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男性不妊に影響を与える亜鉛(Zn)とタバコ

2018年7月26日10:14 AM カテゴリー:不妊症

亜鉛と精子の関係

 

亜鉛は、人が健康に生きていくためには、絶対に必要な栄養素の一つです。亜鉛は、体内に蓄積しておくことができないため、定期的に食事などで摂取することが必要です。

貝類などに多く含まれ、特に牡蠣に多く含まれることで有名です。亜鉛は、タンパク質の合成に必要なため、欠乏すると皮膚粘膜の生成や、免疫機能に異常を来たします。

体内の銅排出にも必要なため、亜鉛が欠乏すると、体内の銅排出が上手くできません。血中の銅が多くなると、受精や着床ができないため、銅は避妊具としても利用されます。

つまり血中の亜鉛が減ると、銅が増えることで、女性に不妊傾向が出てしまいます。

また男性の精子形成にも、亜鉛は欠かせません。それ以外にも、男性不妊と亜鉛の知られていなかった関係が次々に分かってきました。

・重金属及びたばこの炎症性薬剤を排除する役割。
・テストステロン(男性ホルモン)分泌に影響する。
・前立腺の機能を助ける。
・泌尿器における抗菌作用を持つ。
・授精における先体反応に影響を与える。

そのため、亜鉛が足りないと、受精障害や精子形成の異常が見られます。男性にとって亜鉛の数値は、妊娠力のマーカーになるほどの数値だということが分かります。

 

亜鉛を食べる

 

亜鉛を多く含む食品は、肉類、魚介類に多いと言われます。特に、牡蠣やウナギ、レバーなどに多く含まれており、牡蠣には100gあたり13mg、ウナギのかば焼きには100gあたり2.7mg、豚レバー100gあたり6.9mg含まれています。

1日に推奨される亜鉛の摂取量は、8~10mgとされていますので、牡蠣であれば直ぐに1日量を摂取できることになります。


サプリメントでも摂取できますが、多過ぎると過剰症もあるため注意が必要です。妊活をしている年齢の方では、1日の摂取量が40~45mgを越えると過剰症の危険性が出てきます。

亜鉛は、体内の銅を排出する働きがありますので、亜鉛を摂り過ぎると銅が足りないことでの銅欠乏症になります。

多過ぎる銅は不妊の原因ですが、減り過ぎても健康被害が出るということです。こうした銅と亜鉛のバランスを厳密にするには、不妊クリニックで行う銅亜鉛検査という血液検査がお勧めです。

 

喫煙者は亜鉛を摂取しても足りない

 

タバコを吸うと、大量の活性酸素が発生します。活性酸素は、それ自体が精子の質を落とし、遺伝子異常を発生させ、不妊の原因になります。

この活性酸素の処理に、亜鉛は多く使用されますので、喫煙者は慢性的な亜鉛不足になる可能性があります。

特に喫煙者で味覚異常や濃い味付けを好む場合、既に亜鉛が不足している可能性があります。亜鉛が不足すると、亜鉛不足による男性不妊になります。

喫煙者は、精子の遺伝子異常を次世代に伝え、亜鉛不足により精子形成に異常を来たし、そして副流煙でパートナーの健康も脅かしているのです。

喫煙者の不妊治療成績は、喫煙者以外の1/2にしかなりません。人が自然妊娠する確率は、他の動物に比べて元々高いものではありません。

その高くない確率を、更に低くするのがタバコだということです。特に、高度医療のように非常に高い治療費を支払っている方が喫煙するのは、正直理解できません。

ストレス解消の為と言い訳をしながら、喫煙を続けている人は、実際にはただの依存症患者であることを認識して、是非治療にかかって下さい。

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