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妊活雑誌を読んでの感想

2018年6月25日5:29 PM カテゴリー:ストレスと不妊,不妊鍼灸

先日のことですが、某妊活雑誌を見ていて感じたことです。

その雑誌では、様々な不妊治療専門病院の紹介や漢方薬局、鍼灸、整体などの紹介をしています。

記事の中では、それぞれが持論を展開し、「妊娠しやすくなるには〇〇をするべきだ。」「〇〇は妊娠と関係する。」と紹介されています。

そこで記事を全て読んでみると、人によって言っていることが全く違うのです。複数の医師にインタビューをするのは良いのですが、内容がバラバラで、読者は誰を参考にするべきか分かりませんでした。


【誰のための雑誌なのでしょう?】

 

専門家と言われえる人たちの言うことがバラバラなのですから、一般の方が、不妊治療のことで右往左往するのは、仕方ありません。

もしこの雑誌が、妊活をする人たちを支援するために創刊したとすると、かなり内容がお粗末です。

こうした雑誌は、購読者に読んでもらうよりも、広告を載せる病院や治療所からの広告収入が目当てなのかと勘繰ってしまいます。

本当に不妊に苦しむ人たちの方を向いて作られておらず、返って悩んでいる方を迷わせる内容になってしまっていることは、非常に残念です。

この雑誌の中では、質問に対して、何人かの医師により、異なる意見が記載されていました。

・ストレスは不妊治療に影響があるのか?
・タイミングは多く取る必要があるのか?
・激しいスポーツはやらない方が良いでしょうか?
・自律神経失調症は不妊の原因になりますか?
・夜勤勤務はよくないですか?

こうした質問に対して、医師は全く反対の答えや、少し謎の答えをしていたように思います。それでは順にご紹介しましょう。

・ストレスは不妊治療に影響があるのか?


これに対しては、あまり関係ないという医師が多かったのは残念なことです。実情を知らないか、患者との距離が遠いか、或いは文献などを良く調べていないかの、どれかだと思われます。

ストレスは、不妊の原因になるだけではなく、ストレスや不安感のフォローをするだけでも流産率が下がることが明らかです。

・タイミングは多く取る必要があるのか?


これに対しても、不妊治療を病院で受けるならあまり必要ないという医師が多かったのが残念です。

タイミングは排卵の1~2日前に取ると妊娠率が高いのですが、それ以外の時にも取ることで、免疫寛容が起こりやすくなり、着床率が上がることが分かっています。

恐らくこうしたことを知らないか、気にしないほど大雑把な不妊治療をしているのでしょうか。

好意的に捉えれば、あまり気にしすぎるとストレスが溜まるので、敢えてこう書いているとも捉えられますが、ストレスは不妊とは関係ないと書いている医師なので…。

・激しいスポーツはやらない方が良いでしょうか?


これに対して、アスリートでも妊娠しているので、関係ないと書いている医師が全員でした。

私なら、患者さまに激しいスポーツはお勧めしません。アスリートに生理不順や無月経の方が多いことは有名なことです。

引退後に生理が戻り、体型まですっかり変わるのは、激しいスポーツが妊活には有害であることを示しています。

 

・自律神経失調症は不妊の原因になりますか?


この質問に対しては、医師によって180度意見の違う答えが載っていました。

自律神経失調症は、血行障害を起こし、妊娠しにくいからだになります。また自律神経の中枢である視床下部は、生理周期を作る中枢でもあります。

視床下部へのストレスは、自律神経失調症だけではなく、生理不順やホルモンバランスの乱れを生じる原因になります。

つまり自律神経失調症と視床下部性不妊は、同じようにストレスで起こる可能性があるということです。

医師はホルモン剤さえ足せば妊娠可能だと思うようですが、こうした勘違いが、機能性不妊(原因不明不妊)を増やしている原因でもあります。

・夜勤勤務はよくないですか?


この質問に対して全員の医師が、病院での不妊治療をする人には関係ないとしていました。夜勤のある看護師が、不妊傾向があるとは聞いたことがないと。

こうした問題の答えに、聞いた聞かないの話はあまり意味がありません。そこで実際にはどうなのかを調べてみました。

一般的な流産率は、約15%と言われています。一方、2010年に日本医療労働組合連合会が行った「看護職員の労働実態調査」では、看護師の流産率は11.2%となっています。

これだけ見ると、看護師は流産率が低くて良いように思います。ところが切迫流産だけを見ると、かなり事情が違います。

一般社団法人女性労働協会によると、2006年度の統計では、働く女性の切迫流産率は17.2%に対して、夜勤のある看護師は34.3%にも及びます。

流産しやすい状態が、妊娠にとって良い状態なはずがありません。医師は看護師の状態までよく知らないか、自分の事業所以外の看護師には興味がないのでしょうか?

流産率が低い理由は、夜勤勤務で切迫早産になった看護師が、自分の医療知識のお陰で流産を免れたのかもしれません。

どのような理由にせよ、夜勤勤務は、妊活にはかなり不利な条件であることは確かです。

私が過去に診ていた看護師も、妊娠した後に夜勤後出血し、夜勤勤務を離れていました。

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