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【線維筋痛症】大阪市在住、60代女性、鍼灸治療のケース

2013年11月4日5:49 PM カテゴリー:症例,線維筋痛症

線維筋痛症へ鍼灸治療:患者様の感想「私の体調不良になった時の駆け込み院です。」

線維筋痛症という症状をご存じですか?

全身に激しい痛みが生じる病気の一つで、筋肉のコリや緊張と脳神経の働きの乱れの両方からくるものとされています。

今回の症例「線維筋痛症」を患ってしまった患者様への鍼灸治療の経過と効果について綴ります。

・今までの経過
低体温症が治り、再就職した会社が猛烈に忙しく、夜2時ごろまで仕事をすることが多かった。

ストレスを強く感じ、寝付けない日が続いた。

胃がむかつき、お腹がパンパンに張ることが頻繁に起こる。

ふらつきやめまいをよく感じる。

1年ぐらい前から背中を中心に、全身に痛みが起きるようになった。

特に、朝方の痛みが激しく、すぐに起きることができない日もある。

同時に、へバーデン結節になり指の痛みも出てきた。

大阪市内の病院で線維筋痛症の専門医に線維筋痛症と診断されお薬を飲んでいる。

痛みでからだを自由に動かすことができないこともある。

痛みが激しい日が多く、仕事がはかどらず、日常生活にも支障をきたすので、退職する予定。
来院当日の状態はへバーデン結節はかなり良くなっている感じでした。

背中の痛みが激しく、呼吸がしづらい様子で、船酔いのようなふらつきと眩暈を訴えておられました。

また顔色が青白く、疲れた様子でした。

首の付けの筋肉に緊張感が強くあり、ふくらはぎにむくみが見られました。

線維筋痛症への鍼灸治療と施術後の状態について

初回の鍼治療

初回の治療ではまず、うつ伏せの状態で、首、肩、背中の筋肉のコリや緊張のあるところ、左右6か所に鍼を刺し、そのままの状態で約15分間、寝てもらいました。

使用した鍼は、直径0.18ミリ、長さ39ミリです。

すべての鍼を抜いた後、直径0.20ミリ、長さ15ミリの鍼で、背中全体を軽く引っ掻くような感じの鍼をしました。

次に、仰向けの状態で、からだの全身を調整したり、脳への刺激を与えることのできるツボを、手や足から4ヶ所選択しました。

使用した鍼は、直径0.20ミリと0.16ミリ、長さ15ミリです。

鍼を刺した後に、「気」(エネルギー)の調整をし、そのまま約20分間、寝てもらいました。途中、一度、「気」の確認をしました。

「気」のバランスが調い、全身、特に、脳に「気」が多く流れたことを確認し、すべての鍼を抜きました。

また、うつ伏せになってもらい、背中16か所に温灸をしました。

治療後は全身の痛みは無く、ふらつき感も無くなっていました。

楽に呼吸ができ、ふくらはぎのむくみも改善されていました。

2回目の鍼治療

初回の治療の後、症状は改善されていました。

治療後は全体にすっきりした感じのようでした。

3回目から5回目の鍼治療

会社を退職され、落ち着いたかと思っていたら、逆に用事が増え、忙しくなったようで、息苦しさを強く訴えられていました。他人に気を遣いすぎるせいか、血圧の乱高下も見られました。

背中に蜘蛛状血管腫という細かな内出血のようなものが数か所に見られました。

初回の治療に、背中の蜘蛛状血管腫に直接、鍼を刺し、少し血が出るようにしました。

治療後は息苦しさも消え、痛みも感じなくなっていました。

6回目の鍼治療

このまま呼吸が止まるのではというような息苦しさは、無くなっていました。
 
吐き気と痛みを強く、訴えておられました。初回に治療に、お腹に鍉鍼をし、緊張を取り除くことを加えました。

治療後はからだ全体が楽になっていました。

7回目から11回目の鍼治療

退職した会社が警察沙汰となり、それに巻き込まれ、疲労が強く、息苦しさと痛みが激しくなったようです。初回の治療に、興奮を抑え、気持ちの高ぶりを下げる治療を加えました。

治療後は息苦しさ、痛みや、気持ちの高ぶりは治まったようです。

12回目から17回目の鍼治療

退職した会社の問題が、まだ、片付かず、巻き込まれることが多く、その都度、体調を悪くされていました。主に、全身の痛み、息苦しさがあり、日により、むかつき、腹痛、眩暈、船酔い感などがありました。

治療は、初回の治療を中心に、その日の状態によって、工夫しました。

治療後は良くなり、その後、また、悪くなるということ繰り返していましたが、徐々に良い状態が増えてきました。日常生活に支障をきたすことも、ほぼ無くなったようです。

前の会社の問題が解決すれば、また、新たに就職をするという意欲も出てきました。

痛む場所も、左の肩甲骨に沿って出るだけになり、息苦しさも改善されてきています。

現在は、週1回のペースで、からだの健康管理のため来院されています。

施術者の感想

この患者さまは、以前に低体温症で来院され、当院の治療で治られた方です。

その後、張り切って仕事をされていましたが、激務過ぎて、ストレスから線維筋痛症が生じたようです。

夜中2時過ぎまで仕事をするなどしますと、交感神経が緊張したままになります。

交感神経は筋肉に入り込んでいますので、神経の緊張が続きますと、筋肉も緊張してきます。

筋肉の緊張が続きますと、血液の流れが悪くなり、ガス交換が上手く行われず、老廃物が溜まってきます。

この溜まった老廃物が、化学変化を起こし、痛み物質と呼ばれるものを作り出し、痛みを感じるようになります。

この患者さまの場合は、長引く強いストレスから、痛みを引き起こし、その痛みが持続したことにより、線維筋痛症に至ったようです。

ストレスと痛みが持続したことにより、脳の神経に変化が生じ、痛みに対し過敏になり、全身の痛みとなったようです。

脳の神経の変化を、神経の可塑性と呼んでいます。

この神経の可塑性が生じますと、脳の働きが乱れてきます。

船酔い感、眩暈などは、このことから起きたと考えられます。

呼吸をする時は、肺が上がったり下がったりします。この肺の動きを背中や胸の筋肉が活動することで、助けています。

この患者さまの場合は背中の痛みが中心でしたので、その働きが上手くいかず、息苦しさを引き起こしていたようです。

また、呼吸の際には、横隔膜も上下し、呼吸を助けています。

呼吸が上手くいかないと、横隔膜の働きも悪くなり、胃を圧迫することがあります。

今回の例で、胃のむかつき、お腹がパンパンに張るなどは、このことによる可能性があります。

このように線維筋痛症では、全身の激しい痛みだけではなく、さまざまな症状を引き起こします。

これは、脳の神経の可塑性により、末梢からの信号を正しく判断できなかったり、逆に脳が正しい命令を送れなかったりすることによります。

このように、末梢と中枢の両方の働きを改善しないと、線維筋痛症は良くなっていきません。

ここにこの病気を治す、難しさがあるといえます。

東洋医学からの視点

線維筋痛症は、ある面から見ますと、古代の医学書に記載されています、「経筋病」といえます。

経筋病とは、一言で言いますと、筋肉がもたらす病気です。痛みや筋肉の引き連れが主な症状になります。

この経筋には、全部で12本の流れがあり、運動器系を中心とした筋肉の流れと古代の医師たちは考えていました。

すべての経筋が、手や足の末端から頭に向かって流れているとしています。

どれか1本でも障害が生じますと、手先や足先から頭まで痛みを感じる可能性があることになります。

経筋という流れは、内臓や脳自体には関係していません。ただ、筋肉が障害を受けますと、血液の流れが悪くなり、内臓や脳自体にも影響を及ぼします。

これにより、眩暈、吐き気、胃のむかつきなどさまざまな症状が生じてきます。

このように、「痛み」という視点から線維筋痛症を見ますと、経筋病といえます。

この患者さまは、頼みごとをされると断れないタイプで、また、とことんやり切る人です。このようなタイプの方は、「肝」がよく働き、「血」(栄養素)を常に多く必要とします。

最初の内は、「血」も余裕があり頑張れますが、「血」が不足してきますと、イライラしたり、やる気が出なくなります。この状態を「肝虚」と呼んでいます。

筋肉や臓器、脳などからだ全体が、「血」を必要としています。「血」が不足しますと、からだのいたるところに障害が生じます。

筋肉で不足しますと、痛みやしびれ、肺で不足しますと、息苦しさ、脳で不足しますと、眩暈、ふらつきなどが生じます。

この患者さまの場合は、「気」だけではなく、「血」も不足していたわけです。

「血」を増やすには、お灸が有効です。お灸には、免疫作用を高め、血液状態をよくすることが分かってきています。

この患者さまの背中に、温灸をすえたのはこのことによります。
 
今回の例では、「気」と「血」の両方面にアプローチしたことがポイントといえます。

実際のお客様の声:【線維筋痛症】大阪市在住、60代女性、鍼灸治療のケース

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