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慢性子宮内膜炎を完治するために必要なことを解説

このブログでも度々話題に上がる慢性子宮内膜炎(CE)は、様々な細菌や微生物が子宮内膜に繁殖することで起こります。

ところがこのような細菌や微生物は、性感染症を除けば、元々常在菌と言われるもので、どこにでもいるものが殆どです。

あなたのからだが元気であれば、そんなに問題の無いはずの細菌や微生物が、あなたの未来を蝕むことになるとは、思いもしなかったでしょう。

そこで慢性子宮内膜炎という不妊や流産の原因を、どのように解決するべきかということについて考えてみましょう。

【子宮内環境から見た慢性子宮内膜炎(CE)】

 

元々子宮には、細菌などは済んでいないと考えられていました。それが実際には、膣内や腸内のように細菌叢があることが分かり、その細菌叢が子宮内環境を守っていることが分かりました。

膣や子宮内は、常に酸性環境に保たれています。これは、膣や子宮内に住む乳酸菌の一種が、糖を利用して乳酸を作っているからです。

この乳酸菌が繁殖していることが、子宮内環境を守る、大きな役割を担っています。

乳酸菌のエサである糖質は、子宮内に蓄えられているグリコーゲンを、エストロゲンの働きで分解することで得られる、ブドウ糖で賄っています。

そのため、エストロゲンをしっかり作っていないと、ブドウ糖を作ることができないため、乳酸菌による酸性環境は保たれないことになります。

エストロゲンは、卵巣内で作られます。卵巣でエストロゲンを作るには、視床下部から始まる生理周期が整っている必要があります。


生理不順の方では、エストロゲンを安定供給できないため、子宮内環境も悪化しやすいことは、容易に想像ができます。

生理周期が整っているということは、結果的に慢性子宮内膜炎を予防する効果があると言えます。

幾ら投薬で除菌したところで、子宮内の環境が整わなければ、慢性子宮内膜炎は容易に再発するのではないでしょうか?

大腸内の細菌叢も同様ですが、一定範囲の中で繁殖している菌や微生物は、常に勢力争いを繰り返しています。

つまり、ある菌が一定以上繁殖すれば、それ以外の菌や微生物は繁殖ができないのです。

良い環境の子宮とは、乳酸菌が繁殖しやすい条件があるため、勝手に乳酸菌が繁殖して、結果的に酸性環境となり、他の菌が繁殖できない環境です。

その条件一つが、エストロゲンがしっかり分泌されるということなのです。

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)のように、エストロゲンが作りにくい環境では、慢性子宮内膜炎も治りにくいのではないでしょうか?(私見ですが)

 

【標準治療と耐性菌】

 

一昔前に、院内感染が問題になったことがありました。

これは、感染症治療薬として使用した抗生物質に対して、耐性を持った菌が登場し、その耐性菌に感染することで、抗生物質が効かない菌が病院内で感染を繰り返した、というものでした。

感染した人の多くは、高齢者や病気でからだが弱った人でした。メディアはこの話題を取り上げて、未知の感染症のように囃し立てましたが、現在はそれほど話題に上がりません。

耐性菌自体が無くなったわけではありませんが、実際には耐性菌が非常に弱いものであり、一般人には感染しないことが知られるようになったためでしょう。

こうした耐性菌の問題は、抗生物質で治療を行う、慢性子宮内膜炎にも共通してあります。特に耐性菌を作りやすいものでは、既に耐性菌が出ているようです。

となると、根本的な解決には、やはり子宮内環境を整えることが必要なのかもしれません。

最も耐性菌を作りやすいのは、中途半端な治療をした場合です。一旦投薬を始めた場合には、しっかり除菌できるまで治療を続けて下さい。

中途半端に抗生剤を使用する行為が、耐性菌を増やす一番の理由です。

 

【CEの根本的な治癒を目指した鍼灸治療+α】

 

慢性子宮内膜炎を治癒させ、再発を予防するためには、幾つかのポイントがあると考えています。

・子宮内環境を整えるために生理周期を整える。
・免疫力を高めるために自律神経を整える。
・適切にからだが働く為にストレス管理を行う。

生理周期の始まりは、視床下部から分泌されるGnRHです。その後、GnRHの命令で下垂体からFSH、LHが分泌されると、卵巣でエストロゲンを作るようになります。

排卵後の卵胞からもエストロゲンが分泌されますし、妊娠後もエストロゲンは分泌されますので、子宮内環境は乱れることがありません。

こうした基本的な生理周期を整えることが、あなたを慢性子宮内膜炎から守ることになります。

きっかけとして投薬を利用するのは良いのですが、ずっとそれだけではいけません。そこで鍼灸治療を利用して、生理不順を改善する方法をご紹介します。

鍼灸治療は、知覚神経を通じて、視床下部に働きかけGnRHを増やすことが分かっています。

またFSHとLHのバランスを改善し、エストロゲン分泌を増やす効果も確認されています。

また卵胞周囲の血流を増やすことで、卵胞の発育を促し、よりスムーズにホルモン分泌ができるようになります。

そうすることで生理周期が整うようになるのです。

また自律神経は、からだの生命活動を調節する非常に大事な神経ですが、この自律神経は免疫機能とも密接な関係です。

鍼灸治療は、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスを整え、結果的に免疫機能を整える働きがあります。

免疫機能は、働きすぎても低下しすぎても、妊娠にとっては不利になります。適度な免疫が働くように自律神経を働かせることは、妊娠や流産予防にとても重要です。

さらにストレスは視床下部に悪影響を及ぼし、視床下部がコントロールする自律神経、免疫、生理周期の全てに影響を与えます。

不妊治療のようにストレスのかかる治療を受ける場合には、ストレス管理の一環として鍼灸治療を受けることは、あなたの妊活にとって非常にプラスになるはずです。

ぜひあなたの妊活に、鍼灸治療を利用してみて下さい。

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