2018年5月28日9:26 AM カテゴリー:
不妊症
多嚢胞性卵巣症候群は、排卵誘発剤だけでは排卵ができないことも多いのですが、鍼灸治療を併用すると、排卵効果だけではなく、妊娠率の向上にも効果があるのです。
今回ご紹介するのは、2018年3月上海柱医薬大学からの研究論文です。
【上海中医薬大学での研究結果】
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29701043
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2018年5月25日12:00 PM カテゴリー:
お勉強,
ストレスと不妊,
不妊鍼灸,
妊活全般,
肥満,
自然妊娠
東洋医学では、瘀血という概念があり、瘀血が不妊に繋がるというお話を以前ここで書きました。
瘀血は、血液が上手く循環しないことで、滞ることで固まった血液成分が、血管や経絡を塞ぐことで正常な生理現象を邪魔することで、痛みや機能障害を起こします。
西洋医学的に言うなら、内出血や腫瘍、腫瘤が最も違い概念でしょう。
先日当院にメールでご質問があった内容と合わせて、本日はテキスト化することにしました。
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2018年5月24日1:50 PM カテゴリー:
不妊症
子宮筋腫は、全女性の1/3に発症すると言われる良性腫瘍です。子宮筋腫が大きくなる要因としては、女性ホルモンの影響が大きいとされています。
そのため妊娠前にできていた子宮筋腫が、妊娠中に女性ホルモンの影響で大きくなってしまうということは、臨床ではよく見掛ける出来事です。
基本的に、妊娠中には手術などは行わないため、そのまま出産まで様子を見ることが殆どです。子宮筋腫の大きさやできる場所によ
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2018年5月23日1:19 PM カテゴリー:
ストレスと不妊,
不妊鍼灸,
人工授精,
体外受精・顕微授精,
妊活全般
鍼灸治療を行うことで現れるからだの変化の中には、最初から狙って起こすことができるからだの変化と、意図せずに起こる変化があります。
狙って起こすことができる変化として、
・痛みやしびれの軽減。
・筋緊張の緩和。
・血流量増加。
・交感神経のブロック。
・副交感神経の活動優位。
・抗ストレス作用。
などがあります。
【変化が更なる変化を呼びます】
鍼灸治療が狙って起こす変化は、一見すると妊活
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2018年5月22日8:41 AM カテゴリー:
不妊症
男性不妊の検査を受けると、精液の量、精子の数、運動率、濃度などが調べられます。その検査結果をWHOの基準や、不妊専門病院独自の基準で診断し、男性不妊としています。
精液の質が悪かったり、精子の数や運動率が低かったりすると、洗浄という過程を経てから、更に濃縮して人工授精を行うことも多々あります。
こうして精液に手を加えるということが、妊娠にプラスに働くのかどうかは、難しい問題です。洗浄は
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2018年5月18日10:26 AM カテゴリー:
不妊症
今回は、不妊鍼灸の臨床でもよく見掛ける、高プロラクチン血症のお話です。
高プロラクチン血症は、排卵障害や生理不順、不妊の原因になる疾患です。高プロラクチン血症には大きく3種類あります。
1.腫瘍性高プロラクチン血症
2.薬剤性高プロラクチン血症
3.機能性高プロラクチン血症
病院での検査で問題が見付からなかった場合、3の機能性高
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2018年5月15日11:08 AM カテゴリー:
不妊症,
症例
「胚の質は良いのになぜ妊娠しないの!?」
大阪市内在住 30代前半女性 販売業
来院患者さまは、30代前半の女性でした。ご主人の精子に異常があり、自然妊娠は難しいと専門病院で診断されたため、少しでも早くお子さんが欲しかったこの女性は、体外受精を選択されました。
・高刺激で排卵誘発を行い、13個の受精を確認したため、そのまま培養。
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8:31 AM カテゴリー:
お勉強,
お話,
不妊鍼灸
東洋医学の中心的な概念に、陰陽論というものがあります。陰陽論は、全てのものは陰と陽に分かれ、また分かれたものの中にも、更に陰陽があるというものです。
陰と陽は対立する概念ですが、互いにバランスを保っているものでもあります。例えば、人間のからだで言うなら、自律神経のようなものです。
自律神経は、交感神経と副交感神経という二つの神経が、互いに拮抗関係で働いています。
交感神経は、活動的に動くとき
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2018年5月12日8:30 AM カテゴリー:
お勉強,
お話,
不妊鍼灸,
人工授精,
体外受精・顕微授精,
妊活全般
あなたにとって必要最低限の不妊治療を選ぶことは、妊娠をしやすいということだけではなく、様々な利点があります。
・費用が安くなる。
・投薬や手術の副作用・危険性が減る。
・心理的ストレスが少ない。
・時間的ロスが少ない。
・長く継続して続けることができる。
こうした利点を活かすためにも、あなたにとって最低限の治療を探してみてはいかがでしょうか?
【最低限の不妊治療は自分の状態把握か
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2018年5月10日10:28 AM カテゴリー:
AMH,
不妊鍼灸,
卵の質,
女性ホルモン,
妊活全般,
自然妊娠
不妊専門病院に通い出すと、タイミング法で3~4カ月、人口受精で6カ月様子をみて、それでも妊娠に至らないと、体外受精を勧められます。
統計上のデータでは、このタイミングのステップアップが最も効果が出やすいようで、「これがあなたにとって一番いいのだ!」と言われているようで、ステップアップを断るには勇気が必要です。
ところがこのお話には一つの例外があります。それはあなたのからだが日々年老いていく、或
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