2017年1月2日5:22 PM カテゴリー:
症例,
線維筋痛症,
難治疼痛
大阪府の患者様:「痛みが酷く、会社をたびたび休むので退職を迫られていたが、鍼灸治療で元気に働けるようになりました。」
今回の症例は、線維筋痛症なり、日常生活もままならない女性のケースです。
線維筋痛症は、少しずつ知られるようになってきましたが、まだまだ、医療者の間でも理解されていない病気です。
この病気の痛みが、いわゆる神経や血管の支配する場所
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2016年12月22日6:17 PM カテゴリー:
不妊症,
症例
多嚢性卵巣症候群による不妊症への鍼灸治療「お薬を中止して、タイミング療法で、元気な赤ちゃんを授かりました」
「生理不順がひどく、婦人科で多嚢胞性卵巣症候群による排卵障害と言われ、排卵誘発剤で不妊治療をしているが結果が出ない。できれば、お薬を飲まないで妊娠したい。」
これは、多嚢胞性卵巣症候群による不妊症で、鍼灸治療を受けに来られた患者さんの言葉です。
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2016年11月18日11:00 AM カテゴリー:
学会・勉強会
鍼治療の心地よさの意義
無髄触受容器と報酬系の役割
今回の世界鍼灸学会におけるテーマの一つに、「鍼治療の心地よさの意義」があります。
この内容が主なテーマに選ばれた理由は、以下のようなことによります。
1.現在、伝統中医学の理論に基づく鍼治療が、世界的に普及している
2.鍼刺激により患者さんが感じる強い刺激感(得気)が生じることが、鍼の効果
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2016年11月9日2:11 PM カテゴリー:
学会・勉強会
WFASに行ってきました
この11月5,6日に世界鍼灸学会連合会学術大会、通称WFASがつくばの国際会議場で開催されました。
日本での開催は23年前に京都で開催されて以来になります。
前回、今回と2回とも参加でいましたが、この様子ですと、私が次回、参加するのは90歳近くになっており難しそうです。
前回は普通の国際学会という感じでしたが、今回は「日本の鍼灸を世
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2016年10月2日10:21 AM カテゴリー:
更年期障害
更年期症状と更年期障害
50歳ぐらいの女性が、さまざまな症状(不定愁訴)を訴えますと、「更年期障害では?」と言われたり、ご自身がおっしゃったりします。
しかしながら、「不定愁訴=更年期障害」ではありません。
更年期障害とは医学的に以下のように定義されています。
「更年期に現れる多種多様な症状の中で、器質的変化に起因しない症状を更年期症状と呼び、これらの症状の
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2016年8月28日1:29 PM カテゴリー:
うつ病,
学会・勉強会
うつ病に対する鍼灸治療のエビデンス
3席目は、うつ病に対する鍼灸治療のエビデンスに関してのレビューでした。
演者の先生は、明治国際医療大学の山崎 翼先生でした。
国内・国外を問わず、査読のある医学雑誌に投稿された、うつ病に関する鍼灸治療の効果についての論文は、2011年までと、それ以降に大きな変化があるとありました。
1.2011年までの傾向
世界的な医療
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2016年7月21日9:46 AM カテゴリー:
うつ病,
学会・勉強会
1.臨床心理士の立場から「うつ病患者さんを見るにあたり欠かせない医療面接(問診)のポイント
目白大学教授 奈良 雅之先生
次席はうつ病患者さんとの医療面接いわゆる「問診」についてのお話でした。
演者の先生は、臨床心理士でもあり鍼灸師でもあるというユニークな先生でした。
うつ病といいますと患者さんとのコミュニケーションを
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2016年6月13日3:32 PM カテゴリー:
うつ病,
学会・勉強会
今年の全日本鍼灸学会は、北海道の札幌市にて、開催されました。
蒸し暑い大阪から向かい、新千歳空港に降りたとたんに「寒い」と感じるくらいの気温差がありました。
今年は、弟子が新たに2名増え、5人で参加しました。
予習はしていたようですが、「難しい」というコメントでした。
早く理解できるように、これからも研修に励んでもらいたいところです。
来年は8名程度で、参加できればと
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2016年5月5日11:29 AM カテゴリー:
片頭痛,
頭痛
頭痛=片頭痛?
頭痛といえば、片頭痛というほど、片頭痛はポピュラーですが、実はよく分かっていません。
大阪 心斎橋の鍼灸院 天空にも頭痛を訴える患者さんの大部分の方が、「私の片頭痛は~」という感じで、お話をされます。
しかし、そのお話をよくうかがいますと、片頭痛の方は少なく、いわゆる緊張型頭痛の方がほとんどです。
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2016年4月6日4:44 PM カテゴリー:
不眠症,
症例
不眠症への鍼灸治療:患者さまの感想「すっかり良くなり、よく眠れるようになりました。」
ストレス社会といわれる現在、不眠症は年々増加しています。
厚生労働省の疫学調査で、5人に1人が、慢性の不眠症ということが推定されています。
大阪 心斎橋の鍼灸院 天空にも何らかの形で不眠症を訴えられ通院される方が、増えてきています。
不眠症は、不眠だけで止まらず、肩こり・腰
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