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肥満と子宮内膜の脱落膜下【着床との関係】

2018年1月5日1:14 PM カテゴリー:不妊鍼灸,肥満

肥満と不妊の関係は、こちらのブログでも度々書いていますが、肥満の女性が妊娠しにくいということを、子宮内膜の面から証明した論文がアメリカで発表されています。

肥満女性は、妊娠に必要な子宮内膜の変化が起こりにくく、着床がしにくいそうです。

以前から肥満女性は、排卵障害を起こしやすいことが分かっていますが、着床もしにくいとなると、かなり妊活には不利な状況だと言えます。



【子宮内膜の脱落膜化と妊娠】

子宮内膜は、生理周期や妊娠によってその形状が変化します。卵胞期と呼ばれる月経~2週間は、子宮内膜が肥厚していく時期です。

子宮内膜は、機能層と基底層という2層構造になっていますが、実際に肥厚するのは機能層の方です。

排卵期に入ると、機能層の内側から分泌物が出てくることで、受精後の受精卵を受け入れる準備をしています。

また子宮内膜の一部は、プロゲステロンの働きで脱落膜化が起こります。

この時期は、丁度「implantation window」が開いている時期に当たります。「implantation window」は、日本語では「着床の窓」と呼ばれており、この時期に受精卵が子宮内膜に辿り着くと、無事着床が行われます。

この着床の窓が開くということと、子宮内膜の脱落膜化がタイミングよく起こることは、妊娠には欠かせないことなのです。

【肥満と脱落膜化】

アメリカで発表された論文では、メスマウスに高脂肪食+高糖質食を与えた上で、12週間飼育したものと、通常食のメスを生殖させて、両方のマウスがどういった妊娠変化をするのかを観察しました。

また去勢したマウスとも生殖させることで、脱落膜化して月経が起こる様子も観察しました。

まず肥満モデルのマウスは、出産した子の体重が増加傾向にありました。これはヒトの糖尿病の母親にも見られる傾向で、マウスもヒトも同じようなことが起こるということのようです。

通常食で育てたマウスでは起る脱落膜の変化が、肥満モデルマウスでは起こりにくく、約半分のマウスにしか起こらなかったそうです。

脱落膜下は妊娠に必要な変化ですから、肥満により脱落膜下が起こらないということは、妊娠自体も起こらないということです。

脱落膜は、その名の通り、生理の時には脱落して無くなる部位です。この脱落膜がしっかり作られることは、次回の生理周期に新しい子宮内膜を作る意味でも重要です。

1回1回の生理周期をしっかり行うことで、より妊娠しやすいからだ作りができますので、こうした脱落膜をしっかり作る働きも欠かせません。

標準体重を大幅に上回る体重でも、排卵障害も着床障害も起こさない女性がいることは確かですが、今現在妊活中の女性は、できるだけ肥満を避けた方が良いことは確かです。

母親の肥満は、お子さんの肥満傾向にも繋がりますので、是非妊活を機にダイエットに励んで下さい。

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