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子宮の収縮リズムと慢性子宮内膜炎

子宮筋は、生理周期によって、収縮する方向が違います。この生理周期による収縮方向の違いは、妊娠の成立や流産などにも関係が深い働きです。

筋収縮の方向と適切なリズムができていると、あなたは妊娠がしやすく、流産をしにくいからだになります。

子宮収縮のリズムとは?

【卵胞期の子宮収縮は精子を運ぶ】

 

卵胞期とは、生理が終わってから排卵までの間を言います。卵胞期は、卵胞の成長が急激に進む時期です。

卵胞の成長と共に、卵胞内の細胞からエストロゲンというホルモンが分泌されます。



エストロゲン十分に分泌されると、その刺激でLHの急上昇が起こり、排卵が行われます。

この時、エストロゲンの分泌を感じた子宮は、下から上に収縮を開始します。この時期に下から上に子宮が収縮すると、子宮内に入ってきた精子を卵管の方に持ち上げることになり、精子の移動を補助してくれます。

そのため、この時期にエストロゲンをしっかり分泌することは、妊娠成立のために、非常に大切なことです。

子宮収縮が適切なら、精子の状態が悪くても、妊娠の確率が高くなるのです。

【黄体期は収縮しない】

 

黄体期は、排卵後の卵胞が、黄体という組織に変化するため、排卵後の時期を黄体期と呼びます。

黄体期には、黄体から黄体ホルモンであるプロゲステロンを分泌します。プロゲステロンは、子宮の収縮を抑える働きがあります。

黄体期には、受精卵(胚盤胞)が子宮に降りてきて着床するため、無駄な子宮の収縮は必要ありません。

この時期に不必要な子宮収縮があると、着床障害の元になります。またせっかく着床した胚盤胞が、子宮外へ排出されることに繋がります。

つまり流産しやすい状態になるのです。

黄体期の子宮収縮を抑えるには、プロゲステロンの分泌が必要だということになります。

プロゲステロンを分泌するには、卵胞期に卵胞が十分に成長する必要があるため、生理周期を整えることが、妊娠成立や流産予防にも役立つということです。

【子宮収縮の原因になる慢性子宮内膜炎】

 

慢性子宮内膜炎は、子宮内に様々な菌が繁殖することで、慢性的な炎症を持つ状態のことです。

皆様も聞き馴染みのある、大腸菌や連鎖球菌、クラミジア、連鎖球菌の他、様々な菌が原因になります。

こうした雑菌が繁殖するのは、元々子宮内に存在している乳酸菌とのバランスの乱れが原因ではないかと思われます。

慢性子宮内膜炎を発症すると、慢性的な炎症が原因で、子宮収縮が起こることがあります。

この子宮収縮が原因となり、着床障害や流産を引き起こすことが最近分かってきました。

そのため不妊専門病院では、子宮内膜の一部をスクラッチ検査で削り取り、遺伝子解析することで、慢性子宮内膜炎の診断をしています。

慢性子宮内膜炎が分かれば、抗生剤で除菌することで、習慣性流産や着床障害を防ぐことができます。

体外受精などの胚移植などで陽性が出ない場合や、複数回流産をした場合、男女ともに原因がないにも関わらず妊娠に至らない場合には、検査をしても良いかもしれません。

元々子宮内に住む乳酸菌は、膣と同様に、乳酸を作ることで、子宮内を酸性環境にして雑菌の繁殖を防いでいます。

そのため乳酸菌を増やすことは、慢性子宮内膜炎の予防や治療としても有望だと思われます。

乳酸菌は、子宮内のグリコーゲンを元に作られたブドウ糖で繁殖していますので、グリコーゲンからブドウ糖を作る仕組みが乱れると、エサが供給されずに繁殖できません。

グリコーゲンからブドウ糖に変換するには、エストロゲンが必要だとされています。卵巣で作られるエストロゲンは、子宮内の細菌叢にも重要なものだったのです。

このエストロゲンを上手く分泌させるには、生理周期を整える必要があるため、鍼灸治療も有効な手段です。

また鍼灸治療は、無駄な子宮収縮を防ぐ効果もあるため、慢性子宮内膜炎の補助的な治療法として鍼灸治療を併用することは、有効です。

難治性の慢性子宮内膜炎では、抗生物質が効きにくいため、子宮環境を整えるためにも有効だと思われます。

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