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【慢性膵炎・不妊治療】大阪府、30代、女性、鍼灸治療のケース

2013年5月27日5:33 PM カテゴリー:慢性膵炎,症例

大阪府の患者様:慢性膵炎の治療を受け、更に妊娠に至ったケース

今回のケースは慢性膵炎となった30代の女性のケース。
身体のだるさが続き、仕事の際などはそのストレスから複数の症状もひどくなったというケースです。
まずは慢性膵炎に至った過程をカウンセリングしました。


20代からほぼ毎日、お酒を飲み、睡眠不足とで10年前に慢性膵炎になった
クラブを経営しており、深夜、遅くまで仕事でお酒を飲む
翌日、からだが重たいことがよくあった
お店が終わった後に、お客さんとご飯を食べに行く日もあり、食生活は乱れていた
ここ数年は、腰痛がひどくなってきた
痛いというより重だるく、耐えられない感じ
ひどい時は、ソファに座っているのも無理という感じだが、仕事なので耐えている
しびれや痛みが走るということはない
最近は肩こりもひどくなってきたた、全身の倦怠感を感じることが多くなってきた
不眠もあり、時には、朝まで寝れないこともある
膵炎の状態が悪くなると食べても消化できない感じがする
お腹や腰回りが重だるくなり、何もする気起きないこともある
仕事が忙しくなると、膵炎の状態が悪くなり、体がだるくなり、どうにかしてという気持ちになる

来院当日は明け方近くまで、お客さんと食事をしていたようで、顔色が薄暗い感じでした。
腰痛がかなり悪いようで、腰をさすりながら入って来られました。腰の痛みやしびれというより、重だるくて動かすのが大変ということでした。

お腹を触りますと、上の方に緊張感がり、少し押さえますと痛みを訴えられました吐き気はありませんでした。
手足が冷えており、特に、足の冷えが強い様子でした。

初回治療の方法と効果

初回の治療では初めに肩こりと腰痛を改善する鍼をしました。
 
直径0.20ミリ、長さ48ミリの鍼を、首の付け根から、首筋、肩の筋肉の緊張が著しいところに左右に5本ずつ刺しました。肩はツボに刺しましたが、それ以外はツボではなく、筋肉が固くなり、塊りのようなものを作っている硬結と呼ばれるところに刺しています。

腰には、直径0.24ミリ、長さ60ミリの鍼を反応しているツボを選び、左右にそれぞれ5本ずつ刺しました。約20分そのままの状態で、寝てもらいました。

その後、すべての鍼を抜き、同じ種類の鍼で、まだ少し、筋肉の塊りのようなものが残っているところを数か所、鍼を刺し、それらを緩めました。
次に、仰向けで寝てもらい、慢性膵炎の反応出ているツボ、5か所に、直径0.16ミリ、長さ15ミリの鍼と直径0.18ミリ、長さ30ミリの鍼を用いて刺し、全身の気(エネルギー)を調整し、そのまま、約30分寝てもらいました。
途中に、1度、様子をみ、余分なところや、足らないところを、平均化するようにしました。

治療後は肩こり、腰痛は、改善されていました。頭痛も解消していました。
からだの重だるさもなくなり、すっきりとした様子でした。

ただ、これは直後効果と呼ばれるもので、完全に治ったわけではありません。そのことを説明し、いい方向に向かっているので、週1回のペースで通院してもらうことにしました。


その後の施術と経過:治療期間中に念願の妊娠が発覚!

2回目~9回目の治療

初回の治療後、2,3日は快調とのことでした。肩こりや腰痛はあまり感じなくなったが、4日目ぐらいからからだのだるさが出てきたようです。
ご本人の要望もあり、肩こり、腰痛の治療もすることにしました。使用した鍼は、初回と同じですが、鍼を刺したままにしておくだけの方法に変えました。
鍼を抜いた後に、改めて、鍼を刺していません。

仰向けになっての治療での鍼も同じ種類の鍼を使用しましたが、選択したツボは、同じところもありますが、毎回、少し異なっています。治療の方法は、初回と同じです。

・治療後
 回数を重ねるごとに、肩こり感、腰痛は改善されていき、朝まで、お客さんと過ごす日が続かない限り、症状は出なくなったとのことでした。

 からだのだるさや不眠、消化機能の低下などもほとんどなくなり、手足の冷えも改善されてきました。

10回目~17回目の治療

 良い方向に向かっていましたので、治療方針は変えず、同じ治療をしました。

・治療後
 徐々に、からだの状態も安定し、仕事が忙しくなっても、ほとんど症状が出ることもなくなったようです。
 その後、全身の倦怠感も感じることが無くなり、仕事に意欲的なり、「女の子」を採用し、攻めていくとお話がありました。

18回目の治療

2か月ぶりぐらいに来院されました。
そこで、「私、仕事を止める。引越するから、最後に鍼をして」と言われました。私が「どうしたの?」と聞きますと、「私、妊娠した。結婚して家を建てるので。仕事も止め、家に入る。」と返事がありました。

鍼をしながら、話をおうかがいしますと、以下のようなお話しでした。
「以前に、不妊治療をしてたけど、効果がなく、あきらめていた。」
「今回、突然、妊娠し、びっくりした。」
「彼から、結婚しよう、家を建てるといわれて、二つ返事をした。」
「この10年以上、何をしてもダメだったのに、今回、妊娠したのは、先生の鍼で体調が良くなったからだと思う。」
「偶然かもしれないけど、冷えも治り、だるさもなくなったから、妊娠できた感じ。」とありました。

妊娠しているということで、鍼は刺激を軽めにして、全身調整をしました。用いた鍼は、直径0.16ミリ、長さ15ミリの鍼で、選択したツボは3か所です。

・治療後
 すっきり感と充実感でいっぱいという感じでした。


慢性膵炎と不妊治療の鍼灸による同時治療について:施術者の感想

今回の治療は、鍼治療の2面性、良さが出た、典型的な例だと思います。
西洋医学は、慢性膵炎は慢性膵炎、不妊は不妊と別々の治療になります。
鍼灸医学では、それらを同時に治療することができます。

ご本人からは、長い間、同居して入り彼がいることは聞いていましたが、不妊に関して聞いていませんでした。
不妊治療を目的にはしていませんでしたので、偶然ということは否定できません。ただ、10年以上妊娠しておらず、ここ4,5年は、不妊治療を全くしていないということでした。
不妊治療の際の検査では、特にどこが原因とは分からなかったそうです。

このような場合の自然妊娠の可能性は非常に低くいものです。介入したのが、鍼治療だけですので、鍼による妊娠と推定できます。
では、なぜ、このような結果になったのでしょうか?
今回の場合、慢性膵炎に10年前になり、お薬コントロールされていたようですが、年々、体調が悪くなっています。
全身の倦怠感、重だるく耐えられない腰痛、手足の冷えなど、仕事に支障が出るほどになっています。

重だるい腰痛は、骨盤への血流量の減少によります。冷えは、全身の循環の悪さを示しています。
子宮に栄養がいかず、妊娠できなかったといえます。検査で悪いとこらがなく、妊娠に至らない場合は、このようなケースがよくあります。
慢性膵炎の鍼治療により、膵炎が改善されただけでなく、全身の状態が良くなりました。特に重だるい腰痛が改善されたことは、子宮への血流量が多くなり、栄養が行き届いたといえます。そこで、妊娠するに至ったと考えられます。

慢性膵炎ですが、原因は主に、大量の飲酒と不規則な食事などです。一度なると、治りません。食物を消化する消化酵素や血糖値を調整するホルモンを出す膵臓に、炎症が繰り返し起こり生じます。

お腹の上の方の痛みや、腰、背中の痛みが主な症状です。痛みはこの患者さまのように重だるい感じです。他には、お腹の重だるさ、お腹が張った状態や、全身の倦怠感などがあります。

お薬でコントロールしながら、食生活を改善することが一番です。ただ、この患者さまの場合は、お仕事の関係上、食生活の改善はなかなか難しく、症状が、徐々に重くなってきたようです。
鍼治療では、からだの症状を取り除きながら、すい臓への負担を減らすような治療をしました。

今回の事例のように、内科的な病気で、肩こり、腰痛がある場合は、その症状も改善していくことは、大切なことです。肩こり、腰痛などが、全身の倦怠感やお腹の辛さを強めるからです。また、肩こり、腰痛が改善しますと、ほかのからだの症状も、改善されていきます。

すい臓の炎症を改善させる鍼治療により、炎症を起こす回数が減り、食べ物を消化する働きもよくなり、全身症状の改善となりました。
ただ、膵炎自体は治りませんので、今後も、食生活に気を付けていくことが大切になります。



東洋医学からの視点

東洋医学では、すい臓の働きを、食べたものを消化し、栄養のあるものにしたり、その栄養を、全身に運ぶとしています。これを「運化」と呼んでいます。
 
消化し、栄養になった状態を「精血」と呼んでいます。また、受精したときにできる、生きていくためのエネルギーを「先天の精」、生まれてから食べ物から得られるエネルギーを「後天の精」と呼んでおり、栄養である「精血」がそれに当たります。慢性膵炎は、この「運化」の働きが落ちた状態といえます。

食べたものをきちんと栄養物に変えることができず、また、それを全身に運ぶ力が落ちたので、全身の倦怠感が生じるわけです。
この場合に、腰に重だるさが生じるのは、腰が「先天の精」と深いつながりにあるからです。「先天の精」は「腎」に宿り、「腎」は腰に宿ります。これを「腰は腎の府」と呼んでいます。

すなわち、膵炎により食べ物を栄養にすることができず、「後天の精」を作ることができないので、「先天の精」を使い、それの代わりにします。「先天の精」が減少することにより、腰のパワーも弱くなり、重だるい痛みとなります。

この「先天の精」は、加齢とともに減少しますので、高齢者の方に腰が重だるくなることが、多いのはこのことによります。今回の事例では、「運化」の働きを改善し、消化、吸収作用や、栄養を作る働きを上げ、全身に栄養を送るような、鍼をしました。

この結果、腎にも当然、栄養が行きました。それで、「先天の精」を代用する必要がなくなり、「腎」自体も栄養され、腰の重だるさも改善されたわけです。

では、妊娠はといいますと、東洋医学では、子宮は腎と深いつながりがあります。

子宮を支配しているのは、「腎」と「肝」です。どちらも、「精血」と深いつながりあります。
「腎」は「先天の精」から「精血」を作り、それを「肝」に栄養源として送り込んでいます。「肝」はまた、食べ物から作られた「精血」を多く要求し、それをプールしています。

今回の患者さまの場合は、膵炎の鍼治療で、「腎」の機能が高まりました。また、同時に食べ物から多くの「精血」が作られるようななり、それが「肝」に行き渡り、「肝」の機能も高まりました。

妊娠力である、「腎」と「肝」の機能が、慢性膵炎の鍼治療で同時に高まったため、妊娠に至ったと考えられます。

このように鍼治療は、意外な「切れ」を持っています。

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