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シンプルに妊娠する3つの条件ー着床しやすい内膜を作る-

2017年10月23日12:39 PM カテゴリー:お勉強,不妊鍼灸

シンプルに考えれば、妊娠をするには、3つのことができれば良いのです。

1.毎月、質の良い卵を排卵する
2.質の良い精子を作り射精する
3.着床しやすい内膜を作る


このシンプルな3つのことができないから、あなたは妊活に苦労しているに違いありません。そこで、この3つの妊娠するポイントを、PART1、PART2、PART3の、3本の記事でご紹介します。



自分に関係があると思われる記事をご覧ください。

今回は「PART3.着床しやすい内膜を作る」です。

着床しやすい内膜とは

 

着床しやすい内膜とは、どのような子宮内膜のことを言うのでしょうか?

1.しっかりと肥厚している内膜
2.血行が豊富で新鮮な酸素や栄養が豊富な内膜
3.それ以外の受胎能力に関する能力が備わった内膜

こうした3つの能力を備えた子宮内膜は、着床能力が高く、流産する確率が低い子宮内膜です。こうした内膜をどう作り上げるのかを、ご紹介したいと思います。

子宮内膜はまだ分かっていないことも多いため、全てが科学的検証がされているわけではありません。

1.しっかり肥厚している内膜

子宮内膜は、生理周期の中で変化します。卵胞期と呼ばれる時期には、エストロゲンの働きで子宮内膜が厚くなります。その後、排卵してからは、プロゲステロン(黄体ホルモン)の影響で、内膜は更に肥厚します。

内膜の肥厚は、個人差があるため、適正値というものが存在しません。ただ経験的に10mmを超えるくらいが理想的だとされています。

最低限必要な厚さにも、適正値は存在しませんが、不妊専門病院での体外受精の際の目安は、排卵間際で7~10mm程度とされていることが多いようです。それ以下なら胚移植が中止になることがあります。

中絶手術による掻把を経験された方や、クロミフェンの服用による副作用では、子宮内膜が薄くなることがあります。一旦薄くなった内膜を、確実に厚くする方法は、現代医学的には、今のところありません。

栄養療法では、内膜の肥厚に一定の効果を挙げていますが、子宮内膜症の方では、内膜症自体も悪化することがあります。そのため当院では、鍼灸治療との併用で、子宮内膜症の悪化を防ぎながら、内膜を厚くするようにしています。

 

2.血行が豊富で新鮮な酸素や栄養が豊富な内膜

子宮内膜には、生理の時に剥がれ落ちる機能層と、そのまま存在し続ける基底層があります。掻把術で基底層まで傷付けてしまうと、機能層が肥厚する基礎がないため肥厚ができません。


上の図を見て頂くと、生理周期と共に機能層は肥厚し、生理と共に剥がれ落ちますが、基底層には変化がないことが分かります。

画像の中の赤いものが動脈で、青いものが静脈です。青く先が膨らんだところが分泌腺となり、卵が着床しやすいように分泌液が出ます。

この分泌液が出ている時期が、「着床への窓」が開いていると表現される時期です。

通常であれば、生理開始から19日目~22日目が「着床への窓」が開いている時期となります。

卵管で受精した受精卵は、分割を繰り返しながら、大体5日目に胚盤胞という状態になって、子宮内膜に着床します。

生理周期14日目の排卵直後に受精したとすると、19日目が胚盤胞になる時期です。その時期に「着床への窓」が開いて妊娠するということです。

この時期に画像の動静脈に血流が豊富なら、「着床への窓」が開きやすく妊娠しやすいということです。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28588637
(鍼灸治療が子宮内膜の血管新生を調節するという論文)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22152767
(鍼灸が子宮内膜の血流を増加させるという論文)

3.それ以外の受胎能力に関する能力が備わった内膜

最後に、それ以外の要素をご紹介します。第3の要素として注目すべきは、子宮内膜の免疫に関する働きです。

子宮内膜には、自分のからだに対して、有益なものがどうかを認識する能力があります。

つまり、妊娠継続が可能な良質の受精卵と、途中で成長が止まってしまう受精卵を見抜く力が、正常な子宮内膜には備わっています。

この能力が低下すると、成長ができない受精卵が着床してしまいます。すると成長が途中で止まってしまうため、胎児が成長できず流産となります。

本来は受け入れることのない卵を着床させてしまうことで、習慣性流産の原因になるとされています。

これとは逆に、子宮内膜による、異物除去の働きが強すぎる場合があります。この場合、着床障害となり、正常な受精卵も受け入れません。

つまり、免疫の働きが強すぎると着床障害に、弱すぎると習慣性流産になるということです。

こうした免疫の働きは、リンパ球が担っています。そのため、子宮内膜のリンパ球が適切に働いていることは、健康な妊娠には欠かせません。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24396391
(鍼灸が子宮免疫環境を調節し妊娠しやすくしているという論文)

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