この特徴があったら危険かも!?我慢してはいけない頭痛の特徴
2013年4月13日9:04 AM カテゴリー:
頭痛
頭痛は辛く、我慢できないものですが、普通は危険でないことが、ほとんどです。
しかし、中には急を要する頭痛もあります。
この見分け方は、特に詳しい検査が必要ではありません。
頭痛が起こったとき、感じた状態だけで、ほぼ判断が付きます。
大きくは3つの特徴があります。
- 1.今まで経験のしたことがない頭痛
- 2.突然に起こった頭痛
- 3.最近1ヶ月の間にだんだんとひどくなる頭痛
これらのうち、一つでも当てはまる場合は、夜中でも、すぐ脳外科に行くべきです。
くも膜下出血になりますと頭痛がおこります。
その特徴は、「バットで殴られたような突然の激しい頭痛」です。
痛みがあまりない頭痛とは?
ただ、最近研究で、頭痛があまりはっきりしない例もあることが、分かってきました。
その例としては・・・
1.頭の中に衝撃を明確に感じる
2.気が遠くなる感じを伴う、頭痛
2.の場合、意識を失っていることがれば、さらに危険度が増します。
>このような、くも膜下出血による頭痛を感じたら、すぐに病院に行きましょう。
これは、出血後24時間経つと、出血した場所が薄くなり、CTスキャンでの診断が難しくなるからです。
くも膜下出血は出血が少ないと、頭痛はすぐに治まり、大したことがないように思えます。
どのような病気でもそうなのですが、特に頭痛持ちの方は、ご自分の感覚は、当てになります。
すなわち、「いつもの頭痛」と思えるときは、ほとんど心配がいりません。
痛みが軽くても、「いつもと違う頭痛」という場合は、病院へ行ったほうが良いといえます。
このいつもと違うという感覚は、非常に大切です。私の尊敬している神経内科の先生のコラムから、その例の概略を引用しておきます。
「当直明けで、帰宅準備をしていると、近所の会社の役員が、頭痛で来院した。
初めは、単に頭痛と思っていた。話を聞くと、大事な会議を抜けて来たという。
単に頭痛で大事な会議を掘り出して来ることはないので、まず脳出血だろうと思った。
そこで、レントゲン技師に無理やり、CTスキャンを撮らすと、案の定、脳出血があった。
すぐに、脳外科に連絡し、手術をしてもらった。後遺障害は、手当てが早かったのでなかった。」
このように、患者さんの「いつもと違う」感覚というのは、大切なものです。
危険な頭痛の徴候のまとめ
1.これまでで、最悪の頭痛か
2・だんだんひどくなっている頭痛か
3・突然に起こった頭痛か
いつもの痛さとは違うなと感じたら、速やかに病院で検査を行うことが症状悪化の予防にも繋がります。
周りの大切な方の為にも、是非覚えておいてください。