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鍼灸院の衛生管理

2018年1月14日9:00 AM カテゴリー:衛生管理

鍼灸治療が他の施術と全く違う点は、結果的にからだを傷付けるという点です。

整体やマッサージでは、肌や筋肉の表面を押したり擦ったりするだけですが、鍼灸治療では皮膚の中に鍼を刺入するため、衛生管理には気を配る必要があります。

そのため鍼灸治療は、医師と鍼灸師のみに国から許可されているのです。医師は外科治療をすることができるため、鍼灸治療をすることができますが、鍼灸師の中に外科手術をするほどの衛生管理をしている治療院は少ないはずです。

「鍼灸院 天空」では、衛生管理には特に気を配り、患者さまの安心感が感じられるように気を配っています。



【鍼灸院の衛生管理とは】

私がこの業界に入った時は、AIDSという感染症が非常に話題に上がっていた時代でした。

血液や体液を介して感染するため、鍼治療をする時に、患者さまにはよく「鍼は使い捨てですか?」と質問を受けました。

当時は、鍼を使い捨てにしている治療院は、あまり多くはありませんでした。その後、C型やB型肝炎が話題になり、使い捨ての鍼を使用する治療院がかなり増えた印象があります。

現在は、殆どの鍼灸院がディスポーザブルの使い捨て鍼を使用しています。それ以外にも、様々な衛生管理をしている治療院も増えてきました。

そこで「鍼灸院 天空」が行っている衛生管理をご紹介します。

1.手洗いの励行
2.アルコール消毒
3.使用器具の使い捨て
4.補助器具の滅菌、保管
5.ベッドシーツや枕カバーなどの使い捨て
6.治療着の着用
7.その他


1.手洗いの励行

一見当たり前ですが、手洗いは最も簡単で有効な衛生管理です。流水で手に付いた異物を洗い流すことで、感染力のある雑菌や汚れを除去します。

手洗いをせずにアルコール消毒をしても、あまり意味がありません。そのため、患者さまのからだを触る前には、必ず手洗いをすることになります。

一旦治療室以外のものを触ると、必ず手洗いをするため、一日に手を洗う頻度はかなりの数になります。

また、鍼灸治療は、患者さまの肌に直接触れるため、治療者は半そでシャツで施術する必要があります。これは、長そでシャツの袖が、複数の患者さまの肌に触れる可能性があるためです。

半そでシャツの下に長そでの着ている場合も、あまり衛生的であるとは言えません。

2.アルコール消毒

アルコール消毒は、施術前に治療者の手に吹きかけるものと、施術部位をアルコール綿花で消毒するものがあります。

施術部位は、できれば広めにアルコール綿花で汚れを拭き取ります。患者さまによっては、アルコール過敏症の方がいらっしゃるので、少し狭い範囲で試してから消毒部位を広げていきます。

3.使用器具の使い捨て

鍼灸治療で使用する器具と言えば、鍼のことを表します。鍼灸で使用する鍼は、滅菌機をしようすれば、必ずしも使い捨てである必要はありません。

ところが、衛生管理以上に大変なのは、鍼の品質管理です。鍼灸で使用する鍼は、殆どの場合ステンレス製です。

ステンレス製の鍼は、数回使用すると鍼先が傷みます。鍼先が傷んでくると、鍼を刺入する時の痛みの元になるため、患者さまの苦痛になります。
<鍼先拡大図 セイリン株式会社HPより>
もう一つの問題は、鍼の根元に当たる部分の傷みです。使い捨て以外の鍼は、手で持つ部分と本体が両方とも金属製になっています。

この手で持つ部分は、本体にカシメという止め方で接続されています。

複数回使用したり滅菌したりすると、このカシメの部分が金属疲労を起こし易くなります。

一昔前の使い捨て以外の鍼では、この部分が折れるという医療事故が起こっていました。

特に鍼を根元まで入れるような刺し方をする治療院では、管理をいい加減にすると根元からポッキリ折れるということがあります。

当院のように使い捨ての場合には、持ち手がプラスチック製の為、高温高圧で行う滅菌ができない構造になっています。
<セイリン社製使い捨て鍼>

当院でも、こちらの鍼を使用しています。安心の国内メーカーで、高い品質の鍼です。

4.補助器具の滅菌・保管

鍼以外の、補助的に使用するものについても、衛生管理は必要です。当院では、鍼やアルコール綿花を載せる、シャーレという金属製の皿をしようしています。

このシャーレは、完全滅菌した状態を維持するために、一枚ずつ滅菌パックごと滅菌してから保管しています。

5.ベッドシーツや枕カバーなどの使い捨て

当院では、ベッドのシーツ、枕カバーは全て使い捨てのものを使用しています。またベッドシーツは防水加工がしてあり、万が一血や体液がシーツに付いても、その下のベッドには触れないようになっています。

枕カバーは、うつ伏せの時に直接おでこが密着しますので、肌触りが良い和紙を使用しています。衛生面だけではなく、心地よさも考えています。

6.治療着の着用

治療着は、お仕事帰りでもお越し易いようにということだけではなく、服を脱がずに施術部位を大きく開くことができるようになっています。

施術部位を確保するために、前面はファスナー、後面はマジックテープで大きく開くようになっています。

施術部位が広くなると、消毒もしやすく衛生的にも清潔になります。

7.その他

その他、使用した鍼は、専用の処理容器に入れて、医療廃棄物業者に定期的に引き取って頂きます。

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