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生理が来ないとお悩みのあなたへ

2018年3月7日8:41 AM カテゴリー:お勉強,不妊鍼灸,妊活全般

 

もしあなたが、生理が来ないということでお悩みなら、解決のヒントが、この記事の中に見付かるかもしれません。


 

【生理が来ない理由】

女性ホルモンの分泌量のバランスが乱れることで生理が来なくなることがあります。

それにはいくつかの原因があります。

・生活リズムが夜型になっている。
・ストレスを強く感じている。
・急激なダイエットをしたことがある。
・急激に太ったことがある。
・家族性の糖尿病や耐糖能異常を持っている。
・家族性の脂質代謝異常を持っている。

こうした原因を一つでも持っている方は、生理不順になる可能性があります。

 

【鍼灸で改善】

 

鍼灸では、婦人科系の治療も広く行われており、生理不順や生理痛、不妊治療なども、古くから行われてきました。

生理不順の改善を目指す場合には、まず卵胞の成長を促すために、卵巣へ十分な血流を促すことが重要です。

卵巣に十分な血液が送られれば、卵巣の発育に必要な栄養や女性ホルモンが運ばれ、卵胞の成長が促されます。

その結果、卵胞から分泌されるホルモンが十分に作られるようになり、排卵や黄体を作ることができるようになります。

卵巣に血液を送る→卵胞でエストロゲンを生成→排卵→排卵後の卵胞で黄体を形成→黄体から黄体ホルモンを分泌→妊娠していなければ生理が起こる

こうした一連の流れを、自然に近い形で起こすことができるのが、鍼灸治療の強みです。

薬のように、無理やりからだの外から物質を投与するのではなく、あくまでも自分のからだの中のものを利用して行うため、副作用もなく依存症なども起こりません。

自然に近い形で改善を望む方には、最も最適な治療法だと言えます。

また鍼灸治療は、投薬との併用でも強みを発揮します。鍼灸を薬と併用した場合、鍼灸治療の効果で卵巣への血流が増えるため、少量の薬でもしっかり卵巣に反応を起こすことができます。

また使い終わった薬は、血流で肝臓に運ばれ、速やかに解毒されますので、副作用も起こりにくくになります。

 

【正しい生理周期とは】

正しい生理周期とは、どのようなものでしょうか?生理周期とは、生理が起こることで始まり、次の生理が始まるまでを、一つの周期として扱います。

生理が始まると、7日前後出血の期間があり、その後卵胞が急激に成長する時期、排卵する時期、体温が上昇して高温を維持する時期になります。

体温が上昇してから1週間弱で着床が起こらなければ、1週間~10日で次の生理が起こります。これらを、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期と呼んでいます。


この生理周期が順調に来るためには、上のグラフにあるエストラジオール(エストロゲン・E2)、黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌させるための、FSHとLHというホルモンがバランスよく出ている必要があります。

このFSHとLHというホルモンのバランスが崩れると、その後の生理周期が全て乱れることになります。


上の図を見て頂くと、LHとFSHの前には、視床下部から分泌されるGnRHというホルモンが分泌されていることが分かります。

このGnRHが分泌されなくても、その後のFSH/LHが分泌されないため、生理が順調に起こりません。

あなたの生理が来ない理由は、この一連の流れがどこかで止まってしまったのだと考えられます。

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