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鍼灸師、柔整師、整体師向けセミナーを通じて話した治療への思い

昔と違い、鍼灸院、整骨院、リラクゼーションサロンなどが増え、そこに通われる患者さまも多くなりました。

これにより、1人で歩いて施術を受けに行くことができるが、実は、危険な病気という可能性が、以前よりはるかに高くなっています。

私たちが学校で習ったことだけでなく、近年、「病歴の科学化」ということが重視され、簡単な質問で、危険な病気かどうかを見抜くことができるようになって来ています。

ただ、これらの情報も研修医の先生を中心に教育されており、鍼灸師、柔整師、整体師になかなか伝わってきていません。

知らない治療家が多いということです。

危険な病気に接する機会は増えているのに、知らないのでは、患者さまも、治療家にもよくないことです。

そこで、今回、ご縁があり、治療家の先生向けに、「一見、普通の病気のようだが、実は危険な病気」というセミナーを開催させて頂きました。

これにより、患者さまの命が助かるきっかけになり、治療者も安心して治療できるようになればと思っています。
セミナー風景 セミナー風景です。鍼灸師の先生以外にも柔整師、整体師の先生方がご参加されました。
 

知らなかったでは済まされないカウンセリングの事例

カウンセリングは患者様の状態を知る大切な過程です。

このカウンセリングを見誤ると重大な症状を見逃す結果となります。

そこでこれまでの事例の中で、カウンセリングを通じて分かった症状について記載させていただきます。

事例1:患者さまからの電話相談

昨晩、お風呂に入ったら、右半身と左半身で、お湯加減が違った。

脳の病気の可能性を伝え、脳外科へすぐに受診するように指示しました。脳梗塞が見つかり、まだ、小さい梗塞でしたので、入院して点滴治療だけで改善しました。
この患者さまは主治医の先生から「よく、このくらいで、脳の病気と分かり、診察に来たね」と言われたそうです。

事例2:頭痛で来院された50代男性

頭痛を初めて経験し、片頭痛ではと会社で頭痛持ちの同僚に言われて来院されました。くも膜下出血の可能性を伝え、脳外科に救急車で向ってもらいました。

2週間後、くも膜下出血でしたと、お礼を伝えに来られました。

事例3:腰痛で来院された50代女性

治療室に入ってくる際に、手足の動きがバラバラなの気付き、脳卒中を疑い救急搬送しました。

1か月後、脳卒中でしたと、お礼を伝えに来られ、早めに処置をしたので、後遺症障害が出なかったと報告がありました。

事例4:整骨院勤務時代の同僚の奥さま

1ヶ月以上、右のお腹の上の辺りの痛みが続き、痛み止めも効かないので相談がありました。

子宮の病気の疑いがあるので、婦人科への受診を勧めました。
 しかし、そのまま放置し、卵巣膿瘍が破裂して手術になりました。

事例5:頭痛が治らない30代男性

風邪をひき、発熱と頭痛があり、熱は下がったが、頭痛が残っていたので来院された30代男性

簡単な検査で、陽性になりましたので、髄膜炎の可能性を伝え、脳外科に向かってもらいました。

その後、腰痛症で来院された時に、あの時は、髄膜炎でしたと報告がありました。


あとがき:セミナーを終えて

今回、危険な病気の見分け方というセミナーを開催するにあたり、参加された先生は、当初の予想を上回りました。

どのセミナーよりも参加された先生が熱心に講義を聞かれ、質疑に参加されていたという評価が、主催者からありました。

私がセミナーをした意味があったようでうれしく思っております。

鍼灸師、柔整師、整体師などの治療家は、常に患者さまを少しでも良くしたいと思っている証左ともいえます。

今後も、ご縁があれば、また、セミナーをできればと思っています。

参加された先生や、主催者に心より感謝いたします。


頂戴したセミナーの感想

先生方のプライバシー保護のため、治療院名とお名前は伏せております。
→全アンケートを閲覧される方はこちら:セミナーアンケート

鍼灸施術費用

鍼灸内容回数値段
一般鍼灸治療
※院長指定の場合は、別途3,500円発生します。
1回6,500円
不妊鍼灸
※院長指定の場合は、別途3,500円発生します。
1回6,500円
美容鍼灸(美肌全身コース)1回9,500円
小児はり1回3,000円
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※免責事項:掲載された事例や患者様の体験談は個人の感想や成果によるものなので、全ての人への効果を保証するものではないことと御理解ください。施術による効果には個人差があります。