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落ち込まないで!AMHは低くて当たり前です

2018年4月20日9:50 AM カテゴリー:AMH,PCOS(多嚢胞性卵巣症候群),不妊鍼灸

こんにちは 鍼灸院 天空の冨田です。

 

さて、今回ご紹介するのは、AMHの話題です。

AMHが低いと言われて、落ち込んでいませんか?

なぜ、AMHが低くなってしまうのか、そもそもAHMとは何の数値なのか、ということについて、詳しく解説していきます。


【AMHとは】

AMHとは抗ミューラー管ホルモンのことで、卵巣予備機能ともいわれます。

病院での説明では、卵巣の中に残っている卵胞の数を表すと言われることもあるようですが、実際には違います。

AMHには年齢によって基準値が設定されており、年齢別の基準値に比べて、あなたの数値がどうであるかを比較されるのです。

当院に来院される方も、この数値には一喜一憂するようで、この世の終わりのような顔で来院される方もいらっしゃいます。

このAMHを正しく知ることで、不必要な心配を無くし、安心して妊活に励めるようになれば良いと思います。

まず前提として、あなたの卵巣には生まれながらに備わった、卵胞の赤ちゃんが存在します。

この卵胞の赤ちゃんは、出生後ずっと眠ったままで、卵巣内で成長はしていません。

ところが思春期になると、生理周期を起こすホルモンの働きで、一部の卵胞が目を覚まします。

目を覚ました卵胞は、1カ月に1000個前後減っていきます。卵胞は成長しながら徐々に自然淘汰され、最終的に排卵するのは、ほとんどの場合1個になります。


この卵胞の成長の過程で、排卵の約3カ月前からは、卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体化ホルモン(LH)の刺激で卵胞が急成長する時期があります。

この時期に、FSHが刺激を与えている卵胞細胞から分泌されているのが、AMH(アンチミューラー管ホルモン)です。

AMHは、成長しかけの卵胞細胞から分泌されるため、その時に同時に育っている卵胞の数に比例して増えます。

AMHが低い人とは、育ちかけの卵胞数が少ない人ということができます。多くの人が勘違いする、残りの卵胞の数ではないということです。

また、育っている卵胞(卵)の質とも違いますので、妊娠しやすさでもありません。

体外受精などで採卵をすると、卵のグレードというものが判定されますが、AMHが高くたくさん採卵できても、卵のグレードが高いとは限りません。

勿論、卵のグレード自体も、妊娠しやすさと一致するわけではありませんので、不妊治療には色々と誤解が多いようです。

【AMHは変化します】

以前、ビタミンDでAMHは増えるという記事を書きました。AMHは、様々な条件で変化をします。

最近の流行で、多くの不妊症の方はAMHを測りますが、それは、いつ体外受精にステップアップをするかという判断材料でしかありません。

最初から体外受精が視野にない人であれば、AMHを測っても仕方ないということです。

最初から体外受精を受けるつもりであれば、排卵誘発の方法を決める材料になりますので、AMHを測ることは否定しません。

ただAMHは変化するのだという事実は、知っておいた方が良いと思います。

長い眠りから目覚め、成長を始めた卵胞たちに、しっかり栄養や成長に必要なものを補うだけでも、AMHは上がります。

あまりAMHで一喜一憂しないで、正しいからだ作りをすれば、勝手にAMHは上がることもあるということです。

【AMHが低い人は案外多い】

AMHというものは、殆どの人が基準よりも低くなります。基準値よりも極端に高いのは、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の方のように、極端に育ちかけの未熟卵胞が多い人です。

AMHは基準値が設定されていますが、これは平均値に基づいた数値であるため、中央値とは違います。

例えば、5人の子どもが10点満点のテストを受けたとします。

・10点満点⇒2人
・5点⇒3人
・1点⇒6人

だったとしましょう。この場合、中央値は1点です。ところが、平均点は4.1点になります。

中央値は、あくまでも集団の中で一番多い数値ですが、平均値は全ての数値を足した数を人数で割るため、その集団のことを正確に表すとは言えません。

AMHの基準値は、正にこの平均値と中央値の問題と同じです。

上の図は、年齢別のAMHの数値を表します。縦に伸びる緑色の線が、AMHの分布を表します。

20代でも1を切る人が多いことが分かります。30代では限りなく0に近い人がかなり存在し、20人に1人は0になります。

ただ、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や多嚢胞卵巣(PCO)の方は、日本人の中にもかなり多く、必然的にAMHが高くなります。

そのため、AMHは平均値としては高くなり、中央値としては低くなるのです。『AMHは低く出て当たり前』と割り切ることが大事なのです。

 

 

私は現在、3つのサイトで、それぞれ1本ずつのブログを更新しています。

こちらのブログでは、少しマニアックで専門的な内容を書いており、より詳しく自分の状態や不妊というものを知りたい人向けになっています。

しんきゅうコンパスでは、少しライトで分かりやすい(?)記事を書いています。

天空のHPにあるブログでは、その中間的なものと、臨床の症例報告を書かせて頂いています。

あなたに合った内容や、雰囲気のものを読んで頂ければ幸いです。

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