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不眠に悩む現代の日本人:睡眠はあなたの脳を守る

2017年8月13日10:51 AM カテゴリー:不眠症

2種類の睡眠

眠る質は、よく知られていますように、「浅い睡眠」と「深い睡眠」があります。

 

これは、大脳が著しく発達し、体温の恒常性を持つ高等動物では、睡眠が浅い睡眠のレム睡眠と、深い睡眠のノンレム睡眠という状態に分化したことによります。

 

そして、それぞれ異なる役割を分担しています。それぞれは以下のようになります。

 

1.レム睡眠

閉じた瞼の下で、眼球がキョロキョロと動く、急速眼球運動をしながら睡眠している状態です。

英語のrapid eye movementの頭文字のREMからレム睡眠と呼ばれています。

 

この状態での睡眠は、からだはぐったりと休んでいますが、脳は覚醒に近い状態となっていて、夢を見ていることが多いです。

以前は、このレム睡眠はからだの眠りといわれていましたが、近年の研究では、大脳を活性化させるための睡眠とされています。

 

2.ノンレム睡眠

レム睡眠ではない眠りという意味になります。いわゆる安らかな眠りの状態です。

脳も眠った状態で、もっとも深いぐっすりとした眠りになります。

これも近年では、脳を鎮静化するための眠りとされています。

 

これらのレム睡眠とノンレム睡眠の性質は、対比的で、相互に補完しあっています。

健康な成人では、この2種類の睡眠が、約1.5時間で1単位を作り、いくつかまとまって、一夜の睡眠を構成しています。

 

寝入りばなの3時間(2単位)のうちに、大変質の良い大切な眠りである熟睡(深いノンレム睡眠)が、まとめて出現します。

その後は、浅いノンレム睡眠とレム睡眠の組み合わせになっていきます。

 

ここから、しっかりと3時間寝ていれば、そう心配がないことが伺えます。

かのナポレオンの睡眠時間が、3時間というのは有名ですが、あながち不可能なことではないようです。

 

睡眠は脳の仕事

では、この2種類の睡眠はどのようにして睡眠を調整しているのでしょうか?

 

睡眠とは脳の仕事であり、また、眠るのも脳ですので、脳は眠らせる脳と眠る脳に分けて考えることができます。

眠る脳とは、大脳の休息になります。

大脳が休息しますと、その支配下にある全身の各部分にさまざまな睡眠症状が現れます。

 

眠らせる脳は、レム睡眠、ノンレム睡眠の2種類の睡眠を、概日性と恒常性という2種類の法則で調整しています。

 

そしてこの2種類の調整機構も、また、2種類に分化しています。

神経細胞の活動による神経機構と、睡眠物質による液性機構です。

この両者の相互作用のもとに、睡眠と覚醒の状態が、動的に行われています。

 

神経機構による睡眠のコントロール

神経細胞による睡眠のコントロールは、複雑な神経回路により構成されています。

レム睡眠の中枢は脳の中脳、橋、延髄にあり、ノンレム睡眠の中枢は脳の視床下部にあります。

そして、それぞれに隣接して覚醒に関わる中枢があります。

 

この複雑な神経回路を電気的なパルス信号で、相互に密接に交信させ、常に変化しながら、睡眠を調整しています。

 

液性機構による睡眠のコントロール

 

近年の研究で、からだの中の様々な条件が、体内の物質に微妙に影響を及ぼし、その結果として、睡眠も左右されることが分かってきました。

 

これを睡眠の液性機構と呼んでいます。

すなわち、睡眠物質と呼ばれるものがあるということです。

 

睡眠欲求の高い状態で脳内あるいは体液内に出現して、睡眠を引き起こしたり、維持させる物質の総称になります。

 

現在、数十以上も発見されており、その働きはさまざまです。

例えば、ウリジンと酸化型グルタチオンは睡眠促進作用を持っています。

 

この2つの役割は、分別的で、相補的です。

 

ウリジンは、脳内で最大の抑制性の作用のある神経伝達物質を促進させます。逆に、酸化型グルタチオンは、脳内で最大の興奮性の作用のある神経伝達活動を抑制させます。

 

この2つの活動を抑制する働きにより、睡眠が促されます。

 

睡眠は脳を守る

これらの睡眠物質は、睡眠だけでなく、高次の脳機能にも関与しているようです。

 

ウリジンは、神経細胞活動の回復ないし新生や、新規情報の消去にも貢献しているのではと考えられています。

 

酸化型グルタチオンは、神経の過剰な活動によって生じる細胞毒を解毒し、細胞膜の障害や細胞死を防ぎ、過度の学習および記憶を抑制することに貢献しているようです。

 

これらのことから、睡眠とは、脳細胞の修復や解毒、過剰な活動から脳を守る役割を果たしていると推測されています。

 

特定の睡眠物質と同時に、脳から成長ホルモンも放出され、ともに睡眠を促進します。

この成長ホルモンは、からだを積極的に構築、修復する重要なホルモンです。

 

また、睡眠を促進し、分泌され時間帯は、熟眠の時間帯と同調しています。

 

すなわち、あなたは、熟睡状態を利用して、あなたの体内の保守点検や成長を、定期的に実行しているといえます。

 

あなたにストレスがかかりますと、この時に分泌されるホルモンは、逆に睡眠を抑制するとされています。

ここにストレス状態が、不眠を引き起こす要因があります。

 

睡眠と免疫作用

睡眠は免疫作用を強くする過程と密接に関係しています。

 

例えば、インフルエンザウイルスに感染しますと、ウイルスが免疫細胞に貪食され分解されます。

その分解された物質が、別の免疫を活性化する物質作りだす働きを強くします。

 

ここで作りだされた免疫細胞が、ウイルスを排除するようになります。

 

この時に同時に、発熱とノンレム睡眠(深い睡眠)を引き起こすようになります。

ウイルスや細菌に感染した後に、「眠り」という現象が生じるのは、このことによります。

 

すなわち、感染症後の眠りとは、身体を守り、免疫力を高めるという重要な役割を果たしているといえます。

 

このように、人間は、ホルモンや免疫増強物質、異物や毒物、代謝産物まで利用して、巧みに、多目的性、多様性を持つ眠りを調整しています。

 

睡眠は自然なものではなく人工的なもの

人間の睡眠とほかの哺乳類動物の睡眠は基本的には、同じです。

レム睡眠とノンレム睡眠の組み合わせ、1日周期の概日リズムや、睡眠不足をはねかえり睡眠として埋め合わせるなど、すべて共通しています。

 

しかし、人間以外の動物は、1日に何度も眠るという多相性睡眠を取ります。

人間も、生まれたての赤ちゃんは同じような睡眠パターンです。

 

人間は、成長と共に、複数の睡眠単位をつないで、1日1回長い睡眠という単相性睡眠を取るようになり、概日リズムの休息リズムと合わせるようになります。

 

これは、会社や学校などの規律性のある時間に拘束されることにより、睡眠が人為的な制約を受け、社会的や文化的に管理されることにより獲得されたものです。

 

このように人間が1日1回の長い睡眠を取りというのは、自然のままでははなく、人工的なものといえます。

 

ただ、睡眠という行動は、本来は多様性があります。

人工的な睡眠を獲得できるということは、それぞれの様々な生活に対応する、多種多様な睡眠のとり方を、実行できる素質や能力を持っているといえます。

 

睡眠と年齢や性別

睡眠の質と量は、年齢に大きく依存しています。

年代別に見ますと。

 

★赤ちゃん―睡眠は未分化、そう睡眠時間が多い、昼夜小刻みに渡り睡眠を繰り返す

 

★幼児期―睡眠と概日リズムが同期し始める、昼寝が少なくなる、ノンレム睡眠とレム睡眠が続く睡眠単位が確立する

 

★学童期~成人―社会的文化的に管理される睡眠、そう睡眠時間が減少、但し、個人差が大きい、一般的には深いノンレム睡眠が多い

 

★中高年―加齢と共に睡眠の質が劣化、睡眠時刻のズレ、ノンレム睡眠の減少、夜中に目が覚める、昼寝や居眠りをするようになる

 

男女によっても睡眠は異なります。

 

女性

★思春期~更年期

思春期から更年期までの女性には、生理周期や妊娠などによるホルモン分泌の変化があります。

中でも、卵胞ホルモンは睡眠を抑制し、黄体ホルモンは睡眠を促進する効果があるとされています。

このようなことから、女性の場合、睡眠の質と量が、生理などの状態に左右されることがあります。

 

★更年期以降

更年期以降の年代においては、女性の不眠が男性のそれより多い傾向にあるとされています。

 

男性

★新生児

新生児の突然死の原因の一つに、睡眠中の呼吸障害があるとされ、男児に多い傾向にあります。

 

★中高年

男性の方が睡眠時の呼吸機能が弱いとされており、中高年になりますと、睡眠の質が悪化する傾向にあります。

また、不眠の原因の一つである睡眠時無呼吸症候群は、圧倒的に中高年の男性に多いです。

 

 

睡眠時間の多様性

睡眠時間にも多様性があり、個人差があることはあなたも良くご存知のことです。

睡眠時間6時間未満の短睡眠者、9時間以上の長眠者は、遺伝的素因によるされています。

ただ、固定されたものではなく、同一人物でも変動することがあります。

 

この睡眠時間の決定的な差は、睡眠の質の違いです。

短睡眠者は、睡眠効率がよく、深いノンレム睡眠の割合が多く、長眠者は、浅いレム睡眠、中途覚醒の割合が多いことによります。

 

また、寝る時刻や起きる時間に関しましては、早寝早起きの朝型(ヒバリ型)と宵っ張りの朝寝坊の夜型(フクロウ型)という個人差があります。

 

多様な気象条件も、睡眠パターンに影響を及ぼします。

四季のはっきりしている日本は、季節が睡眠ないし意識の中に、大きくかかわっています。

 

具体的には、睡眠時間は7~8月にかけて統計学的に意味のある差で短く、11~12月は逆に長くなっています。

 

これは、太陽光の強さや日照時間の差によるものとされています。

 

現代人は、日中ずっと勤勉に起きて、眠りを夜間に連続して取るのが当たり前と思っていますが、この睡眠パターンは、一部の文明社会における特殊なものといえます。

 

例えば、今でこそ、日本においても昼寝の重要性が話題になってきますが、まだまだ、昼寝は良くないという考えが残っています。

 

しかし、イタリアや中国では、休息の必要性として、昼寝を実行しています。

実際、私が中国に留学していた時も、昼休みが3時間あり、昼寝をするように勧められました。

このように、睡眠というのは、生理的欲求より文化的拘束が優先されます。

 

★まとめ

 

睡眠は睡眠時間の長さよりも、睡眠の質が大切になります。

眠り始めの、深いノンレム睡眠を3時間程度、取ることにより脳神経や昼間に傷ついたからだの神経の修復ができます。

この質の高い睡眠をいかにとるかが、睡眠において最も大切なことになります。

 

レム睡眠の時間が多い睡眠では、朝、起きたときに、「疲れが取れない」、「寝た気がしない」という感覚が生じ、寝ていても不眠症のような感じになります。

 

睡眠時間より朝、起きたときの「寝た感」や「すっきり感」が得ることが、充実した毎日を過ごせるポイントになります。

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