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1回でも少なく体外受精を卒業する方法

2018年10月23日11:30 AM カテゴリー:不妊鍼灸,体外受精・顕微授精

体外受精はあなたにとって効果的な不妊治療でしょうか?

 

あなたの妊活に結果が出ていないのは、あなただけに原因があるわけではありません。あなたをフォローしている側にも問題がある可能性があります。

体外受精を受けている人の中には、大きな誤解をされている人がいらっしゃいます。それは、体外受精が最も治療効果の高い治療法だと思っている方が多いことです

そして、もう一つの多い誤解があります。それは、投薬を受けると妊娠しやすくなると思っている方が多いことです。

体外受精にしても、投薬にしても、数ある不妊治療の一つに過ぎません。それが治療効果を持つかどうかは、あなたのからだの状態によって違います。

あなたの不妊の原因をフォローできなければ、体外受精も投薬も効果的な不妊治療ではありません。

もしも体外受精や投薬ではフォローできないものが原因なら、その原因をフォローすることで、あなたの不妊治療はゴールに近付きます。

いたずらに体外受精を繰り返しているとすれば、それはフォローする側に問題があるということになります。

 

体外受精が苦手なこととは

 

体外授精を受けても妊娠しない場合には、幾つかの原因が考えられます。

1.卵の質が悪い
2.精子の質が悪い
3.子宮内膜の質・状態が悪い
4.健康状態が悪い
5.その他

こうした原因がある場合には、例え高額な体外受精とはいえ、妊娠することはできません。西洋医学的にも対応が可能な部分と、鍼灸治療が得意にしている部分がありますので、解説をさせて頂きます。

 

1.卵の質が悪い

 

卵の質が悪い場合には、卵胞が成長する過程に問題がある可能性があります。

卵子が入っている卵胞という袋は、出生前からあなたの卵巣の中に備わっています。

あなたの卵胞は、お母さんの胎内でしばらく成長した後、赤ちゃんとして生まれた後には、その成長を止め、長らくの休眠状態になります。

思春期が来て排卵をするようになると(初潮が来ると)、卵胞は約180日を掛けて大きくなります。

その内の90日が、外部から栄養やホルモンを受取る期間だとされています。


つまり3カ月の時間をかけて、あなたの卵胞は栄養を摂り入れ、ホルモンの影響で成長しているのです。

排卵自体は1カ月に1回のため、ひと月で卵胞が成長すると思われがちですが、実際には、3カ月間の栄養状態やホルモン分泌の状態が、卵胞の成長を左右しています。

卵胞をしっかり育てることは、卵の質を左右する非常に重要な条件です。3か月間の栄養状態、そして卵巣に栄養を運ぶ血流を変えることで、卵の質を変えることができます。

適切な栄養指導と、鍼灸治療による血流改善は、卵の質を良く最高の組み合わせになります。

 

2.精子の質が悪い

 

精子の質を悪くする条件は複数あります。最も有名なものは喫煙です。喫煙には、副流煙も含まれますので、ご夫婦のどちらか一方が吸っていれば、ご夫婦ともに影響を受けることになります。

ストレスや運動不足、肥満なども、精子の質に影響を与えますが、喫煙の比ではありません。

女性と同様に、栄養状態や血流も、精子の状態に影響を与えます。血流状態が悪くなると、精子は活性酸素やうつ熱の影響で、どんどん劣化します。

血行障害が慢性化すると、精巣近くの静脈に静脈瘤ができる、精索静脈瘤という状態になります。精索静脈瘤では手術による除去が行われますが、鍼灸治療は、手術療法と同等か、それ以上の効果をもたらすことが分かっています。

<参考:リンク当院記事>

 

3.子宮内膜の質が悪い

 

子宮内膜の質と書くと、違和感をもつ方もいらっしゃるかもしれません。子宮内膜といえば、厚さが重要ではないのかと思われませんでしたか?

確かに様々な研究では、子宮内膜の厚さは、厚い方が妊娠しやすいことは事実です。ところが子宮内膜は、厚さだけが問題ではないのです。

質のいい子宮内膜は、しっかり肥厚していて、生理周期に合わせて、その姿を変化をし続けます。そして、受精卵を受け止めて妊娠し、胎盤に変化して妊娠を維持します。

こうした質のいい子宮内膜を作るためには、いくつかの条件があります。

 

①十分な血流

子宮内膜に十分な血流が供給されていると、子宮内膜が肥厚しやすいことが分かっています。鍼灸治療では、子宮の血流を増やすことはそんなに難しいことではありません。

ところが、西洋医学では、子宮の血流を計画的に増やすことはできません。

 

②適切な免疫の状態

 

子宮内膜の変化は、免疫活動により起こります。そのため、免疫が正常な状態を保つ必要があります。こうした免疫活動には、自律神経の働きが重要な役割を果たしています。

自律神経の調節は、西洋医学的には調節が難しいですが、鍼灸治療では比較的得意な分野です。

鍼灸治療を受けると、自律神経の働きが適正化することで着床しやすくなり、妊娠維持をしやすくなることが分かっています。

 

③子宮内フローラが適切

 

少し前までは、子宮の中は無菌状態であると言われていました。子宮内は常に清潔であり、細菌等はいるはずがないということが定説だったのです。

ところが検査技術が進化し、子宮内膜の中にも細菌叢(フローラ)があることが分かったのです。この子宮内フローラが適切な状態で、乳酸菌が豊富であれば、妊娠しやすい子宮内膜であることが分かっています。

また子宮内フローラが乱れると、逆に雑菌が繁殖することになり、着床障害の原因である、慢性子宮内膜炎になる可能性が高まります。

自分に合う子宮内フローラが育つまでは、乳酸菌を外部から取り続けるか、乳酸菌の餌になる食物繊維やオリゴ糖を摂ることで、大腸で増えた乳酸菌を血行を通じて子宮に届けることができます。

 

投薬でできないことを鍼灸でフォローする

 

不妊治療に利用されるお薬には、幾つかの種類があります。例を挙げると、

 

1.排卵誘発剤(セキソビット、クロミッド、フェマーラ、hmg製剤など)

2.妊娠をしやすくする薬(エストロゲン製剤、プロゲステロン製剤など)

3.問題を解決するための薬(抗生剤、ステロイド製剤、アスピリン、)

 

などがあります。

こうした薬剤は、現段階の不妊治療では、欠かすことができない薬剤です、また、世界的に最もエビデンスが高い治療法ということも、間違いありません。

ところがその一方で、こうしたお薬を使用しても妊娠に至らない場合や、これらの投薬によって妊娠しづらくなる人がいることも事実です。

具体的に問題を指摘しながら、それらを解決する手段を書いていきます。

 

1.排卵誘発剤

 

排卵誘発剤は、間接的、あるいは直接的に、卵胞を育てるホルモンである、FSH(卵胞刺激ホルモン)を増やす薬です。

クロミッドやセキソビット、フェマーラは、卵胞で作られるエストロゲンの情報を操作することで、脳の視床下部に、FSH分泌の元となる、GnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)を分泌させます。

それでも反応が悪い人には、hmg製剤(FSH+LH)を使用して、直接FSHを補うことで、卵胞の成長を刺激します。

こうして卵胞を刺激するのですが、卵胞の成長には元々3カ月以上かかります。

そのため、ロング法でも1カ月程度、それ以外なら1~2週間程度卵巣を刺激したとしても、卵胞の成長が思わしくないことは仕方がありません。

もう少し長期的な計画で、根本的な体調管理をする必要があります。

もし体調が悪く、卵巣以外に栄養が必要であれば、からだにとって重要な部分から、血液は供給されます。

優先順位はからだが決めるため、卵巣に十分な血液を送るためには、卵巣以外の健康状態を高めた上で、卵巣への血流を増やすしかありません。

ところが鍼灸治療では、卵巣への血流だけを、狙って増やすことができます。本当は、時間を掛けて体力づくりをするのが理想ではありますが、自律神経をコントロールすることで、卵巣への血流だけを増やすこともできるのです。

また、排卵誘発剤と鍼灸を併用すると、卵胞を育てる働きが強まり、海外の臨床試験でも高い実績を挙げています。<リンク:海外文献

 

2.着床や妊娠維持をしやすくする薬

 

主に、エストロゲンとプロゲステロン製剤を指しています。元々、この2種類のホルモンは、卵巣の中で作られ、排卵や着床、妊娠の維持に働いています。

自然周期で行う不妊治療では、こうしたホルモン剤は使用しないこともありますが、移植周期に排卵を止めている場合などには、外部から補充する必要があります。

特に40歳以上では、ホルモン補充をする場合としない場合では、妊娠率が全く違うという、臨床試験の結果が出ています。

海外で行われた臨床試験では、数が少ないとはいえ、ホルモン補充をしなかった40歳以上の胚移植では、妊娠率が0%でした。

高齢である場合には、ホルモン補充は必須なのかもしれません。また、折角補充したホルモン剤が、目的である場所(子宮)に届くように、鍼灸治療は受けて頂いた方が良いと思います。

 

3.問題を解決するための薬

 

こうした薬は、不妊の原因や、流産の原因だと思われる症状や疾患に対して、主に使用されます。

具体的には、着床障害の原因である、慢性子宮内膜炎に対する抗生剤や、免疫異常に対する免疫抑制剤、ステロイド製剤、更に血液凝固異常に対する低用量アスピリンなどがそれに当たります。

こうしたお薬は、対症療法的に使用されますが、もし根本的な原因があるようなら、その部分を解決することも重要です。

例えば、自律神経の乱れなどは、血液凝固異常や免疫異常のきっかけになります。また、生理周期の乱れは、慢性子宮内膜炎の誘因になります。

こうした原因に対する治療は、西洋医学では難しいため、鍼灸治療が大いに活躍する分野です。西洋医学的に検査を行うながら、根本治療として鍼灸治療を利用されることをお勧めします。

 

【体外受精を1回でも少なく】

 

体外受精や顕微授精は、非常にコストが高い不妊治療です。そのため、お仕事も辞められず、大きなストレスを抱えながら、仕事と不妊治療を続けている方が多くいらっしゃいます。

当院が存在する大阪市内では、体外受精を受けると、1回の治療費が50~70万円を超えます。更に高額な病院では、1回の治療費が100万円を超えることもあります。

高額な治療費でありながら、中々思ったような結果が出ない人は、それ以外にもサプリメントや漢方薬などを加えて、ひと月の医療費が大変なことになっています。

それに加えて鍼灸治療など、とてもじゃないけれど無理…。と思ってはいないでしょうか?


当院に来院される方とお話をしていると、効果的ではない治療を止めるだけでも、十分に鍼灸治療は受けることができます。

また体外受精を受ける数が1回減るだけでも、数か月分の鍼灸治療費がフォローできます。体外受精を最小限で終わらせるためのノウハウは、効果的なものから順位付けをして選択し、無駄なものを排除することです。

体外受精を1回でも少なく終わらせ、ひと月でも早く妊活卒業を目指すために、不妊治療の情報整理をしてみてはいかがでしょうか?

当院では、不妊治療に関するご相談を、随時受け付けております。



 

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