりました。

 

東洋医学的な視点から

 

今回の女性は、非常に神経が細やかで、仕事のストレスなどを溜めこむタイプでした。

東洋医学で言う「脾虚」と呼ばれる状態です。

脾虚の方は、同じことをクヨクヨと思い悩む傾向があります。

ストレスを発散するのが苦手で、仕事の愚痴なども人に言うのを躊躇しやすい傾向にあります。

その結果、非常にエネルギーとしての「気」や、血液循環としての「血」の巡りが悪くなってしまいます。

 

東洋医学では「脾」は消化器として働き、身体の栄養素としての「血」を作り出すとしています。

今回の患者さんは、ストレスにより更に、「脾」が弱り消化不良を起こし、口角炎が出ていたようでした。

また、この「脾虚」が進み、消化吸収が落ち、「血」を作ることができなくなっていったようです。

東洋医学では、目は「血」を受け、その能力を果たすとしていますので、「血」の不足により視野狭窄になっていたようです。

このように、「血」が足りないことも、目の病気では、よく見られる原因の一つです。

 

「脾」は、血だけではなく「気(エネルギー)」も、作りだすとしています。

そして、この「気」は、血液が上手く流れるように、血管を保護、血液を流す力としても、働くとしています。

今回のケースでは、「脾虚」により「気」を作れなくなり、「気」の力で血管を保護できず、一旦、眼底で出血しますと、なかなか血が止まりませんでした。

そこで、本治法では「脾」を補い、食べたものを消化吸収し、身体に必要な「血」や「気」を十分に作り出せるようにしました。

 

「気血」が十分に作られることにより、全身に栄養が送り込まれ、特に、脳に栄養が行くことにより、思い悩むことが少なくなり、ストレスに対応できるからだづくりができました。

 

このようして本質的な弱さと、局所に起こった問題を同時に解決することで、時間は掛かりましたが、充分な効果を出すことが出来ました。

 

補足

 

更に、今回のケースでは、強度の近視に対して、レーシック手術を受けられたことにより視力が向上し、目を酷使できる状況を作り出したことも、悪い結果に繋がってしまいました。

強度の近視は、眼球の奥行きが長くなっており、網膜が引っ張られ物理的なストレスが、掛かります。

そこに、精神的ストレスによる血流の悪化や、レーシックで見えるようになり、視えることで目をよく使うようになるなどが重なり、その結果、眼底周辺はの極度なストレス状態を引き起こしていたようです。

 

悪い条件が重なりますと、目の環境改善のために新生血管ができ、足りない血液を補おうとしたのですが、急造で出来た血管ですので、非常に脆く直ぐに出血してしまったようです。

最近は、黄斑浮腫や新生血管、出血などを伴う黄斑変性症では、血管新生阻害薬であるアバスチンやルセンティスが使用されます。

これらの血管新生阻害薬は、最初は抗がん剤として用いられていました。

がんは、血管の新生が非常に盛んな細胞ですが、この血管新生阻害薬を使用しますと、血管の新生が阻害され、がん細胞は、栄養不良で成長できなくなります。

この性質を利用して、眼科領域で使われているのが、アバスチンやルセンティスです。

これらの血管新生阻害薬は、非常に高い臨床効果を示しますが、その一方で、目の状態が変わらなければ、繰り返し眼内注射しなければなりません。

そのため状態が悪ければ、数ヶ月に一度、この眼内注射を受ける必要があります。

眼内注射は一定の割合で、傷口からの感染症や注射針による出血の可能性があります。

当然、受ける回数が増えるほど感染や出血の確率が上がりますので、できるだけ回数を減らすことは、リスク管理上は重要です。

 

ただ、現状では、西洋医学にそれ以外の効果的な治療がないため、どうしてもアバスチンなどの眼内注射に頼らざるを得ません。

そうした患者さんに、鍼灸治療を併用することにより、様々なリスクを回避しつつ、目の治療が出来ることになります。

 

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