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生理の「血」のことを知れば、妊活を成功に導けるかもしれません

2017年12月19日9:49 AM カテゴリー:お勉強

こんにちは 鍼灸院天空の冨田です。

今回は、生理の血についてのお話です。妊活中のあなたは、嫌でも毎月のように生理の血を見ていますよね。

この血の状態を見て、自分の状態を知ることで、妊活に活かそうというわけです。



【出血の量】

生理の時にあなたが見ている出血の正体は、肥厚した内膜だけではありません。

子宮内膜は、大きく子宮筋の近くにある基底層と、生理の時に剥がれ落ちる機能層に分かれています。


生理前には、子宮の筋層から伸びてくる細い動脈が、剥がれ落ちる予定の機能層にまで伸びてきます。

妊娠が成立せず、機能層が剥がれ落ちる時には、機能層に伸びてきている動脈まで引きちぎるため、そこからも出血します。

そのため剥がれ落ちる子宮内膜の機能層と、機能層に伸びてきているラセン細動脈からの出血が合わさって、生理の出血になっているのです。

生理の出血量を決めるのは、子宮内膜の機能層がどれだけ肥厚しているかということと、ラセン細動脈からの出血がどれだけ続くかということで決まります。


子宮内膜は生理前で10mm前後になりますが、この肥厚が薄ければ出血が少なくなります。

またラセン細動脈の血流が少なく、血が固まりやすい傾向があれば早く出血が止まるため、出血量が少なくなります。

子宮内膜の厚みは、直接妊娠とは関連しないと言いますが、妊娠後のことを考えると厚いに越したことはありません。

またラセン細動脈の血流も、良いに越したことはないため、総合的には生理の出血量が余りにも少ないということは、妊娠に不利になる可能性があります。

【血の色は】


出血する血の色も、生理周期やその人によって違いがあります。東洋医学では、出血の色によって健康状態を診ることもあります。

色が薄い(淡い)場合には、からだの弱りや栄養状態の悪さを表すことが多いとされています。

色が暗い(濃い)場合には、冷えや血液循環の悪さを表すことが多いとされています。

西洋医学的には、鮮血が多いとラセン細動脈からの出血が多いのでしょうし、暗ければ内膜の脱落する際の溶解が上手く働いていない可能性が高くなります。

薄くもなく、黒くも無い、鮮やかな紅色の経血があれば、あなたの子宮環境は良い状態なのかもしれません。

【固まりが混じる場合】

生理の出血にレバー状の固まりが混じる場合には、血液の凝固異常が考えられます。

つまり何らかの原因で、血が固まりやすくなっているということです。こうした状態は、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の女性や不育症の女性などに多く見られます。

血液が凝固しやすくなると、細かい血管の血流が極端に悪くなったり、詰まったりする傾向があるため、妊娠しづらくなります。

血液凝固異常のある方に対して、卵巣刺激にhmg製剤とhcg製剤を使用すると、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を起こし易く、血栓症になると命にかかわることもありますので、注意が必要です。

生理に固まりが出るからといって、全てがこうした病態なわけではありませんが、産婦人科への通院をしていない場合には、気を付けて生理の血を観察することは重要です。

もしあなたの生理が固まりを多く含んでいるなら、血液凝固異常を改善する生活や施術を受けることは、妊活をスムーズに進めることになる可能性は高いと思います。

【生理の「血」を改善すると生理痛もなくなります】

生理の出血は、固まりが多く出にくいほど、生理痛が強くなる傾向があります。

生理の時に内膜が十分に溶かされず、固まりのまま出ようとすると、どうしても子宮がする必要があります。

子宮を収縮するためには、プロスタグランジンという物質が必要です。プロスタグランジンは、筋収縮と共に炎症や痛みを起こす物質です。

そのため塊が混じると、強く収縮して押し出そうとするせいで、プロスタグランジンが大量に分泌されます。その結果、どうしても子宮を通じての痛みが強くなってしまいます。


生理の血を綺麗なサラサラにしてあげると、強い収縮が必要ないため、生理痛は驚くほど少なくなります。

私の担当患者さんも、生理痛を長い間味わったのに、鍼灸に来てからは生理痛が驚くほどないと言います。

妊活はただ単に妊娠するだけではなく、女性の生活やからだを快適にするためのものです。

そういう意味では、あまり苦痛を味わうものは、妊活には向かないないとも言えます。鍼灸治療もできるだけ痛みを感じず、鍼をしている間に寝てしまう程度のものが効果的です。

 

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