病気の歴史に秘められた大切な情報
患者さまの病気の成り立ちから現在までを知ることは大切です。近年のエビデンス(科学的根拠)に基づきましても、診断に患者さまの病気の「歴史」は、根拠のあるものとしています。
病気の診断は、患者さまの病気の成り立ちから現在までのお話し(病歴)で、85%が診断つくとされています。残り10%は、筋肉や神経の状態を診る、からだの検査で、診断できます。レントゲン検査などの画像検査が、診断の決め手となるのは、5%程度とされています。
このように、患者さまからの情報は、大切なものです。当院では、患者さまからのお話をしっかりとおうかがいします。分かりやすいので、「問診」としていますが、「面接」、「インタビュー」という感じです。 こちらから、あれこれと質問するのではなく、患者さまに、ご自身の言葉で語って頂きたいと考えています。
病気になった時の気持ち、現在までの病気の変化、それに対する気持ち、そして、未来はどうなりたいか、どのような思いで過ごしたいかなど、詳しくお話し下さい。
患者様をより知ることで症状改善に努める
現在の病気の状態を把握することは、大切なことですが、それだけでは、不十分です。
たとえば、更年期障害を考えてみましょう。該当する年代の女性で、さまざまな症状があり、婦人科で検査をしたが、異常なしとあれば、ほぼ、更年期障害と判断はつきます。
しかし、職場でのトラブルが、家庭でのお子様の独立が、などの背景がありますと、施術の方針は異なっています。ただ、単に更年期の症状を取り除くだけでなく、トラブルやお子様の独立に対する感情の変化にも、対応する鍼治療が必要になってきます。鍼治療により、職場、家庭での問題に感情が大きく変化しない、動じないように持っていけば、更年期障害の症状が、自然に消えるということもあります。
このように、からだの状態だけでなく、患者さまの背景や環境、患者さまご自身の思い、感情などを知ることは大切なことです。これは、こちらから質問するより、患者さまに語って頂くのが、一番、正確です。
このことから、当院では、患者さまに自由に話して頂き、しっかりと聴くことに努めています。もちろん、「話したくない」ということあると思います。その際は、無理にお話になる必要はありません。
自然な気持ちで話をするということが、大切だからです。「話したくない」内容も、「話したくなった」時に、お話しいただければ、十分です。また、鍼灸治療による結果の望みは、人それぞれ異なります。鍼治療を受け、将来、どうなることを望んでいるかなども、お聞かせ願いたい内容です。
たとえば、急な腹痛から下痢が止まらない場合、完全に症状が取れれば、当然、それに越したことがありません。しかし、この後、大切な仕事があり、ゆっくり治療を受ける時間がないので、取り敢えず、その仕事だけでも済ますことができるようにして欲しいという場合もあります。この場合は、腹痛、下痢を治すことも大切ですが、それより、大切な仕事に間に合わせることがより重要になります。
当院では、このような感じで、お話をおうかがいします。病気の原因や状態の確認に、必要なことが抜けていると判断した場合には、追加でこちらから質問させて頂きますので、ご安心ください。
無理してお話をお聞きすることはありません。
詳しくお聴きした内容から、からだの検査が必要かどうかを判断します。判断をさらに確かなものにするために、検査が必要な時だけ、検査をします。不要、不急の検査をすることはありません。患者さまにご負担をできるだけかけないという考えによります。
当院のような鍼灸院で、患者さまがご自身で歩いて来られるという条件であれば、ここまで、ほぼ、病気の原因は判断できます。施術宇方針も、立てることができます。
この結果は、患者さまに分かりやすく、ご説明いたします。その際に、質問や相談なども、お受けいたします。
当然のことながら、「守秘義務」はありますので、患者さまからのお話を、ほかに漏らすことはありませんので、安心してお話して頂ければと思います。
鍼灸施術費用
鍼灸内容 | 回数 | 値段 |
一般鍼灸治療
※院長指定の場合は、別途3,500円発生します。 | 1回 | 6,500円 |
不妊鍼灸
※院長指定の場合は、別途3,500円発生します。 | 1回 | 6,500円 |
美容鍼灸(美肌全身コース) | 1回 | 9,500円 |
小児はり | 1回 | 3,000円 |
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