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予めご了承ください。

中心性漿液性脈絡網膜症の鍼灸治療(臨床篇)

2018年11月22日4:16 PM カテゴリー:眼科疾患,眼科領域

中心性漿液性脈絡網膜症とは

 

私たちの目は、眼球の奥にある網膜で光を感じることで、その光刺激を電気信号に変え、脳に

伝えることで合成し、映像として感じています。

中心性漿液性脈絡網膜症は、光を最も感じる部位である、網膜の黄斑部で浮腫や網膜剥離、変性が起こる病気です。


 

中心性漿液性脈絡網膜症を完治させたい

 

多くの人は自然に治るとも言われますが、当院には、症状が改善しないまま、この病気で来院される方は、男女問わず10代から40代までいらっしゃいます。

一般的には働き盛りの男性に多いとされますが、当院では女性患者さまが多くご来院されています。この病気が完治せずに悪化すると、常に網膜が漿液に押されて膨らみ、画像が歪み黄色っぽく見えたり、黄斑部が変性して黄斑変性症に移行します。

西洋医学的には、眼内注射が行われ、短期的には非常に高い治療効果を示しますが、長期的に診ると、繰り返し注射を繰り返すだけで完治に至らない場合もあります。

こうした患者さまが、当院に来院されているようです。

 

「目に注射を打つのが怖い。」

「同じことの繰り返しをしているだけは嫌。」

「完治するための治療がしたい。」

 

という方は、鍼灸治療という新たな選択肢があります。

 

実際の鍼灸治療を画像で解説

 

中国などでは、眼窩内刺鍼(がんかないししん)という手技で、鍼を眼窩に沿って深く刺し入れる方法をすることもありますが、当院ではその方法は行いません。

眼窩内刺鍼は、眼球を傷付けたり、大規模な内出血を作る可能性があるためです。また、眼窩内刺鍼を行わなくても、比較的ソフトな手技でも十分な作用はあります。

そのためには、患者さまの状態をしっかり把握し、心身のストレスを取り除きながら、目の血流を改善するための鍼灸治療を行う必要があります。

先ずは、丁寧な問診で、発症に至った生活環境や、お仕事などの内容などの状況を把握します。東洋医学的な診察診断を行い、からだの状態を内側から探ります。

こうしてからだの内と外の情報から、あなたに最適な施術内容を決定します。

 

うつ伏せで施術

 

うつ伏せでは、眼科疾患に多い、後頚部の筋肉の凝りを解きほぐします。後頚部の凝りは、目の状態と連動していることが多いようです。目の疲れが後頚部の凝りや、後頭部の重さに反映されているのです。

そこで、後頚部や、首から肩にかけて付着している筋肉の凝りは、しっかりと解きほぐすのです。更に、背中にある内臓のツボに、状態に応じて施術を加えます。

 

仰向けで施術

 

いよいよ目の周囲と、からだ全体を調整するための鍼灸治療を行います。ツボの選択は、予め行いますが、実際にツボの反応も見ながら最終決定をします。

目の周囲には、非常に細く短い鍼を使用しますので、殆ど痛みはありません。場合によっては、いつ刺されたのか分からない程度です。

また血流が良くなると、何とも言えない眠気に襲われることがあります。これは、自律神経の内、リラックスした時に働く、副交感心経が働いているせいです。

鍼の経験が無い方にとっては、鍼を刺されながら眠気が来るのかと思うようですが、かなり高い確率で強い眠気が訪れます。

そのまま眠ってしまうと、ほんの10分程度の睡眠が、何時間も眠ったかのように感じます。眠りから覚めた方に伺うと、どこで寝ているのかさえ忘れてしまうほどの熟睡だったと言われることがあります。

 

施術頻度と通院期間

 

施術の頻度は、急性期であれば週2回を3か月程度続けて頂きます。経過観察は病院で受けて頂き、画像検査で改善を確認して頂きます。

この時、注射を受けた方であれば、数か月は注射の効果が見られますので、鍼灸治療自体の効果は分かりにくいものになります。(症状がないため)

注射を拒否された方は、できるだけ早くご来院を頂き、鍼灸治療を受けて下さい。鍼灸治療は、即効性があるため、できるだけ早く施術を受けることで、速やかに改善が見られます。

ある程度慢性化してしまったものに関しては、週1~2回の施術を改善が見られるまで続けて頂きます。

画像検査で改善が見られたら、徐々に症状の安定化を図りながら、治療頻度を減らしていきます。月に1回程度の施術で安定が見られたら、その頻度を続けて頂きます。

特にお仕事をされている方や、プライベートが忙しい方は、完全に鍼灸治療を受けなくなると再発する方が多いようです。

これは脈絡膜新生血管や、特発性黄斑変性症の方も同様ですので、参考にして下さい。目を酷使しているお仕事の方は、仕事を続ける間は、最大でも2週に1回はご来院下さい。


writer
院長 冨田 秀洋
業界歴25年。国家資格、鍼灸師、柔道整復師免許を所持。平成13年鍼灸陽和堂開業以来、15年間以上院長として不妊鍼灸、眼科鍼灸の研究を重ねてきたが、平成28年に師匠である卯野代表の下で、鍼灸院 天空の一員となる。現在は、鍼灸院 天空の院長として、かつての不妊鍼灸や眼科鍼灸だけではなく、広く痛みの鍼灸治療や自律神経失調症、精神科疾患の鍼灸治療の研究に取り組んでいる。
全日本鍼灸学会所属、日本カウンセラー学会所属、日本生殖医学会正会員。

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