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基礎体温を高めることで妊娠しやすくするための方法

2018年6月29日10:00 AM カテゴリー:不妊鍼灸

基礎体温の測定は、妊活の第一歩としてされる方が多く、最近はアプリと連動して、全自動でグラフまで作成してくれる製品もあり、とても便利になっています

基礎体温の変化は、女性ホルモンの影響が大きいため、女性ホルモンの分泌を測る指標としても、妊娠しやすさの指標としても利用されています。

基礎体温と言えば、2層に分かれるかどうかだけが注目されますが、低温相の体温が上がるだけでも、あなたの妊娠する力は変化するのです。

基礎体温を上げることで、妊娠しやすいからだを作る方法をご紹介します。

【基礎体温とは】

 

基礎体温とは、寝起き直ぐに測った、活動前の体温のことを言います。動き出す前に布団の中で測るため、寝る前に枕元に準備して寝る必要があります。

基礎体温は、生理開始直前から排卵までの低温期と、排卵後から生理開始直前の高温期の2層に分かれます。

<病気がみえる 婦人科・乳腺外科より>

低温期は、卵胞期とも言われ、卵胞が急激に成長する時期です。卵胞が成長することで、卵胞から分泌されるエストロゲン(E2)の分泌量が増え、血中濃度が一定以上に達すると、排卵が起こります。

排卵後の卵胞は、黄体という組織になり、黄体ホルモンであるプロゲステロンを分泌するようになります。

<病気がみえる 婦人科・乳腺外科より>

そのため、排卵から体温が上がるまでには、時間差が生じる可能性が高く、個人差もあります。

これは自然な黄体期の場合には仕方がありませんので、ホルモン剤を使用した時のように、体温が切れ味の良い上がり方をしなくても、落ち込む必要はありません。

また、しっかり体温を上げるためには、プロゲステロンを分泌するための黄体細胞、つまり卵胞細胞が、しっかり育っている必要があります。

卵胞細胞がしっかり育って黄体を作るということは、中に存在していた卵もしっかり育っているため、高温期がしっかり上がることは、卵の質にも関係が深いと言えます。

 

【低体温は体内酵素の活性が低い】

 

今回のお話は、しっかり2層を作るという話ではなく、あくまでも体温全体を上げるというお話です。

基礎体温が高いと、体内で様々な酵素を使って行われる新陳代謝が、活発に行われるようになります。

体内の酵素が、最も活性化するのは37度と言われています。この前後が一番活性化が高いのですから、基礎体温がこの前後にあれば良いということになります。

低温期と高温期の体温差は、0.3~0.6度と言われていますので、低温期の体温が36.5~36.8度前後であれば、丁度いい状態と言えるかもしれません。

女性の中には、体温が35度台だという人もいらっしゃいます。こうした低体温気味の方は、酵素の活性が低いため、新陳代謝が悪い人が多いようです。

新陳代謝が高い状態にするには、体温調節の中枢である視床下部が、正常に働くことが重要です。

視床下部が正常に働いていると、ホルモン分泌や自律神経の働きで、体温を上げるように調節されます。

ところが視床下部が上手く働いていない人では、自律神経もホルモン分泌も上手く働きません。

そこで視床下部を乱れさせる原因を無くし、体温を正常化させることで、妊娠しやすい身体づくりをしましょう。

 

【視床下部に対するアプローチ】

 

視床下部は、脳の奥深くにあります。間脳と呼ばれる場所にあり、生命活動全般をコントロールする働きを持ちます。


視床下部の周りには、記憶の中枢として有名な海馬や、情動活動の中枢である扁桃体が存在します。

視床下部は、こうした部位からの影響を強く受けます。つまり感情的ストレスや負の記憶によって、視床下部の働きは乱されることが多いようです。

非常に簡単に言うなら、ストレスやストレス記憶の影響で、働きが乱れやすいということです。

もう1つ大きな要因があります。視床下部は、生命活動のリズムを作っているところでもあります。

そのためリズムが崩れた生活をすると、視床下部は影響を受けます。睡眠が不規則な仕事や、プライベートを送っていると、視床下部は働きが乱れ、低体温になることがあります。

<視床下部を正常化して体温を上げるには>

 

・ストレス対策を行う。
・ストレス記憶を解消するために、軽い運動をする。
・規則正しい生活を送る。

 

【基礎体温を上げる鍼灸治療】

 

鍼灸治療を受けている患者さまとお話をすると、「低温期なのに以前の高温期位の体温がある。」という方や、「高温期にからだが熱い。」と言われることが多々あります。

鍼灸治療を受けると、体温調節や自律神経の中枢に働きかけることで、基礎体温を上げると同時に、卵胞への血流が増すことで、卵胞細胞がよく成長するようになります。

その結果、卵胞細胞が排卵後に作る黄体細胞もしっかり作られるため、基礎体温だけでなく、高温期も更に体温が上がるようになります。

こうした体温は、からだの働きが活性化した結果ですので、ホルモン剤で作った高温期とは全く意味合いが違います。

あなた本来の力を高めたお陰で、体温が上がり、代謝が高くなり、ホルモンバランスも整い、妊娠しやすいからだが作られるのです。


 

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