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【多嚢胞性卵巣症候群 人工授精と鍼灸の併用の症例 30代女性】

2017年11月9日11:49 PM カテゴリー:不妊症,症例

不妊鍼灸は、単独でも高い治療効果を発揮しますが、病院で受ける不妊治療との併用においても、高い臨床効果を発揮します。

今回の患者さんは、初めてのステップアップで人工授精を受ける前に来院された患者さんでした。

人工授精は妊娠率が低いと言われますが、条件が揃えば決してそんなことはありません。

 

「お腹の張りには気付いていませんでした…。」

 

来院された経緯

・5~6年前に婦人科でPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)を指摘された。
・今年から妊活を始め、4カ月間タイミング法を続けたが妊娠には至らなかった。
・排卵時の段階では内膜の肥厚がやや薄い。
・生理痛、肩こり、腰痛を感じている。
・AIHを予定しているため、少しでも妊娠率を上げるために来院。

病院での治療

・hmgの注射を受け、来院時(月経15日目)に卵胞1個の成長を確認。
・月経18~19日目にAIH(人工授精)を予定。
・当帰芍薬散を4月から服用。

初診時のご様子

自覚症状としては、肩こりや腰痛を訴えていらっしゃいました。結婚前までは、細かい作業の長時間の立ち仕事だったのですが、結婚後はパート勤務となり、体調はかなり良くなったということでした。

精神的ストレスも、結婚後に時短勤務となり、かなり軽減されたそうです。ただお身体を診た限りでは、まだ完全に体調が良いとは言えない状態でした。

下半身全体に浮腫(むく)みがあり、特に膝から下はかなり浮腫みがありました。

またおなかの張りが強く、心窩部(1)と下腹部(6)に強い張りを感じました。


下腹部の張りや冷えは、婦人科系の不調を表すこともあるため、改善が必要な症状です。

鍼灸治療の目標

今回は、AIH(人工授精)まで時間的な余裕が無かったため、目標を幾つかに絞りました。

1.子宮、卵管の運動性を高めて、精子や受精卵の輸送を助ける。
2.子宮内膜の血流を増加させ、着床率を高める。
3.免疫バランスを整えて、免疫寛容を起こして妊娠率を上げる。

施術期間が短い場合には、卵の質を改善することはできません。それでも1~3の問題が解決できれば、かなりの妊娠効果が望めます。

精子は1時間に約3mmの距離を進むことができます。ところが子宮や卵管の力を借りれば、その約10倍の速さで移動することも可能です。

子宮の収縮や卵管の繊毛運動が機能的に働けば、精子や受精卵は非常に素早く移動することができるのです。

そのためには、自律神経が正常に働いている必要があります。自律神経の働きは、2や3にも関係していますので、自律神経のバランスを整える効果のある鍼灸は、非常に効果的に妊活に働きます。

実際の鍼灸治療

【初回の鍼灸治療】

初めての鍼灸治療で緊張しているご様子でしたので、様子を見ながら軽い施術から開始しました。

まずは仰向けで血液循環を良くする施術と、おなかの張りを取り除く施術をしました。
下腹部に2本、足首の内側に1本のみ鍼を刺しました。
全て太さ0.18mm、長30mmの使い捨てステンレス鍼です。

次に、うつ伏せで、首肩と背部に5か所鍼を刺しました。仰向けと同じ、使い捨てステンレス鍼です。

施術後に、自覚症状の確認をして頂きました。まずは仰向けでの張りと、大きさを確認して頂きました。
施術前は、お腹全体が膨隆していましたが、施術後はスッキリと一回り小さくなっていました。

女性の中には、「最近お腹が大きくなったみたい。太ったのかしら?」と勘違いする方もいるくらい、お腹の張りは大きさまで変わります。

次回の鍼灸治療はAIH後の来院予定です。

【2回目の鍼灸治療】

2回目の鍼灸治療は、うつ伏せから始めした。今回は既にAIHが終わっているため、子宮の血流を高め、子宮筋の活動性を上げるために、子宮と関係が深い腰部のツボを中心に施術を加えました。

また不快症状を軽減してストレスを軽くするために、首肩に軽めの施術も加えました。

続いて仰向けの施術をしました。腹部には、刺さずに軽い接触刺激を与える、接触鍼を施しました。

足首の周囲には、血流を促して浮腫を取り除く施術をしました。

3回目の施術は妊娠判定後に来院予定です。

【3回目の鍼灸治療】

前日が、病院での妊娠判定でした。判定の結果は偽陽性。少し判定のタイミングが早かったため、血液検査のデータがはっきりしなかったそうです。

ただ脈診上は、体調の良さを感じさせる脈状(脈の状態)でした。

妊娠しているものと仮定して、軽めの施術にしました。

まずは、うつ伏せで前回同様の不快症状を取り除くため、首肩の施術をしました。子宮に関連する腰部には、しっかりと刺しました。

仰向けでは、お腹に刺さない鍼をしてから、足首に5mm程度の深さに鍼を1本だけ刺しました。

【4回目の鍼灸治療】

 

「妊娠できました。先生、本当にありがとうございました。」

 

2回目の判定で、胎嚢確認を無事終えたとのことでした。妊娠6Wと診断されました。週末の診察で、心拍確認をする予定です。

遠方から来院して頂いていたため、胎嚢確認を終えたため、一旦鍼灸治療は終了となりました。

短期間でしたが、患者さんとしっかり病院の予定を確認しながら、話し合いをして妊活鍼灸を行いました。

【考察】

AIHまで時間がありませんでしたが、患者さんとしっかり話し合いながら、鍼灸治療を進めた結果、初めてのAIHで妊娠することができました。

これは、患者さん自身が、自分のからだのことをしっかり把握し、AIH以外にもタイミングを取って頂けたことも、早期の妊娠に繋がったと思います。

AIHの場合には、AIH以外にもタイミングを取ると成功率が高まります。タイミングが可能な方は、是非AIHの前にタイミングを取って下さい。

また体外受精では、胚移植当日の鍼灸治療で妊娠率が高まることが分かっています。こうした効果から考えれば、AIHやタイミング法と鍼灸の併用も効果的に働いたことが予想されます。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16600232
胚盤胞移植当日の鍼灸で妊娠率が高まるという論文

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