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ストレスとPCOS

2017年12月29日1:01 PM カテゴリー:PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)

こんにちは 鍼灸院 天空の冨田です。

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の記事は、当ブログの記事の中でも、特に多くなっています。

 

そもそもPCOSのことを、何故そんなに調べるのかというと、来院される患者さまの中に、PCOSの方が非常に多いからです。

日本産婦人科学会基準でのPCOSの定義は、

・排卵障害
・高LH or 高アンドロジェン
・卵巣のPCO所見

の全てを満たすものとなっています。以前は高LHのみだったのが、2007年から高アンドロジェンというものも加わっています。

通常、下垂体からLHが分泌されると、卵胞内の莢膜細胞でアンドロジェンを作りますので、高LHなら高アンドロジェンでもあります。

「高LHもしくは」となっているところを見ると、それ以外のルートで高アンドロジェンになることもPCOSに加えているのかもしれません。

アンドロジェンは男性ホルモンですから、血中にアンドロジェンが増えると排卵や卵胞を育てる作用自体も弱まることは予想が付きます。

 



【ストレスとアンドロジェン】

当院では、美容鍼灸も施術する機会があることから、不妊鍼灸だけではなく、美容鍼灸の分野でも、アンドロジェンの働きは常に意識していました。

アンドロジェンは、卵巣だけではなく、副腎からも作られています。あなたが強いストレスを感じると、そのストレスに対抗するために、副腎からはコルチゾールというホルモンが分泌されます。

コルチゾールは更に副腎に働きかけ、副腎からアンドロジェンを分泌させます。アンドロジェンは男性ホルモンですから、男性ホルモンの影響で肌が油ぽくなり皮脂の分泌量が増えてしまいます。

皮脂の分泌が増えすぎると、皮脂が毛穴で詰まったり雑菌が繁殖して炎症を持つことがあります。これが
大人ニキビや肌荒れの始まりとなります。


美容鍼灸では、このコルチゾールやアンドロジェンの分泌を減らすために、鍼灸治療を行います。こうしたメカニズムがしっかりと分かっていると、ただ顔に刺すだけではなく、全身のバランスを整えることが重要だと分かるのです。

【ストレスとPCOS】

もしあなたに、非常に強いストレスが襲い掛かったとします。からだは、そのストレスに対抗するために、副腎からコルチゾールを分泌させて、あなたのからだを外敵から守ろうとします。

またコルチゾールは、男性ホルモンであるアンドロジェンを分泌することで、さらにストレスに打ち勝とうとします。

このアンドロジェンは、強い身体を作る一方で、女性にとってはマイナスの一面も持っています。それが卵胞の成長を阻害するということです。

アンドロジェンは、男性ホルモンですから、血中にあまり多くなると、男性化が起こります。それが美容の面では大人ニキビであり、婦人科的には排卵障害となるのです。

男性ホルモンの働きのせいで、卵胞の成長が阻害されると、育ち切らない卵胞が卵巣内に残るため、PCOS独特の残存卵胞がネックレスのように見える、ネックレスサインがみられるようになります。

【ストレス管理に鍼灸を利用して脱PCOS】

ストレスは、一つ一つは軽くても、複数のストレスが重なりあうことで強調されます。

一つ一つのストレスが小さいものですから、あなたの知らない内に、あなたでは背負いきれないほどの重みになることがあります。

鍼灸治療では、こうしたストレスが重なりあうことがないように、ストレス記憶に対する施術を行います。

鍼灸刺激は、記憶に関係する海馬や、ストレスに対応する扁桃体に働きかけ、マイナスの感情が深い記憶に留まらないようにしてくれます。

またストレスの影響で起こる、交感神経の緊張を緩ませ、副交感神経優位にする作用もあるため、ストレス下でも妊活しやすい体調を維持してくれます。

強いストレスのループから逃れることができれば、アンドロジェンの分泌も抑えられ、排卵障害なども出にくくなります。

ストレスから起こるPCOSには、是非鍼灸治療をお試し下さい。

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