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最後の採卵前にやっておくべきこと【後悔しない妊活】

2018年9月1日9:54 AM カテゴリー:不妊症

最後の不妊治療で後悔しないために

 

不妊治療は、期間制限のある治療です。そのため、妊娠という目的を果たすことができなくても、いつかは最後の治療が訪れ、結果が出なければ、妊娠を諦めるしかありません。

その中でも、体外受精や顕微授精という、不妊治療の中では最後の砦となっている治療を受ける人にとっては、回数を重ねるたびに、現実の厳しさを感じるに違いありません。

でも諦める前に、少し考え方を変えてみませんか?あなたは、本当にやるべきことを全てやったのでしょうか?

もしも、ここに書いていることを試していないなら、あなたには残されたやるべきことがあるのかもしれません。

1.着床障害の検査
2.転院
3.根本的なからだの調整

諦める前に、この3つを試してみてはいかがでしょうか?

 

1.着床障害の検査

 

着床障害の検査には、何種類かあります。胚盤胞を複数回試しても妊娠しない場合や、妊娠反応が出るだけで、その後妊娠が継続しない場合には、着床障害の検査をお勧めします。

・慢性子宮内膜炎の検査
・ビタミンDの検査
・銅ー亜鉛検査
・子宮収縮検査

こうした着床障害の検査で異常が出た場合、その原因に対する治療をすることで、あなたは妊娠や出産ができるかもしれません。

ただ、自分が着床障害であるかどうかは、中々難しい問題です。体外受精や顕微授精を受けいている場合には、良好胚を複数移植することで、着床障害を予想することはできますが、それ以外の方法で妊娠を試みている場合には、それができません。

一つの方法としては、生理直前に早期妊娠検査薬を使う方法があります。念のために言っておくと、この方法は、どの医療機関でも推奨していません。

早期妊娠検査薬は海外製で、生理予定日の2~3日前から妊娠反応を診ることができます。妊娠反応は、胎盤で作られるhcg(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモン値を測るものです。

このhcgを、生理予定日の1週間後に測るのが、一般的な検査薬です。一般的な妊娠検査薬では、50mIUから測定可能ですが、早期妊娠検査薬では25mIUで測定が可能になっています。

生理予定日の2~3日前ということは、妊娠3週で判定が可能だということです。着床障害には、一旦着床してから育たない、超初期の流産も含まれますので、それを測ろうということです。

もし早期妊娠検査薬で妊娠判定が出た後、生理が来るようなら、着床障害の一種として、着床障害の検査をする理由ができます。

 

【慢性子宮内膜炎の検査】

 

慢性子宮内膜炎は、子宮内に細菌や微生物が繁殖している状態です。慢性的に感染状態であるため、免疫が活性化しやすく、子宮内膜が胚を受け入れることができません。

病院での検査では、スクラッチテストというものが用いられます。つまり綿棒のようなもので、子宮内膜の一部を引っ掻いて剥がすことで、内膜組織の診断を行います。

痛みが出ることがあるため、体外受精をされている方では、麻酔をして採卵をする時に、同時に行うことが多いようです。

体外受精を受けていない人では、受精の有無や受精卵の成長が確認できないため、積極的には勧められません。

ただ、排卵状態やホルモン状態、精子の状態が良好にも関わらず、長期間に渡り妊娠しない場合や、超初期流産を繰り返す場合には、やってみる価値はあります。

スクラッチテストで慢性子宮内膜炎の陽性が確認された場合、抗生剤の投与が行われます。抗生剤を投与している間は、胚移植や妊活は休止になるため、予め注意が必要です。

抗生剤を服用後は、しっかりを除菌を確認してから、妊活を再開する必要があります。もし除菌が完了している場合、妊娠率は大幅に上がることが報告されています。

 

【ビタミンDの検査】

 

ビタミンDは、子宮内膜や卵胞の顆粒膜細胞に必要な栄養素として、知られるようになってきました。


多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の女性では、ビタミンDを摂ることで、卵胞の成長が促され、症状が軽減することが報告されています。

またもう一つの役割として、子宮内膜を着床しやすい状態に変化させるために、ビタミンDが必要だと言われています。

ビタミンDは、日光の紫外線を浴びることで、皮膚で作られていますが、最近の美白ブームで、日本人女性には欠乏が多いとされています。

ビタミンDは骨の成長にも必要なため、妊娠前だけではなく、妊娠中にも、胎児が成長するために必要なビタミンです。

ビタミンD不足の女性では、胎児や新生児のくる病(ビタミンD欠乏による骨成長障害)が多く報告されています。

ビタミンDの検査は、血液検査で簡単に結果が分かるため、是非受けてみて下さい。この検査で異常が見られた場合、ビタミンDのサプリメントで補充するか、日光浴をするか、食事で補うかという選択肢があります。

個人的には日光にあたる方法をお勧めしますが、恐らく一般的な女性には受け入れにくいでしょう。その場合には、サプリメントで補充するのが現実的です。

サプリメントの場合には、かなりの量を補うことになるため、定期的に採血でチェックすることをお勧めします。

 

【亜鉛ー銅検査】

 

銅は生命現象に必須のミネラルですが、多く体内に留まると、着床障害を起こすことが分かっています。そのため、避妊具(IUD)として利用された場合の銅は、非常に高い避妊率を誇ります。

この銅を、体内から排出する役割をしているのが、亜鉛です。亜鉛と銅のバランスが崩れると、体内に銅が蓄積するため、不妊になってしまいます。

そこで亜鉛と銅のバランスが乱れている方は、亜鉛のサプリメントで、余分な銅を排出することになります。

 

【子宮収縮テスト】

 

子宮は、生理周期によって規則的に収縮をしています。排卵時期になると、子宮は下から上に向けて収縮することで、精子の移動を助けていると言われています。

着床時期になるとそうした収縮は治まり、受精卵の着床に備えます。ところが、この時期に収縮が起こると、折角着床するはずの受精卵が、子宮内膜に留まることができません。

その子宮の収縮状態を調べる検査が、子宮収縮テストです。子宮内にエコーを入れた状態で、安静位取ったままモニタリングを行います。

この検査で異常が見付かると、子宮の収縮を予防するために、抗コリン剤である「ダクチル」などの服用を勧められます。

抗コリン剤は、副交感神経の働きが阻害することで、内臓筋の収縮を抑える働きがあります。抗コリン剤を服用すると、内臓筋の収縮が抑えられるため、便秘や吐き気などの消化器症状が現れることもあります。

鍼灸治療は、過剰な内臓筋の収縮を抑える働きがあり、尚且つ必要な収縮は促す作用もあります。例えて言うなら、便秘の治療と下痢の治療が両方できるようなものです。

状況に応じて、手技やツボを変化させることで、一方通行ではない効果が出るため、非常に貴重な治療法であると思います。

 

2.転院

 

あなたは、転院することに抵抗感を感じていませんか?転院には、色々な心理的なハードルが立ちはだかります。

・また検査をやり直すのか…。
・どこの病院が良いのか分からない。
・新しい医師に説明を繰り返すのが面倒。
・今までにお世話になった医師に申し訳ない。
・最後の一回だから転院は必要ないのでは?

あなたは色々なハードルを感じるかもしれませんが、不妊治療における転院は、あなたが思うほど敷居が高いものではありません。そして何よりも、非常に重要な、妊活成功の要素なのです。

そこで、あなたに質問です。今の病院は、あなたにとって、本当にあなたに必要なものを提供しているでしょうか?

必要な治療や検査、情報、そしてサポートなどが、あなたの妊活に有利に働いているのでしょうか?

一つの例を挙げます。もしあなたが、体外受精を受けているにも関わらず、初期胚しか育たない方であれば、胚盤胞移植を売りにしている病院では、あなたに有利に働くとは言えません。

もしあなたが、徐々に採卵数が減っていき、子宮内膜がどんどん薄くなっている方であれば、強い刺激のワンパターンで治療する病院では、治療の終わりは見えています。

あなたの体調の変化に、臨機応変に応えてくれていますか?しっかりあなたの情報を把握していますか?

もしこうした病院選びに行き詰り、病院での治療に行き詰った時には、私たちのような、不妊鍼灸専門治療院を訪れてみたも良いと思います。

私たちのように、長年妊活の患者さまを診ていると、患者さまの生の声を聞く機会や、様々な医療情報を目にする機会があります。

そうする中で、「40代の方には、この病院が良い。」「若い体力のある方は、少し負担が掛かってもこの病院が良い。」「PCOSの方にはこの病院が良い。」などと、その人に合った病院が分かるようになります。

病院を変えると、検査の内容や治療の内容は、ガラリと変わります。当然ながら、治療の結果もガラリと変わります。

ただ不思議なことに、誰にでもお勧めできるという病院は、殆どありません。自宅や職場からの通院時間、診療時間、得意な治療、治療費などで、その人によりベターな病院が決まります。

 

3.根本的なからだの調整

 

根本的なからだの調整をするには、大きく3つの方法をお勧めします。

1.栄養の摂り方
2.運動
3.鍼灸治療

 

1.栄養の摂り方

 

栄養の摂り方で、妊娠率が大きく変わることは、海外で多く報告されています。その中でも注目されているのは、地中海食と言われる食事です。

特に高タンパク、低脂肪でありながら、高オメガ3脂肪酸の食事は、様々な不妊に対して効果があるとされています。

私自身も、不妊に対する栄養療法を長年学んできましたが、高タンパク食に関しては、かなり効果的な食事療法であるという実感はあります。

高タンパク食にすると、採卵数の増加や内膜の肥厚などに差が出ることは、何度も経験している事実です。

女性であれば1日当たり50~60gのタンパク質、男性であれば+10~20gのタンパク質を摂ると、効果的に働きます。

では典型的な地中海食に関して、少しご紹介します。地中海食の特徴は、全粒粉パンで糖の吸収を抑えながら、豊富な魚介類や鶏肉でタンパク質を摂り、多くの野菜や果物でビタミンを摂ることです。



糖類の摂り過ぎは、ただ単に太るだけではなく、多嚢胞性卵巣症候群などの、卵胞の成長障害や、精子の質低下にも影響を及ぼします。

魚介類には、オメガ3脂肪酸も含まれており、ミネラルも多いため、高タンパク低脂肪食の典型的な食事になります。

日本食も、地中海食に近い食事ではありますが、妊活用にするには少し工夫が必要です。日本食を妊活用にするには、タンパク質の摂取量を少し増やし、鶏肉などを利用すると良いでしょう。

また、地中海食にも共通ですが、雑穀米を利用して糖質の吸収を抑えるのは、あくまでもメタボや肥満傾向がある方のみにするべきです。

それ以外の人が糖質制限をすると、逆に不妊傾向が強まることもありますので、注意が必要です。もしご家族に糖尿病の人がいる場合には、予め耐糖能異常の検査(HOMA-R指数検査)をしておくと良いでしょう。

 

2.運動

 

運動の種類には、大きく分けて有酸素運動と無酸素運動があります。また運動強度を変えることで、同じ運動でも有酸素運動になったり、無酸素運動になったりもします。

妊活には、これらの運動強度や種類を意図的に変えることで、その人に合った運動を選ぶ必要があります。

肥満傾向がある人には、食事制限をしながらの中~高強度の運動で、有酸素と無酸素の両方の要素を含んだ運動が必要です。

筋肉を付けることで代謝を上げながら、しっかり有酸素運動で脂肪を燃焼させて、先ずは減量することが必要になります。

減量が上手く進めば、その後、女性の場合には有酸素運動を中心にして、定期的な低~中等度の運動負荷で十分な効果が望めます。

あまりきつ過ぎない方が、女性にとっては効果的に働きます。ストレス性の、視床下部の機能低下を防ぐことができるため、ホルモン分泌などを整える作用もあります。

男性の場合には、積極的に身体を鍛えることで、筋肉合成に必要な男性ホルモンが多く分泌され、男性機能が向上する可能性があります。

少し辛さを感じる程度の運動をして頂いた方が、妊活には役立つ可能性が高いと思われます。

3.鍼灸治療

 


鍼灸治療は、妊活に必要な多くの要素を改善する働きがあります。

 

〇自律神経を整える。

 

自律神経を整えることで、卵巣への血流を増やす→卵胞の成長促進、卵の質改善
自律神経を整えることで、子宮への血流を増やす→子宮内膜の肥厚を促す
自律神経を整えることで、内臓器の血流を増やす→消化吸収を助ける、薬の副作用を抑える
自律神経を整えることで、免疫バランスを整える→受精や着床がしやすくなる

 

〇脳の中枢へ働きかける。

 

脳の中枢へ働きかけることで、ホルモンバランスがよくなる→LHとFSHのバランスが整う
脳の中枢へ働きかけることで、ホルモン分泌が増える→GnRHが増え、生理周期が整う
脳の中枢へ働きかけることで、ストレスが軽減する→ストレス性不妊が改善する

 

これ以外にも、鍼灸治療には様々な働きがありますが、今現在、西洋医学や科学的な説明ができているものばかりではありません。

数千年の歴史の中で、幾度も改良が加えられ、今こうしてあなたの妊活に役立とうとしています。今まで、どれほどの数の不妊患者を助けてきたのか、私には想像も付きません。

ただ、一鍼灸師である私が、今までに、のべ10数万人の患者さまを施術してきたことを考えると、かなりの数であることは確かです。

 


鍼灸師 冨田秀洋

日本不妊カウンセラー学会所属
日本生殖医学会正会員
全日本鍼灸学会所属

 
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