更年期の75%の女性に起こる症状とは?
更年期障害の主な症状には、のぼせ(顔面紅潮)と発汗があります。
約75%の女性に起こるという、報告もあります。これらは、血管運動の不安定性から、二次的に生じます。
のぼせは、多くの方で1年以上続く傾向にあります。ただ、25~50%の方は、5年以上続く場合もあるようです。
この時の状態は、以下のようになります。
―のぼせの状態―
・暖かく、または、暑く感じ、時には大量の汗をかく
・のぼせは、30秒から5分くらい続き、その後、悪寒がする
また再発性の顔面紅潮が原因で、睡眠不足となることがあります。
これは、疲労とイライラの原因となります。
心理的、感情的症状は、以下のようにさまざまなものがあります。
・集中力の低下
・憂鬱
・記憶障害
・頭痛
・不安
・神経質
疲労、イライラ、不眠などは、心理的、感情的なことからも、生じます。
全身にも現れる更年期障害の症状
更年期障害の症状は、全身に現れる可能性があります。また、症状の生じ方には、個人差があります。
大した辛さを感じずにやり過ごす人もいれば、日常生活に支障をきたすほどの人もいます。
これは、加齢によるからだの変化は、子どもの成長期以上に、個人差があることによります。
卵巣機能の低下の度合いや、ホルモン分泌の低下の起こり方が、人により異なるためです。
それだけではなく、これらのことに対して、からだが敏感に反応する人、そうでない人がいることにもよります。
これが、更年期に起こる症状、出化の強弱を、千差万別にしている理由です。
普段から、ホルモンバランスの悪い人、生理不順の人、自律神経失調症気味の人ほど、症状が出やすく、強くなる傾向にあるといわれています。更年期障害の症状のうち、主なものは自律神経の乱れによるものです。
からだには、異常がなく、自覚症状が中心となります。
また、一定の症状ではなく、次々と違った不調が現れてくるのも、特徴の一つです。
全身にも現れる更年期障害の症状
更年期の時期は、親の介護の問題、子供の進学や独立など、日常生活での変化や悩みの、多い時期でもあります。
これらのストレスは、自律神経の働きを乱します。
この自律神経は、ホルモンバランスを司る脳に、密接に関係し、更年期障害にも、大きく影響を及ぼします。
実際、更年期障害の症状をお持ちの女性の方を施術した内容を下記にまとめております。
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【更年期障害】40代、女性、鍼灸治療のケース
漠然としたモヤモヤ・不安などのストレスを抱え込まず、一刻も早く治療をすることをお奨め致します。