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【過敏性腸症候群】大阪府在住、30代女性、鍼灸治療のケース

2013年10月10日11:04 AM カテゴリー:症例,過敏性腸症候群

過敏性腸症候群へ21回の鍼灸治療「トイレを気にする生活がなくなりました!」

便秘と下痢を繰り返し、特に緊張するとすぐ下痢になってしまう。そんな日常生活に支障が出てしまう症状が過敏性腸症候群です。

今回は30代の働き盛りの女性に対して襲った過敏性腸症候群の症例と、回復までを綴ります。

・今までの経過
仕事が忙しく、帰宅時間が遅い日が続いた
だんだんと、寝入りが悪くなり、寝つきも悪くなってきた
休みの日に朝遅くまで、寝ても寝た気がしない
プロジェクトチームのリーダーになり、チームをまとめるのに気苦労が絶えない
初めて、クライアントの前で大切なプレゼンをする時に緊張からかお腹が痛くなり下痢をした
緊張感が強くなると、下痢しがちになる
大阪市内の会社へ通勤するのに、特急を利用しているが、突然、腹痛に襲われ、途中下車した
以後、通勤で特急を利用できなくなり、普通で通勤している
歩いているときにも、常にトイレのことを気にしながら歩いている
下痢と腹痛が続き、しばらくすると便秘になるを繰り返している
病院で過敏性腸症候群と診断されお薬を飲んでいるが、あまり効かない


来院当初は睡眠不足と下痢しがちなので、あまり食べていないせいか、顔つきが暗く、元気がない様子でした。

腹痛もあるよう、手足の冷えが強くありました。
息遣いが荒く、苦しそうでした。

お腹の上の方は緊張し、下の方は緩んでいて、来院前に下痢をし、力が入らず、フラフラした感じでした。
また肩こり感と腰痛が強くありました。



過敏性腸症候群への鍼灸治療と施術後の状態について

・初回の治療

まず、肩こりと腰痛改善を目的にうつ伏せになってもらい、筋肉の緊張が強いところに、直径0.18ミリ、長さ39ミリの鍼を刺しました。

鍼治療が初めてでしたので、鍼独特の感覚を確認しながら、不快にならない程度の深さに刺し、約15分間そのままでいてもらいました。

次に、仰向けに寝てもらい、お腹の調子を改善するツボを4ヶ所選択し、直径0.20ミリ、長さ15ミリの鍼を刺し、「気(エネルギー)」の調整をし、そのまま約20分間、寝てもらいました。

治療後は手足とお腹の辺りに温もりを感じ、ポカポカとして気持ち良いとのことでした。
 
腹痛は無くなっており、肩こり感や腰痛はほとんど気にならなくなっていました。

・2回目から5回目の治療

初回とほぼ同じ方法で治療しました。

治療後には腹痛も少なくなり、下痢をしてもすぐに状態が改善するようになってきていました。
歩いているときにトイレを気にすることは少なくなってきていました。ただし特急に乗る勇気はまだないとのことでした。

・6回目の治療

仕事が忙しくなり、食生活が乱れ、ストレスも強くなり、お腹の調子がまた悪くなりだしたとありました。特に、腹痛が辛いとのことでした。
また、肩こり感を強く感じ、頭を締め付けられるような頭痛がするとのことでした。

肩や首の筋肉の緊張が強いところに、直径0.18ミリ、長さ39ミリの鍼を刺し、約15分間そのままにしました。

その後、すべての鍼を抜き、まだ、コリが残っているところに鍼を刺し、丹念にコリを取り除きました。
 
仰向けの状態で、手足のツボを4ヶ所とお腹のツボを1か所選択し、直径0.20ミリ、長さ15ミリの鍼と直径0.16ミリ、長さ30ミリの鍼を刺し、「気」の調整をし、約30分間そのままで寝てもらいました。

治療後は肩こり感と頭痛は無くなっていました。

お腹を中心にからだ全体がポカポカと温かくなり、腹痛も消え、元気が戻った感じとのことでした。

・7回目から12回目の治療

初回と同じ治療に戻しました。

治療後は肩こりや腰痛は、ほとんど感じることがなくなっていました。
手足の冷えも改善されてきました。

ただ、お腹はときどき冷え、下痢をすることがあるようでしたが、便秘はしなくなったようです。

・13回目から16回目の治療

初回と同じ治療方法です。

治療後は腹痛を感じることは無く、下痢をすることも少なり、会議やプレゼンで発表する間にお腹の調子が悪くなることも少なくなってきたようです。

ただ、電車は相変わらずで特急に乗れず、普通で通勤されています。

17回目の治療

2,3日前から急に寒くなり、からだを冷やしたせいか、朝方、腹痛の後に下痢をし、通勤が心配なったが、何とか通勤できたとありました。
初回の治療に、腰と背中に温灸をしました。

治療後はからだの芯から温もりを感じ、腹痛は感じなく、気持ちよく、元気になったとのことでした。

18回目から21回目の治療

17回目と同じ治療方法です。

治療後は肩こり、腰痛を感じることは全くなくなり、手足の冷えを感じることもなくなったようです。

下痢と便秘を繰り返すこともなく、お腹の調子も良くなってきたようです。

19回目の治療の後に、仕事の帰りに特急に乗ってみたところ、自宅の最寄り駅まで、無事、乗ることができ、自信がついたようです。

その後、朝の出勤時にも、特急で大阪市内まで乗ることができ、安心できるようになったとのことでした。

お腹の調子も安定し、通勤の問題もなくなり、プレゼンなども自信をもってできるようになり、21回目で終了としました。



施術者の感想

過度のストレスからお腹の調子を崩すことはよくあります。

発生学的には、腸と脳は同じで、腸が先に完成し、その後に脳が出来上がります。脳と腸は、深いつながりがあるわけです。

これを、「脳腸相関」と呼んでいます。
脳腸相関のシェーマ
この患者さまのように、仕事においてスッテップアップし、初めてのことが増え、考えることや、新しい情報が次々に入っていますと、脳は混乱してきます。

脳で起きている混乱が、腸に影響を及ぼし、今回のような病気を引き起こしました。

この病気は、「過敏性腸症候群」と呼ばれ、近年、増えています。新聞などで、新しい薬を開発したので、「治験」に協力してくださいというのをご覧になった方もあると思います。

腸に特に問題があるわけではなく、腸の働きが乱れて起きている病気です。

ストレスなどから脳が「パニック状態」になり、「誤信号」を乱発し、腸にも緊張が伝わり続け、過敏になってことによります。

「過敏」になっていますので、少しのことで、腸の活動が活発になり過ぎ、腹痛から下痢を引き起こします。また、下痢が続きますと、それを止めるために逆の「信号」が送られ便秘となります。

この際に、印象的なエピソードがありますと、それと同じような状況になりますと、勝手に脳と腸が活動し、同じよう症状を引き起こします。

この患者さまにおける、「通勤での特急を利用する」、「プレゼンの前」などが、それに当たります。

鍼治療におきましては、この「誤信号」の乱発を止めることや、エピソードの印象を消すことが主となります。

その際に、この患者さまのように肩凝り、腰痛などのからだの症状がある場合は、その症状を取り除くことも、大切になります。

筋肉にも交感神経などが入り込んでおり、肩凝り、腰痛などの症状が、神経を興奮させ、過敏性腸症候群の症状を悪化させることがあるからです。

逆に言いますと、肩凝り、腰痛を取り除くことが、この病気の改善を早めます。



東洋医学からの視点

脳腸相関は最近、認められてきた考えですが、東洋医学では、古くから認識されていました。

中国における春秋戦国時代に成立したとされる医学書に、すでに記載があります。

そこには、「脾」という消化活動全般を司る臓器は、「思い」という感情と相関関係にあり、思い悩み、頭を使いすぎると「脾」の働きが落ち、腹痛、下痢、便秘になるとあります。

また、「心(心臓と脳の働き)」と「小腸(消化の働き)」は、表裏関係にあるとしています。

経脈(この上にツボがある)という「気(エネルギー)」の通り道を通じて連なっているとされています。

心の病が小腸に伝わり、小腸の病が心に伝わるという、脳腸関係を示しています。

また、下痢や便秘という症状の説明に、考え過ぎやストレスから起こるということや、全身倦怠感、肩凝り、腰痛などを伴うことがあると記載されています。

このように、過敏性腸症候群は現代病とされていますが、古くから似たような病気はあったわけです。

鍼治療では、まず「脾」の働きを改善することを主とします。

これは「脾」には「運化」という働きがあり、消化活動全般とそれにより作られた栄養素を全身に運ぶ働きがあるからです。

脳や心、小腸の働きを改善することにもつながります。

また、「脾」は「思い」という感情と関係がありますので、「脾」の力を強くしますと、思い悩むということで、下痢や便秘を引き越すことがなくなります。

このように臓器と感情につながりがあり、鍼により臓器の働きを強くすると、感情に対しても適応力がつくというのが、鍼治療独特の効果となります。

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