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高プロラクチン血症の根治療法である鍼灸治療(東洋医学)を解説

2018年8月5日8:15 AM カテゴリー:不妊症

【西洋医学と東洋医学の違い】

 

西洋医学での不妊治療と、東洋医学での不妊治療では、考え方にかなり違いがあります。

鍼灸治療も東洋医学ですから、やはり西洋医学で行う不妊治療とは、根本的に違いがあります。

その違いは、治療方針を立てる時から既に違います。

そこで、高プロラクチン血症の治療を例にして、東洋医学と西洋医学の違いを考えてみます。

 

1.西洋医学での高プロラクチン血症の治療

 

西洋医学では、先ず起こっている事実(症状)に対して、それを改善する方策を取ります。今回の場合には、高プロラクチン血症の治療ですから、プロラクチンを下げるための治療が行われます。

高プロラクチン血症の原因には、プロラクチンを分泌する下垂体にできた腫瘍によるものや、薬剤の副作用によるもの、そして原因不明の機能性と呼ばれるものがあります。

腫瘍性や薬剤性に対しては、原因療法である外科手術や投薬の中止が選択されますが、機能性高プロラクチン血症に対しては、症状に対する治療が選択されます。

プロラクチンの分泌が増えてしまう場合には、プロラクチンの分泌を抑制する因子の弱まりと、プロラクチンを分泌する働きの強まりが原因の場合があります。

プロラクチンの分泌を抑制する因子の中で、最も有名なものはドーパミンです。


そのため、ドーパミンを働かせることで、プロラクチンの働きを弱めようというものが、ドーパミン作動薬の服薬です。

もう一つの、プロラクチンの分泌する働きの強まりは、甲状腺刺激ホルモン(TSH)や甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)の分泌促進により起こります。

この2つのホルモンは、甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、甲状腺ホルモンを分泌するために、分泌が増加します。


TSHとTRHが増加すると、プロラクチンは増加するため、甲状腺ホルモンを投薬で補うことで、TSHとTRHの分泌が減り、結果的に高プロラクチン血症は改善されます。

一見すると、この2つの治療法は、根本治療のように見えますが、実際には少し違います。

 

2.東洋医学(鍼灸治療)での高プロラクチン血症の治療

 

先ほどの説明の中で、西洋医学では、ドーパミン作動薬や甲状腺ホルモンの服薬で治療をしていました。

私が鍼灸治療を行う際には、ドーパミンの弱まりや甲状腺ホルモンの弱まりを問題にして、その原因に対する鍼灸治療を行います。

つまり、更に原因に迫った根本治療を行っているのです。

ドーパミンが減る原因の中でも、特に私が問題にしているのは、度重なるストレスです。ストレスを感じると、脳からはドーパミンが分泌され、そのストレスに対抗しようとします。

ドーパミンには、前向き感を強める働きがあり、ストレスに立ち向かうことができるのです。ドーパミンの働きが弱まると、前向き感を失うことで、マイナス思考が強くなります。

ドーパミンは、ストレスに対抗するための強い味方なのですが、ストレスが強すぎたり長引いたりすると、ドーパミンの分泌量が弱まったり、ドーパミンを感じる受容体の働きが鈍くなることがあります。

その場合には、ドーパミンの働きが弱まることで、前向き感が弱まることや、高プロラクチン血症になることがあります。

こうしたストレスに対する治療は、主に肝経や胆経、肺経の治療を行うことが多くなります。肝経や胆経はストレスと強い相関があり、肺経は肝経と強い相関があります。


肝経は、子宮や卵巣とも深い関係があるため、婦人科系にも不調が現れやすくなるのです。またドーパミン作動薬の副作用として、胃の不快感が見られることは、肝経の走行ルートとも深い関連があります。

甲状腺ホルモンの低下による高プロラクチン血症は、からだ全体の疲れが原因で起こることが多いようです。

甲状腺機能低下症は、仕事やプライベートで頑張る女性には度々見られ、不妊鍼灸に来院される方にも多い頻度で見られます。

こうした甲状腺機能低下症は、腎経や肝経、胆経と深い関係があります。特に腎経は、喉元を通る走行ルートを持つことから、甲状腺とも深い関連があります。


また東洋医学では、「腎は生殖を主(つかさど)る」と言われており、妊娠と深い関連があります。昔から、女性の生理関連は腎経で治療をすると考える鍼灸師は多く、正に生殖を主る存在と言えます。

「腎は先天の精を主る」とも言われており、生命力とも関係するため、日々のからだの疲れや生命力を回復するために、腎経の調整をすることで、新陳代謝の働きをする甲状腺機能を高めるわけです。

こうして、根本治療をすることで、高プロラクチン血症だけではなく、生殖能力自体を高めて、妊娠しやすいからだ作りをするのです。

 
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