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2019年 妊活鍼灸の振り返り ―その2―(症例を中心に)

2020年1月5日10:01 AM カテゴリー:不妊症,不妊鍼灸

前回に引き続き症例の簡単な報告になります。

 

できるだけ多くの方の参考になるようにと思いながら書いていきます。

 

 

40代女性

 

これまでの経過

 

・2年前から妊活を始める

 

・採卵5回、移植3回するも結果は出ず

 

・血液検査で着床障害、不育症を指摘された

 

・境界型の糖尿病の可能性も指摘された

 

・甲状腺は特に問題なし

 

・一般不妊検査は未実施

 

・AMHが低いと指摘され不妊専門病院を紹介され転院

 

・抗精子抗体が高く、体外受精にステップアップした

 

・最近、生理期間も短くなり出し、量も減ってきている

 

・PMSも酷くなっているように感じる

 

・片頭痛持ち

 

・鍼は初めて

 

 

鍼灸の経過

 

・初回から9回目

 

片頭痛やPMSなどは意外に妊活の妨げになります。

 

また、糖尿病も同じように妊活の妨げになります。

 

 

鍼灸で身体つくりをする際に、これらの症状を改善することは大切なことになります。

 

持病を改善する目的の鍼と子宮・卵巣への血流を増やす鍼をしています。

 

特に、PMSなどは女性ホルモンの分泌を乱しますので、改善する必要性が高いと言えます。

 

鍼が初めてで怖いということでしたので、首・肩になでるような鍼をし、その後、仰向けで手足のツボから3ヶ所を選択し、3ミリ程度、鍼を刺しそのまま30分程度、寝てもらいました。

 

使用した鍼は直径0.16㎜、長さ15㎜です。

 

この間に、身体症状は良くなったり、悪くなったりしながらも、改善傾向を示していました。

 

移植を2回、チャレンジされていますが、結果は出ていません。

 

現在、通院中の不妊専門病院では、もうすることがないとのことで、転院されています。

 

 

・10回目から15回目

 

転院後、再度、精密検査を受けられ、その結果、潜在性甲状腺機能低下症を指摘され、チラージンを服用されています。

 

慢性子宮内膜症の疑いもあり、再検査となったが、そちらは異常なしだったそうです。

 

15回目の鍼の時に、初めて陽性反応が出たと喜んでおられました。

 

鍼は前回と同じです。

 

 

・16回目から21回目

 

16回目の時に胎嚢確認できなかったとありました。

 

15回目、終了時に合同カンファレンスがあり、もう少し、脳の視床下部―下垂体系の機能へのアプローチをするのが良いのではないかと指摘がありました。


 

 

確かにそうだと思い、選択するツボをそれに合うように変更しました。

 

使用した鍼は、初回と同じものです。

 

この間に体外受精をされ、今回は胎嚢確認まで進み、心拍も確認できたが、その後、流産になったとありました。

 

妊活はもう中止しようかと思っていたが、鍼灸をすることにより変化を感じることができたので、もう少し続けてみようと思うとありました。

 

 

・22回目から37回目

 

移植を少し休み、身体つくりに専念することを提案しましたところ、聞いて頂けました。

 

現在は、修正した施術方針で身体つくりをしており、この後、移植を予定されています。

 

 

 

30代 女性

 

 

これまでの経過

 

・1年半前から本格的に妊活を始める

 

・ご主人が無精子症

 

・人工授精7回するも結果は出ず

 

・採卵1回、体外受精1回

 

・無精子症に対する手術1回

 

・採卵はできるが卵の成長が遅いと指摘される

 

・仕事は出張も含め相当、忙しい

 

・足首の冷えがきつい

 

・月経血が人工授精、体外受精をするごとに薄くなってきた感じがする

 

・生理痛は重い

 

・妊活でのお灸は経験あるが鍼は初めて

 

 

鍼灸の経過

 

・初回から14回目

 

冷えがきついのは、血流の悪さを示しています。

 

人工授精、体外受精をするごとに経血が薄くなってきたと感じられていますので、子宮・卵巣への血流が悪化していると考えました。

 

本例の患者さんの忙しさは半端ないかんじですので、それに対応できるようにと栄養がそちらへ重点的に送られ、子宮・卵巣へと送り込めないことが考えられます。


 

 

そこで、血液の質を高めること子宮・卵巣への血流が多くなることを目的に進めていきました。

 

仙骨周り、腰、背中から6ヶ所、ツボを選択し、うつ伏せの状態で鍼を5㎜程度刺し、そのまま寝てもらいました。

 

次に、仰向けになって頂き、お腹、足のツボから2ヶ所選択し、同じように鍼を刺し、20分程度、そのまま寝てもらいました。

 

使用した鍼は、直径0.18㎜、長さ15㎜です。

 

 

・15回目から19回目

 

身体の症状は徐々に良くなっている印象でした。

 

この間に体外受精をされ、無事、陽性反応、胎嚢確認と進んでいきました。

 

途中、心拍確認ができず、心配されていましたが、その次の検診で心拍も確認できたとありました。

 

妊娠後は鍼を安産に向けての鍼に変更しています。

 

肩こりがある場合は、なでる程度の鍼を首・肩にしています。

 

それ以外は仰向けで手足のツボを3ヶ所程度、選択し、3ミリ程度の鍼を刺し、そのまま寝てもらっています。

 

使用した鍼は、直径0.16㎜、長さ15㎜です。

 

 

・20回目から25回目

 

その後、順調に育っているとあり、引き続き、安産へ向けての鍼をしました。

 

鍼は前回と同じです。

 

現在は実家に戻られていますが、順調と報告を頂いています。

 

 

40代 女性

 

 

〇これまでの経過

 

・5年前から不妊専門病院に通い、本格的に妊活を始める

 

・着床はするが育たない

 

・タイミング3回、人工授精10回、採卵4回、移植5回

 

・一般不妊検査は異常なし

 

・生理周期は28日で安定している

 

・生理前に頭痛になることがある

 

・子供の頃から手汗、足汗が酷く、流れるように汗をかく

 

 

鍼灸の経過

 

・初回から21回目

 

ご本人のお話や身体の感じから大きな問題はないのではと思いました。

 

不育症として何か問題があるのではと考えましたが、主治医からは特に問題がないと言われたそうです。

 

鍼灸は全体的な血流改善と子宮・卵巣への血液を増やすことを目的に行っています。

 

うつ伏せの状態で背中のツボから4ヶ所、仙骨周りのツボから2ヶ所、選択し、5㎜程度鍼を刺し、そのままの状態で15分程度、寝てもらいました。

 

その後、仰向けになって頂き、手足とお腹のツボから6ヶ所を選択し、同じような鍼をし、20分程度、寝てもらいました。

 

使用した鍼は、直径0.18㎜、長さ30mmです。

 

 

この間に数回、体外受精を試みられていますが、いずれも、着床できずに終わっているそうです。

 

 

・22回目から51回目

 

不妊専門病院を転院し、そこでもう一度、精密検査を受けたそうです。

 

その結果、亜鉛・銅だけがひっかかり、その他は特に異常がなかったそうです。

 

主治医から亜鉛・銅の改善のためにサプリメントを処方され、服用しているとありました。

 

この間も、毎回のように体外受精されていましたが、やはり、結果はよくありませんでした。

 

亜鉛・銅の数値も正常になってきており、担当鍼灸師が途方に暮れ、合同カンファレンスに議題として挙げてきました。

 

確かに検査は正常を示しており、生理周期も安定、ホルモン値も問題ないとあれば、それも仕方はありません。

 

ただ、手汗・足汗を見過ごしていたようです。

 

子供の頃からの「先天的」なものと判断し、全く気にかけていなかったようです。


 

 

 

そこを合同カンファレンスで指摘され、そこが「解決」しないと、妊娠できないだろうと指摘がありました。

 

東洋医学的な話になりますが、汗が滴るように出るということは、「漏れている」状態といえます。

 

本例の患者さんは「漏れやすい」人と東洋医学的には判断できます。

 

「漏れやすい」ので、着床しようとしても「漏らして」しまうわけです。

 

これにはもちろんエビデンスはありませんが、過去2000年の経験値により想定できることです。

 

そこで、施術方針を大きく変更し、手汗・足汗を改善することを目的としました。

 

背中への鍼を中止し、手足のツボから選択する鍼を中心にしました。

 

使用した鍼は同じです。

 

 

・52回目から58回目

 

鍼の回数を重ねるごとに手汗・足汗が少なくなってきました。

患者さん、本人も実感されています。

 

ほとんど、手汗・足汗が出なくなってきたときに、ちょうど、移植がありました。

 

58回目に来られた時に陽性反応があったとご報告を受けました。

 

鍼は前回と同じです。


 

 

・59回目から70回目

 

胎嚢確認、心拍確認と無事、進んでいるとありました。

 

鍼は安産に向けての鍼に変更しています。

 

現在は、順調に育っている中、鍼灸を受けて頂いています。

 

次回は症例の残りと大阪 心斎橋の鍼灸院 天空としての総括になります。

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