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世界最高基準の妊活は運動とダイエットと鍼灸

2018年7月24日11:03 AM カテゴリー:不妊症

肥満は、男女ともに不妊の原因になります。特に男女ともに肥満だった場合には、明らかに不妊傾向が強まりますので注意が必要です。

ここでいう肥満とは、単に体重だけではなく、からだの組成の問題を言います。体脂肪率が高く、内臓脂肪が高い傾向のある、中心性肥満の方は不妊傾向が強まると考えて良いと思います。

 

【男性の肥満と不妊】

 

肥満傾向のある男性は、明らかな精液の質低下が見られます。男性の肥満は、女性以上にからだに影響を与えている可能性があります。

男性は女性に比べて、元々皮下脂肪が少なく、筋肉量が多いのが普通です。男性は筋肉を使う活動をすることで、男性ホルモンを多く分泌するようになっています。

ところが現代社会では、肉体労働よりも圧倒的に頭脳労働が多いですから、自分で運動の機会を作らなければ、簡単に運動不足に陥ります。

運動不足は男性ホルモンの働きを鈍らせ、精子形成や性欲の低下を招きます。


また皮下脂肪の増加するような生活は、動脈硬化や血行障害を招きやすく、EDや精巣温度の上昇を招く可能性もあります。

運動の不足は自律神経の乱れにも影響しますので、自律神経の失調によるEDや、ストレス増加によるEDにも関連します。

更に肥満傾向の方は座ったままの仕事が多く、こうした作業姿勢による精巣の圧迫やうつ熱なども、精巣機能の低下を招きやすくなります。

男性の運動不足とポッコリお腹は、不妊に直結するということです。

 

【女性の肥満と不妊】

 

女性の肥満は、排卵障害と強い関連があります。排卵が上手くできないと、生理周期にも乱れが出ますので、生理不順となります。

排卵も定期的になく、生理不順になってしまうと、タイミングを取ることができなくなるため、不妊傾向は非常に強まります。

また血液中の糖分を、脂肪に変換する際に分泌されるインスリンは、視床下部の働きを乱すことで、ホルモンバランスを乱す原因になります。

糖分を多く含んだものを多食すると、代表的な排卵障害である、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の傾向が強くなります。

PCOSは、体質的に耐糖能異常を持っている方に多く、インスリンの働きが鈍いために、血糖値が下がりにくく、いつまでもインスリンが分泌され続けます。

近親者に糖尿病の方がいる場合には、耐糖能異常を遺伝的に持っている可能性が高いため、PCOSになりやすく注意が必要です。

PCOSの方は、皮下脂肪の量を減らしたり、糖質を制限することで、改善することも多いため、生活の改善は非常に重要です。

また皮下脂肪から分泌される、レプチンというホルモンは、視床下部に働いて、生理周期のきっかけとなるホルモンですが、大量に長期間分泌されると、生理不順の原因にもなります。

そのため女性は、肥満になると生理不順になりやすく、不妊の原因になることがあります。女性の場合は、特にウエストとヒップの比が不妊傾向と相関すると言われています。

女性にとっては、くびれが非常に大事だということです。

 

【男女ともに運動習慣とシェイプアップを】

 

男女それぞれが、少しずつの不妊要因を持つ場合、不妊原因の特定はかなり困難です。そうした場合には、可能性がより高いものや、改善可能なものを改善するしかありません。

例えば、遺伝的な要因は消すことが困難ですが、生活習慣や食生活などは改善が可能です。同じく、嗜好品や運動頻度なども改善が可能です。

そういう意味では、からだを引き締め、体脂肪を減らす努力や、運動習慣を持つことは、最もお手軽な妊活だということになります。


しかも、体脂肪の減少や運動習慣を持つことは、世界的にもエビデンスが最も高い妊活だといっても過言ではありません。

私が知るだけでも、これほど世界各国で、人種差もなく効果的な妊活は他にはありません。今や不妊治療の主役である投薬よりも、ある意味確実に効果を発揮する妊活だと言えます。

 

【更に効果的な妊活をするなら鍼灸治療】

 

運動習慣を身に付けて皮下脂肪を落とすには、一朝一夕というわけにはいきません。食事制限をしたとしても、1カ月で3~4kgが現実的なところです。

それ以上に落としてしまうと、先ほどご紹介した、皮下脂肪から分泌されるホルモンであるレプチンが急激に減ることで、生理不順(閉経)になる可能性があります。

これは男性も同様で、男性の精子にも異常が出る可能性があります。

そこで、急激な皮下脂肪減少や、ホルモン分泌の変化がなくても、生理周期が整い、精子の質が改善する方法をご紹介します。

それは「鍼灸治療」です。不妊鍼灸を受けて頂いた方には、面白い変化が起こります。それは、実際のホルモン分泌量に変化がなくても、様々なからだの変化が起こるのです。

生理周期や妊娠に関係のあるホルモンには、GnRHやFSH、LH、エストロゲン、プロゲステロン、インヒビン、アンドロゲン、インスリン、ドーパミン、プロラクチンなど、多くのホルモンがあります。

こうした分泌量を測りながら鍼灸治療を受けて頂くと、こうしたホルモン値には変化がないにも関わらず、排卵率の上昇や妊娠率の上昇などの、妊孕性の向上が見られることがあります。

恐らくこうした現象は、ホルモン分泌が少ないにも関わらず、ホルモン受容器の感受性が高まった結果、妊孕性が高まったのだと思われます。


こうした働きの改善は、投薬との併用でもしばしば見られます。投薬のみの時と比べて、鍼灸治療を併用した不妊治療では、妊娠率の上昇や流産率の低下がしばしば見られます。

こうした鍼灸治療独特の働きは、比較的早くに起こる変化ですので、生活習慣の変化などで、からだの変化が出る前に現れます。

少しでも早く妊娠や流産予防の効果が必要な場合には、鍼灸治療を併用すると良いでしょう。

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