薬の飲み過ぎでやってくる混合型頭痛とは?
2013年4月13日8:12 AM カテゴリー:
片頭痛
混合型頭痛という言葉があります。
これは最近、増えている頭痛のパターンで主に緊張型頭痛と片頭痛の両方の頭痛のタイプを、持っていることを指します。
医学的には、いろいろな意見があり、はっきりと定義づけられていません。
しかし、訴える患者さんは、確実に増えています。
これは、現代社会が、様々のことで、ストレスが増えてきたことと、関係があるようです。
緊急性型頭痛になり、次は片頭痛になるパターン
緊張型頭痛は、主にストレスから、起こります。
また、筋肉のコリによっても生じます。
どちらも、筋肉や血管に、炎症を引き起こしています。
緊張型頭痛が長期にわたりますと、炎症も続くことになります。
この炎症は、頭の辺りで起こっています。そこには、三叉神経自体やその枝が、数多くあります。
緊張型頭痛による神経や血管の炎症が、三叉神経に影響を及ぼし、片頭痛を引き起こします。
そして、この2タイプの頭痛が、共存することになります。
片頭痛になり、次は緊急性型頭痛になるパターン
片頭痛が、10年、20年と長期化しますと、ある程度、痛みに慣れてきます。
緊張型頭痛と同じような症状を感じるようになります。
これは、長期にわたる片頭痛により、ストレス過剰や抑うつ症状が、生じることによります。
痛みが、ストレスを引き起こし、緊張型頭痛が生じてきます。
また、三叉神経血管の炎症により、頭の筋肉や神経にも炎症が生じ、緊張型頭痛になることもあります。
2タイプの頭痛が、共存します。
混合性頭痛のきっかけは「薬の飲み過ぎ」の可能性があります。
緊張型頭痛、片頭痛のどちらも、薬を飲みすぎることにより、混合型頭痛になることもあります。
これは、薬の飲み過ぎにより、自律神経や三叉神経の働きに、乱れが生じます。
神経の異常な興奮により、ストレスや痛みが生じ、混合型へと変化します。最近の厳しい社会状況から、混合型頭痛が、増えてきているというのが、理解できるのではないかと思います。
a.,b.のどちらの混合型頭痛も、痛みとストレスが、ぐるぐると回って、頭痛を複雑にしています。
問題は、このタイプの頭痛は、治療が難しい点です。また、治療者サイドも、このことをよく理解できていないことも、少なくありません。
どちらかを把握することで、診療方法も変わっていきます。
頭痛が酷くてという方は、一度詳しく検査してみましょう。