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様々な症状で見る多嚢胞性卵巣症候群 

2018年3月24日1:44 PM カテゴリー:PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)

こんにちは 鍼灸院 天空の冨田です。

今回は、排卵障害の中でも特に多い多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のお話です。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、様々な理由で卵胞の成長が上手くいかない為、多様な症状・病態を示します。

今回は、その症状を中心に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に迫ってみます。

多嚢胞性卵巣症候群は様々な症状、所見を持っていますが、ここでは臨床所見(あなたが感じる症状)と検査所見(検査で見られる結果)に分けて書かせて頂きます。

【臨床所見・自覚症状】

・生理不順
・排卵異常
・無月経
・基礎体温がガタガタ
・妊娠しにくい
・生理痛
・生理に血の固まりが混じる
・男性化現象(すね毛が濃くなる、低音声化、ニキビ肌荒れ)


こうした様々な症状は、ホルモンバランスが悪く、卵胞が上手く育たないことが原因で起こります。

LH(黄体化ホルモン)の分泌が多すぎるため、LHの命令により卵巣で作られる、男性ホルモン(アンドロゲン)が増えすぎるためです。

男性ホルモンが増えすぎると、妊娠しづらくなるのは想像がしやすいのではないでしょうか。

多嚢胞性卵巣症候群の治療では、同じ脳下垂体から分泌される、LHとFSH(卵胞刺激ホルモン)のバランスを改善するというのが、最も大きなテーマになります。

【検査所見・病院での検査】

・高LH(LH>FSH)
・高アンドロゲン(男性ホルモン)
・耐糖能異常
・高インスリン血症
・多嚢胞性卵巣(ネックレスサイン)

上の写真は、多嚢胞性卵巣症候群の特徴である、ネックレスサインです。未発達の卵胞が、あたかも真珠のネックレスのように見えませんか?

この検査所見も、全てが高LHという部分に繋がります。

耐糖能異常は、血糖値を下げるホルモンである、インスリンの働きが悪いということですから、耐糖能異常と高インスリン血症は同じことを意味します。

高インスリン血症の方は、高LHになることが分かっているため、インスリンを上げ過ぎないことも大事です。

耐糖能異常を持つ方は、糖質を制限するか、糖の吸収を抑えるお薬を飲む事も選択肢の一つです。

またFSH(卵胞刺激ホルモン)が上手く分泌されない為、排卵誘発剤を使用して排卵を促す治療が行われます。

主に使用されるのは、

・セキソビット
・クロミッド(クロミフェン)
・フェマーラ(レトロゾール)
・FSH製剤

以上のものがよく利用されます。海外ではフェマーラが主役で、それに他の排卵誘発剤を併用するようですが、日本ではクロミッドが圧倒的に多いように感じます。

クロミッドで効果が出ない人は、他のお薬に変更することで排卵できるようになる方もいらっしゃいます。

3ヶ月に1回程度排卵があれば、それでも良しとしている病院もあり、診方に病院間での差があることも確かです。

【実際の鍼灸治療では】

上にあるような、自覚症状と検査所見を見ていると、両方ともに共通することがあるように思います。

1つはストレス、もう1つは飲食の不摂生です。これは多嚢胞性卵巣症候群の方が多く持っている特徴でもあり、このどちらか1つ、もしくは両方とも持っている方が多いように思います。

そのため鍼灸治療でも、ストレスに関係するツボや、飲食の不摂生による消化機能を調整するツボを使うと、症状が軽くなります。

排卵障害自体は、このような治療で良くなりますが、重症の方や、病歴が長い方では、それ以外にも血流の調整やからだ全体のバランスを取らなければ、妊娠には繋がりません。

当院で鍼灸治療をする場合には、先天的な要因、後天的な要因を精査して、必要なツボに刺激を加えるということをしています。

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