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【逆流性食道炎】大阪府、20代 女性、鍼灸治療のケース

2013年7月11日4:31 PM カテゴリー:症例,逆流性食道炎

大阪府からのご来院:逆流性食道炎による治療

今回の症例は逆流性食道炎となった女性のケースです。

施術前に一番困っていることはとお聞きすると、「胃が痞え、痛くて耐えられない」とのこと。
カウンセリングを行い、計12回の施術を行うと、問題の症状の痛みもなくなりました。


今までの経過

20代の初めに逆流性食道炎になった。原因はよく分からず、ストレスからではと言われた。
仕事が忙しく、帰宅が22時以降になることがよくあり、睡眠も十分にとれない。
夕食を24時ごろ食べ、そのまま寝るという日が、1週間の内、3,4日ある。
胸焼けがするというより、胃が痞え、痛くて我慢できない。
肩こり感だけでなく、背中が痛む。
特に油っぽいものを多く食べているわけではない。
食事がとりずらいので、からだに力がなく、ふらふらしている感じ。
胃酸がよく上に上がってくる感じで、口の中が苦くなることが多い。
今日は、特に胃の痛みがひどく、近所の内科で、診てもらったが、出された薬が異なり、全く効かず困っている。


最近、引越されたらしく、近所の内科で、いつも飲んでいるよく効く薬を出してもらえず、フラフラした状態で飛び込んでこられました。

痛みからか、顔色は真っ青でした。声にも力がなく、大丈夫かなという感じでした。

からだ全体から、疲労感がにじみ出ていました。胃のむかつきがひどく、吐き気を感じておられました。

肩、首の凝り感はひどい状態でした。背中の痛みもひどく、軽く押さえると、痛みが増しました。
また朝から何も食べていませんでした。

初回の治療とその後の施術について

初めに、首、肩の凝りと背中の痛みを取り除く鍼をしました。うつ伏せで寝てもらい、直径0.20ミリ、長さ48ミリの鍼を首から肩にかけて左右合計12本刺しました。背中には、直径0.18ミリ、長さ39ミリの鍼を痛む所2か所に鍼を寝かすようにしながら刺しました。
 
そのままの状態で20分ほど寝てもらいました。その後、鍼を抜き、まだ凝り感の残っているところに、再度、鍼を刺し、凝りがほぐれるように、ゆっくりと鍼を動かしました。次に、仰向けになってもらい、胃や食道の働きを改善するツボと元気をつけるツボを4ヶ所選択し、直径0.16ミリ、長さ15ミリの鍼を刺しました。

気(エネルギー)がからだ全体に流れるような操作をし、約30分間、そのままで、寝てもらいました。途中、1度、気の状態を確認し、足らないところに気が行きつくようにしました。

・治療後
胃の痛みは消えており、むかつきや吐き気もありませんでした。首、肩の凝り感もなくなり、背中の痛みも消えていました。

お腹が空き、食欲も出てきていました。今日の症状が改善しただけで、逆流性食道炎自体は、まだ、治っていないことを説明し、月に2回のペースで、通院してもらうことにしました。

2回目~8回目の治療

前回の治療後、数日間は肩凝りがましだったそうですが、また、元に戻ってきたそうです。 繰り返し、鍼をすることにより、徐々に改善されてくることを説明しました。治療の方法は、前回と同じです。

・治療後
肩こりや背中の痛みを感じる日が、少なくなってきました。胃の痛みを感じたり、胃酸が上がってくる感じも少なくなってきました。

9回目の治療

 前回の治療後、仕事が忙しくなり、残業の日が増え、午前1時ごろに夕食を摂る日が続き、胃の痛みがひどくなってきたそうです。ストレスからか、寝つきも悪くなり、背中の痛みや肩凝りも、最初のころのようになってきたそうです。

初回の治療に、ストレスを緩和し、抵抗力をつける鍼を加えました。使用した鍼は、直径0.16ミリ、長さ15ミリです。また、首、肩への鍼による刺激を少し、強くしました。

・治療後
首、肩の凝り感、背中の痛みは解消し、胃の痛みも消えていました。ただ、少し刺激を強くしたからか、からだ全体がボーとした感じでした。この感覚は、時間とともに自然に消えるので、安心するように伝えました。

10回目~12回目の治療

前回の後、残業することがあっても、症状はあまりひどくならなくなったようです。患者さまと相談もし、9回目と同じ治療をしていくことにしました。

・治療後
肩こり感は、多少あるものの不快を感じるほどではなくなっていました。胃の痛みを感じることは全くなくなり、胃酸が上がってくることもなくなりました。

逆流性食道炎による背中の痛みも取れました。12回目で治療を終了しました。肩こりは子供ころからなので、また、凝りがひどくなると鍼に来ることになりました。


施術者の感想

この患者さまは、京都の方ですが、大阪に引越されてきました。近所の内科で、京都の病院で出されていたよく効く薬の名前を出したが、出してもらえず困っておられたようです。夜遅くに、鍼で何とかしてくださいと、飛び込んでこられたのが、印象的です。
 
逆流性食道炎は、近年、増えてきた病気です。テレビのC.Mで鉄腕アトムが出てきて、説明したりしています。

食べたものが、食道に逆流することにより起こります。胃の中には胃酸という消化液があります。この胃酸も食べ物と一緒に逆流します。

食道は、食べ物を胃に送り込む働きがありますが、消化はしません。そのため、胃酸の酸で粘膜が、焼かれることにより起きる病気が、逆流性食道炎です。食生活の欧米化、生活習慣の変化、ストレスの増加などによるものとされています。
 
比較的、高齢者に多い病気ですが、最近では、若い方にも見られるようになってきました。典型的な症状は、胸焼け、胃酸が上がってくる感じ(呑酸)です。

ただ、人により、その表現はさまざまに異なります。若い人では、胃の痛みや痞える感じが多いようです。また、この患者さまのように、背中の痛みを訴える方も、比較的多くあります。

背中の痛みは、胃酸により食道の粘膜が焼かれたことによる、反射的な痛みです。今回の例では、残業による夜遅い食事、食後すぐに寝る、睡眠不足などのストレスにより、胃の働きが乱れ、生じたと考えられます。

子供ころからの肩こり感が、背中の痛みを強くしていた可能性があります。肩こりは、筋肉の緊張が原因の一つですが、その緊張する筋肉に僧帽筋という筋肉があります。
 
この筋肉は、背中から首にかけて広い範囲にあります。逆流性食道炎による背中の痛みが生じるところと重なります。

筋肉の緊張も痛みも、交感神経を興奮させますので、お互いに影響しあい、更に痛みが増し、凝り感も強くなります。逆流性食道炎による背中の痛みは、基本的には、食道炎を改善すれば、解消されます。

ただ、今回の例のように、肩こり感などを強く持っている場合は、背中の痛む所にもアプローチする必要性があります。お互いに影響しあっているからです。

逆流性食道炎は、一言で言いますと、交感神経の高ぶりが胃に生じ、胃酸を上へ突き上げたものです。内科的な病気ですが、その根本は、神経の働きの乱れにあります。このような、機能的な乱れによる病気には、鍼灸治療はよく効きます。

最近、話題になっている、機能性ディスペプシアという胃の病気も、同じようなものです。やはり、鍼灸治療が、その「切れ」を発揮できます。


東洋医学からの視点

逆流性食道炎は、最近の病気のような気がしますが、実は、古くからある病気です。簡単に言いますと、胸やけ、ゲップの酷いものです。誰しもが、経験する可能性のある症状です。

今回の事例では、残業、ストレスなどが引き金になっています。古代の医学書には、物事を根を詰めてしたり、ストレスに対応するのは「肝」としています。この「肝」が、良く働くことにより、集中して仕事ができます。

ただ、そのようなことが続きますと、「肝」は興奮したままになります。「肝」を中心としたツボの流れは、からだのお腹側の両側を胃を挟むようにして、上に昇って行きます。

「肝」が興奮したままになりますと、このツボの流れも興奮します。ツボの流れに「気」が大量に流れ込み、うねり、波打ちます。胃を挟み込むように流れていますので、このツボの流れが胃を締め付けます。この時に、胃の下のほうで締め付けがあり、胃酸が押し上げられるように、食道へと逆流したものが、逆流性食道炎です。

また、「肝」は、筋肉をコントロールしているとしています。「肝」が興奮しますと、筋肉に緊張が生じます。筋肉の緊張は、「気」流れを悪くしますので、凝り感、胃のつかえ、むかつきなどが起こります。

この「肝」のツボの流れは、食道も挟み込むようにして、顔から脳へと達しています。また、途中、「肺」のツボの流れとつながっています。「肺」と「肝」は、古代の医学では密接な関係にあります。お互いに影響し合っています。

逆流性食道炎を引き起こす、「肝」の興奮は、「肺」の働きも乱します。この患者さまの場合は、初診時に、声に力がないことから、「肺」の働きも乱れていることが想定できます。「肺」は、肺の一番高いところと同じ高さの背骨につながっていると考えています。

今回の事例では、「肺」の働きの乱れが、背中の痛みを引き起こしたと考えられます。鍼治療では、「肝」の興奮を抑えることを主にしながら、「気」の流れを良くしていくようにしました。

筋肉の凝り感は、「気」の流れを堰き止めますので、凝り感を取り除くように筋肉にも、直接、アプローチしました。「肺」の働きの乱れは、「肝」と凝り感を改善することで、間接的に元に戻りました。

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