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【片頭痛】大阪府、10代、女性、鍼灸治療のケース

2013年5月24日10:58 AM カテゴリー:片頭痛,症例

大阪府の患者様:よく片頭痛になり、時々学校を休んでしまう!

今回のケースは片頭痛となった10代の女性のケース。
まずは片頭痛になるまでの状況をカウンセリングしました。

希望していた私立中学に入学し、楽しく通学していたが、5月連休後に頭が痛くなった。
初めは、直ぐに治り気にしていなかった。
その後、夜寝ているときに頭が痛くなり、目が覚め、吐いた。
心配になり、母親と病院に行き検査を受けたら、片頭痛と言われ、薬を出しってもらった。
薬を飲むと楽にはなるが、週末になり学校が休みの前の晩、寝ていると毎週のように頭痛で目が覚め、時々、吐いたりした。
父親が心配したので、県立病院でMRIやCTの検査を受けたが、脳には問題がなく、片頭痛なので、今、出ている薬を飲み続けるように言われた。
その後、薬を飲んでも、頭痛が出たり出なかったりの状態が続いている。
3年以上、このような感じで過ごしている。
特に、季節の変わり目や、家でおいしいものを食べた後などになりやすく、楽しみが減った感じがする。
頭痛が出た時は、常に吐き気があり、部屋を暗くし、ベットでうずくまっていると少し楽なる。
生理の前と週末が重なると、特に痛みが激しくなり、吐くこともよくある。

来院当日も夜明けから片頭痛になっていたようで、明らかに生活に支障をきたしておりました。
その為、初回の治療では首筋、肩のあたりを集毛鍼という刷毛のような鍼で、ごく軽く擦りました。

その後、仰向けに寝てもらい、手や足のツボを左右、合計6か所選択し、直径0.16ミリ、長さ15ミリの鍼を刺し、「気」の流れを調整し、30分ほどそのまま、寝てもらいました。

途中、「気」の調整をしました。
鍼をすべて抜いた後に、お腹の緊張を取り除くため、同じ種類の鍼で、お腹を数か所、ごく浅く、軽く刺しました。


継続治療による効果について

初回の治療後は吐き気は治まり、頭痛も解消されていました。
3年以上に渡る片頭痛で、ひどい場合は、毎週のように起きていますので、週に1回のペースで通院してもらうことにしました。

・2回目~8回目の治療
 初回の治療に、消化機能を高める治療を加えました。
 選択したツボの場所は、その時により異なりますが、同じ種類の鍼を用いています。

・治療後
 肩こり感は改善されてきました。
 片頭痛が起きた際に、吐き気が生じることも少なくなってきました。
 片頭痛が起きる回数も少なり、痛みも軽くなってきました。

・9回目~17回目の治療
 通院のペースを月に2回にしました。
 肩こり感が改善されてきましたので、肩、首への鍼治療は中止しました。
 消化機能を高めること、片頭痛解消の鍼治療を中心にしました。
 胃腸症状も改善され、便秘や下痢をしなくなったとのことでした。
 ここ1か月ほど、片頭痛が起きず、元気に過ごしているようでしたので終了としました。

施術者からの視点

この患者さまの場合、片頭痛がなかなか改善されなかったのは、胃腸状態が悪かったことが、原因の一つとしてあります。
週末になり、晩御飯がおいしく食べすぎたり、ケーキを食べたりすると、片頭痛になることが多いことからも窺えます。
 
消化機能を司る神経と片頭痛を引き起こすとされる神経は交わっているところがあります。これにより、お互いに影響を及ぼすからです。

中学受験の時に、夜、遅く食事をしていたことが、胃腸状態を悪くしたと考えられます。
便秘や下痢を繰り返したのは、消化機能低下に加え、受験というストレスや睡眠不足が重なり、生じたと考えられます。

また、肩こり感が強くあったことも、片頭痛の治療に障害となっていました。

肩こりは、血流の不足から筋肉が緊張して起こります。片頭痛は血流が急激に増えて起こります。まったく、逆の状態です。
凝り感を取り除けば、肩のあたりの血流が良くなり、当然、脳への血流もよくなります。凝りを除くことで、片頭痛がひどくなる可能性があります。

集毛鍼という刷毛のような鍼で擦る治療をしたのはこのことによります。筋肉そのものより、感覚にアプローチをし、「凝り感」という感覚が消えるようにしました。
この方法では、凝りがすっきりと取れるわけではありませんが、凝り感が消え、片頭痛が改善されれば、時間はかかりますが、肩こりも楽になります。

この患者さまの場合、胃腸症状の改善とともに、片頭痛も軽くなって来ました。
中学受験のストレスから解放されたものの、消化機能の低下は残っていました。

食べたものを消化するために、より多くの血液が胃腸に行き、脳への血流が少なくなります。消化が終わるころ睡眠につき、脳への血流が一気に増えたことが、朝方の片頭痛発作につながったといえます。

今回のようなケースでは、胃腸状態が改善されませんと片頭痛も治りません。消化機能の低下が、片頭痛をもたらしたともいえるからです。
この患者さまの場合、中学受験から解放されたといえども、いわゆる進学校でしたので、宿題も多く、睡眠不足は続いていました。

睡眠不足はストレスの元で、自律神経の働きを乱します。そのため、消化機能を高めるにも時間がかかりました。
胃腸状態の改善とともに片頭痛も解消されましたので、今後、発作が起きることもないと考えられます。



東洋医学からの視点

消化機能の低下は、「湿」という物質を作り出します。「湿」とは、粘っこい痰のようなものを想像して頂ければと思います。痰と重なり、「湿痰」という物質になったりもします。
湿は、滞留する性質があり、「気」や「血」の流れを悪くさせます。

受験勉強は、「肝」の働きを強くさせます。「肝」は伸び伸びとした状態を好みますので、集中して働きますと、「熱」を生み出します。これを、「肝のうつ熱」と呼んでいます。

肝のうつ熱と湿は引き合う力強く、一緒になります。これを「湿熱」と呼んでいます。
熱は動くエネルギーですので、滞留している湿も動くようになります。

「湿熱」は、上へ、上へと動いていきます。そして、脳に行きつきます。脳から上へはいけませんので、そこに滞留します。
それが、だんだんと増えますと、エネルギー量が増え、「湿熱」が「火」に変化します。「火」は爆発するようなエネルギーを持っていますので、片頭痛を引き起こします。

肩こり感は、「湿」の滞留により、「気」や「血」の流れが悪くなったことによります。
また「肝」の興奮も、筋肉の緊張を引き起こしますので、この影響もありました。
特に「肝」の興奮は、消化機能の低下に影響しています。これを、「肝木が脾土を抑圧する」などといいます。

この患者さまの場合、受験勉強のストレス、夜遅い食事、睡眠不足などから、消化機能の低下を引き起したと考えられます。
この事例では、まず、「火」の爆発をなくし、いまある湿痰も消しながら、新たな湿が生じないようにする必要があります。

進学校で宿題などが多く、睡眠不足状態でしたので、全身の機能はどうしても衰えがちです。そのため、消化機能を改善し、「湿」や「肝のうつ熱」を生じないようにするのに、時間がかかりました。

同じ片頭痛といいましても、前回ご紹介した片頭痛とは、東洋医学からこのように見方が違ってきます。

当然、治療法も異なります、また、治るまでにかかる時間も異なってきます。
今回のケースは、元に「湿」があり、それが「熱」を持ち、上昇して溜まり、「火」となり、片頭痛という症状が生じています。

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