肩だけでなく、からだの筋肉は、2つの方面から支配されており、その影響を受けています。
1つは、運動などしている時に、感覚刺激が、意識を伴わずに起こす反応による、筋肉の緊張です。もう1つは、骨格筋を直接支配している交感神経の過緊張によるものです。
運動によるものは、筋肉疲労も含め、筋肉が固くなることは、想像しやすいと思います。
交感神経は、筋肉内の血管も支配しています。
交感神経が興奮しますと、筋肉の過緊張を引き起こし、血管が縮こまり、血液の流れが悪くなります。
筋肉の緊張だけでなく、古い血液が溜まることで、筋肉が硬くなっていきます。
仕事で肩こりが生じるのは、この2つの原因が重なっておきます。
運動と言いますと、スポーツを想像されますが、オフィスにおけるパソコン作業なども、筋肉にとっては運動をしていることになります。このわずかな繰り返し作業が、意外に曲者です。
交感神経の過緊張は、ストレスや仕事に対するやる気モードです。
また、ごくわずかな繰り返し作業も、それを正確に早くと要求されますと、交感神経の過緊張となります。
仕事による肩こりは、意外に厄介なことが理解できると思います
肩こりをそのままにしますと、筋肉に老廃物が溜まり、化学変化を起こします。痛み物質と呼ばれるものが造られ、コリだけでなく、痛みも感じるようなります。
また、筋肉の柔軟性がなくなることにより、神経を締め付け、シビレが生じてきます。
交感神経の過緊張が続きますと、不眠、胃の痛み、疲労感、頭痛などのさまざまな症状が生じてきます。
骨の際に鍼を刺すと血液の流れの改善をより的確にできます。
骨に筋肉は付いています。その際に筋肉は、だんだんと細く、薄くなっていきます。
当然、血管も細くなっていきます。肩のあたりの筋肉は大きく、血管も太くなっています。
コリが生じると、圧迫される度合いは細い血管の方が大きくなります。当然、血液の流れもより、悪くなりやすい。
肩こりの鍼灸治療で、肩の筋肉だけでなく、骨の際を狙うのはここに理由があります。
また、肩や首だけの治療では、交感神経の過緊張を取り除けず、また、すぐに肩こりが生じます。そこで、交感神経の過緊張を取り除く、はり治療も加えています。
まず、肩や首、背中などの筋肉の緊張を取り除いていきます。その後、交感神経の過緊張を和らげる治療をします。
首は頭の骨の際や、首の骨の関節の際に鍼を刺していきます。背中は肩甲骨の際に鍼を刺していきます。肩は筋肉の凝っている場所に鍼を刺していきます。
鍼を刺し、コリや緊張が取れるように、鍼を動かしたり、刺したまま置いておいたりします。
交感神経の過緊張を取り除くツボは、肘から下、膝から下に多くありますので、そこからツボを選択し、鍼を刺します。
このような鍼灸治療では、肩こりが楽になるだけでなく、それに伴っていた、さまざまな症状も改善されます。
また、仕事に対し前向きになることができたり、ストレスに対する抵抗力が強くなっていきます。
「マッサージや整体で良くならない方」「一時的に痛みが回復しても戻ってしまう」
とお悩みの方にこそ受けて頂きたい施術です。
鍼灸内容 | 回数 | 値段 |
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一般鍼灸治療 ※院長指定の場合は、別途3,500円発生します。 | 1回 | 6,500円 |
不妊鍼灸 ※院長指定の場合は、別途3,500円発生します。 | 1回 | 6,500円 |
美容鍼灸(美肌全身コース) | 1回 | 9,500円 |
小児はり | 1回 | 3,000円 |