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色々な不妊治療の特徴を比べてみました。

2018年6月8日9:40 AM カテゴリー:お勉強,不妊鍼灸,妊活全般

不妊治療を効果的に受けるには、それぞれの特徴を理解する必要があります。

そうした特徴を理解すると、あなたの妊活は成功に近付きます。

【投薬の特徴】
投薬治療は、目的がハッキリしていて、その目的があなたの不妊原因と合致する場合、非常に高い効果を発揮します。

投薬の難しさは、漠然とした目的で使用する場合には、不妊傾向を強めるということです。

またもう一つの難しさは、医師は薬のことを過信する傾向があるという事です。


1つ目の難しさである、漠然とした使用の代表例は、排卵誘発剤です。

排卵誘発剤は、卵胞を成長させる働きのある、FSHやLHというホルモン分泌に関わる薬です。

排卵誘発剤を使用することで、妊娠しやすくなることは確かにありますが、適応しない方もいることを考慮している医師は、案外少ないようです。

そのため過剰に処方される傾向があります。

その結果、返って不妊傾向が強くなることがあるのですが、2つ目の難しさである、薬に対する過信が手伝って、副作用に気付かないのです。

不妊治療にとって、投薬は正に「諸刃の剣」と言えます。

【漢方薬の特徴】
漢方薬は、恐らく西洋医学以外の不妊治療としては、最も多い治療ではないでしょうか?

私のように東洋医学を志すものとしては、お勧めしたいところですが、漢方薬に対する誤解も多いため、先ずは漢方薬と言うものを知って頂きたいと思います。

漢方薬に対する誤解で、最も多いものは、漢方薬は作用が弱く、長期服用が必要だが、副作用がないというものです。

漢方薬は、自然界にある動植物、鉱物などで作られます。そのため、自然のもの=優しいと誤解されますが、そんなことはありません。

植物にも毒はありますし、動物にも鉱物にも毒性はあります。むしろ植物性で高い毒性を持つものは、自然界には数えきれないほどあります。

また飲ませる人や量を間違えると、漢方薬でも副作用は起こりますし、今までにも多くの死者が出ています。

「漢方薬は薬である。」という認識を持つことは、非常に大事なことです。

また長期服用すれば、採卵数の減少や、内膜の菲薄化という西洋薬のような副作用が出ることもあります。

これは肝機能の低下によるものだと思われますが、他の治療と組み合わせることで、ある程度は予防が可能です。

漢方薬の良いところは、西洋医学では届かないところに、手が届くということです。特に曖昧な不快症状や、男性不妊などの西洋医学では対処が難しいところには、漢方薬が高い効果を示すことがあります。

但し、漢方薬の処方は、余程処方に慣れた、優秀な医師や薬剤師にかかる必要があります。

つまりあなたの体調の変化を見逃さない優れた感性と、処方の知識や技術が問われるということです。

誰が来ても温経湯や当帰芍薬散、補中益気湯しか処方しないようであれば、あなたの細かい体調の変化に、投薬を合わせることはできません。

漢方薬は出し手を選ぶ治療です。

【鍼灸治療の特徴】
鍼灸治療は、あらゆる場面で活躍が期待できる治療法ですが、鍼灸師の知識や技術が非常に問われます。

鍼灸免許を持っている人は、

はり師 116,007人

きゅう師 114,048人

となっているそうです。医師の数が32万人といいますから、そんなに多くはないのかもしれませんが、ここ20年ほどで急激に増えていることは確かです。

私が学生だった頃と比べると、養成学校は10倍以上になっているようですし、質の低下が叫ばれるのも無理はありません。

鍼灸師の中で、本当に勉強をして不妊鍼灸をしている方は、恐らくそう多くはありません。

数少ない不妊鍼灸専門の中で、自分に合う治療所を見付けることは、至難の業です。

また鍼灸師は過信する傾向もあるため、何でも治せると思いがちですが、そんなことはあり得ません。

不妊鍼灸を受けるうえで大事なことは、

1.鍼灸の腕があること。
2.医学的な知識があること。
3.不妊治療の知識があること。
4.栄養学などの補助療法の知識があること。
5.信頼がおける人物であること。

になります。

鍼灸師は、決まった科がありませんので、婦人科疾患であろうが、精神科疾患であろうが、見ようと思えば見ることができます。

これは医師も同様ですが、医師の場合には、誰が処方しても向精神薬は同じ作用を起こしますが、鍼灸師はそうではありません。

症状や所見から、処方さえ決まってしまえば、専門医でなくても効果を出すことができる医師と違い、鍼灸師は医療方針が決まってから、鍼灸の技術で治療効果を出す必要があります。

また実際に治療効果を出すだけではなく、妊活中の方に対して、適切なアドバイスができるかどうかは、非常に大きな問題です。

病院での治療に悩んで来院できる方も多いため、私たちも、投薬のことや不妊治療のこと、それ以外の妊娠にまつわることを常に勉強でupdateしています。

そういったことができるのが、不妊鍼灸専門院の良いところです。鍼を刺して終わりではないのです。

不妊子宮の効果を求める場合、一番確実な方法は、海外や国内で行われている、エビデンスの高い方法を取っている鍼灸院を選ぶことです。

国内には、色々な流派の鍼灸師が存在します。ところが海外では、殆どがパルス通電を用いた鍼灸です。

ツボに鍼を何㎝刺して、周波数○○で何分という方法で、システマティックに鍼灸治療をしています。

日本国内でも、同じ方法で高い臨床効果を出している鍼灸院もあります。こうした方法はエビデンスが高いため、どこに行くか迷ったら、こうした症例を数多く経験している鍼灸院が良いでしょう。

当院は、患者の苦痛を考慮して、パルス通電は行いませんが、かなりしっかり鍼刺すことがあります。

非常に短い鍼で、全く感じない程度から、患者さまと相談のうえで、不快症状や苦痛を取り除く為であれば、かなり深い部分まで刺すこともあります。

つまり患者さまの状態に応じて治療法が違うため、誰が来ても同じようにする方法を、あえて取っていないということです。

こうして人によって治療法を変えると、鍼灸師の能力が問われます。どの鍼灸師が担当しても治療効果を挙げるため、当院では月間で40時間程度は研修に当てています。

そのくらいしないと、質を保てないからです。

【まとめ】

・投薬は効果的な一方で、副作用も付きまとう。
・第一選択は投薬でも問題ないが、どこで方針を変えるか考える必要がある。
・漢方薬は処方する人が全て。
・漢方薬にも副作用はある。
・鍼灸はパルス通電が一般的
・人によって治療を変えるには、高い技術と知識が必要。
・鍼灸はどの場面でも使えるが、鍼灸師の質が問われる。

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