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産婦人科と不妊専門病院は別物です

2018年7月21日9:45 AM カテゴリー:お話,不妊鍼灸

不妊治療を始める時に、レディースクリニックや産婦人科で受ける人は案外多いはずです。

「専門病院は少し敷居が高い気がして。」とか、「まだ不妊と決まったわけでは無いので。」という理由で町中の産婦人科を訪れたり、大きな病院の産婦人科外来に行く方は多いと思いますが、実際には専門病院と町中の産婦人科はかなり違います。

医師免許を持ち、専門は婦人科でありながら、その違いとは何なのでしょうか?

【産婦人科と専門病院の違い】

 

同じようで違うこの両病院は、一体どの部分が違うのでしょうか?

1.設備が違う

 

まず専門病院と一般の産婦人科では、設備が全く違います。例えば検査機器一つとっても、専門病院では不妊治療に特化しているため、設備の充実度は全く違います。

専門病院では当たり前にできる検査が、一般の産婦人科ではできないことは多々あります。

また治療機器も違うため、不妊の原因が分かった際の対処が違ってきます。例えば、卵管造影検査で卵管の閉塞が分かった時には、大阪市内の専門病院なら、直ぐに卵管鏡を用いた手術を行える病院が複数あります。

ところが一般の婦人科では、外部に委託するか、体外受精を選択するしかありません。

しかも体外受精をするには、一般の婦人科では設備的に無理がありますので、どちらにしても外部に委託するか、あるいは転院することになります。

2.知識や常識が違う

 

一般の婦人科は、あくまでも婦人科疾患の治療が主な仕事です。不妊治療は、たくさんある業務の一つに過ぎません。

そのため投薬の使い方も全く違います。一般の婦人科では、排卵誘発剤と黄体ホルモンのセットか、基礎的な疾患の治療薬(高プロラクチン血症や糖尿病治療薬など)に留まります。

そのため、高度な薬の使い分けや、保険薬以外の治療においては、全く知識がない場合が多いようです。

つい先日も、当院から専門病院を紹介した患者さまが無事妊娠され、産婦人科に転院することになりました。

産婦人科では、不妊治療の内容を詳しく書いて説明したようですが、その時使用していた薬の一つが保険薬ではありませんでした。

担当医師は、大きな辞書を引っ張り出してきて、服用していた薬を調べ出し、「理論的には効果あるのかな?」と仰ったそうです。

その薬は、海外では一般的に使用されますが、日本国内では保険適応ではないため、専門病院でもそう多くは使われないお薬でした。

私は当然ながらその薬を知っていますし、その薬を出してもらうために、その薬を得意にしている病院をご紹介したのですが、一般婦人科としては目にしない処方だったようです。

以前、患者として来院していた産婦人科医に、不妊治療の話をしていると、あまり不妊治療に関しては、ご存知無いようでした。

産婦人科医と言っても、かなり得意分野が細分化されているようで、その中でも不妊治療は特殊な位置づけだったようです。

ちなみにその産婦人科医は、不妊治療専門病院の治療を大変毛嫌いしていらっしゃいました。

お話では、無理な排卵誘発をしたせいで、自分たちの市民病院婦人科に入院させられることが、非常に腹立たしかったようです。

当時は、一般の産婦人科医と不妊治療専門医の意識の違いに、少しショックを受けましたが、今となっては納得がいきます。

一般の産婦人科医と、不妊専門病院の医師は、かなり違った意識を持っていることが分かったからです。

 

【不妊鍼灸専門の鍼灸師は更に違う】

 

私たちのような、不妊鍼灸を専門にしている鍼灸師は、不妊治療を扱う医師とも、産婦人科医とも更に違った意識を持っています。

勿論、鍼灸院による違いや、個々の鍼灸師によっても違うでしょうが、当院の鍼灸師は、妊娠や出産、不妊治療や不育症治療をこのように考えています。

・健康な妊娠や出産は、健康な男女から。
・妊娠だけに特化したからだはあり得ない。
・病名や診断名は参考にはなるけれど、不妊の決定因子にはならない。
・人間のからだは何歳でも変化する。
・投薬や不妊治療は必要最低限が理想的。
・不必要や生殖補助は不妊の原因になる。
・AMHはあてにならない。
・男性不妊はかなり多い(最終的に妊娠に至らない場合には特に)

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