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不妊治療に使用される投薬の必要性や弊害を考える

2017年11月18日9:42 AM カテゴリー:お勉強

こんにちは 鍼灸院 天空の冨田です。

さて今回は、病院で受ける投薬についてです。不妊治療で病院に通い出すと、街中の婦人科であれ専門病院であれ、投薬なしで行うことはあまりありません。

そこで投薬の種類と、必要性や弊害について考えてみました。



【投薬の種類】

不妊治療で使用する薬剤には、どういったものがあるのでしょうか?

・排卵誘発剤
・排卵調節薬
・黄体ホルモン
・各種治療薬

一つ目の排卵誘発剤は、比較的簡単に処方されるお薬です。有名なセキソビットやクロミッドは、不妊治療を受けたことがある方なら、一度は目にしたことがある薬剤です。

二つ目の排卵調節薬は、排卵をしないように止める働きがあります。採卵前に排卵しないように、複数の卵が育つのを待つ場合などに使用されます。点鼻薬のスプレキュアは、「すっかり使用を忘れてた!」という話をよく聞くお薬です。

三つ目の黄体ホルモンは、子宮内膜が厚くならない方や、黄体機能不全で黄体期が短い方に使用されます。
最後の各種治療薬には、耐糖能異常で排卵ができない方に出るお薬や、ドーパミンが足りず排卵異常が起こる方に対するお薬、甲状腺機能低下症の方に対するお薬など、不妊の原疾患に対するお薬や、不育症のための血液凝固を防ぐ薬などがあります。

【投薬の必要性】

不妊治療に投薬が必要かどうかですが、これはその方の状態により大きく変わります。本来は、足りない機能を補うための投薬になるはずですが、最近の傾向としては、「如何に妊娠の確率を上げるのか。」ということが主たる目的になっています。

例えば、自然にしておいても排卵もしているし、高温期もしっかりある方にでも、排卵誘発や排卵惹起を行うことがあります。これはより確実に狙った時に排卵を行うためです。

決まった日に排卵すれば、その2日前にタイミングやAIH(人工授精)を行えば、妊娠率はかなり上がります。排卵当日と排卵2日前では、妊娠率に4倍程度の差が出るというデータもあります。

しっかり働いている機能をコントロールして妊娠率を上げる方法は、場合によっては逆に生理周期を乱すこともあります。

そうした場合は、一旦治療を休止するか、妊娠するまで投薬を変えながら続けるのかを、医師が判断します。

また、投薬をしなくては正常な生理周期が得られない場合には、その原因に合わせて投薬が行われます。原因が明確な場合には、投薬はかなり効果を発揮するのですが、そうではない場合にはより不妊傾向を強める場合もあります。

原因疾患がはっきりしていて、その原因疾患の治療が可能な場合には、その治療を優先した方が良い場合もあります。

例えば、耐糖能異常を持つPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の場合には、投薬よりも先に肥満の治療を優先した方が良い場合もあります。

肥満の方は、妊娠時や出産時にもトラブルが起きやすいため、先に減量しておいた方が良い妊活であると言えます。

ストレスにより甲状腺機能に異常が出ている方なども、先にストレス対策をした方が、良い妊娠生活を送ることができます。

【投薬の弊害】

分かりやすい弊害としては、副作用による体調の悪化や不妊傾向の強まりがあります。

来院される方で比較的多く見られるのは、黄体ホルモンの補充やドーパミン製剤で見られる動悸や頭痛、火照りなどの不快症状。内膜が薄くなる、月経が不順になるなどの、不妊傾向の強まりです。

こうした投薬の弊害を避けるためには、不快症状に対しては投薬の変更もしくは投薬の中止、不妊傾向の強まりに対しては投薬の中止・休止が望ましいと思います。

副作用を軽くするために、鍼灸治療を利用することもできます。鍼灸治療では、副交感神経である迷走神経に働きかけ、吐き気の軽減をすることができます。

のぼせに対しても有効なことがありますので、どうしても投薬を止めることができないときには、鍼灸治療を受けてみて下さい。
投薬に関しては、医師の知識の差もあり、専門病院だからと任せっきりではいけません。

積極的に質問や体調の相談を持ちかけてみて下さい。それだけでも医師の反応は変わるはずです。

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