PAGE TOP

先生紹介 先生紹介 来院予約 患者様の声 鍼灸院ブログ 美容鍼灸
花粉症に鍼灸が効果があるって知ってましたか。 症状別で見る
  • 筋肉系
  • 肩こり
  • 腰痛
  • 緊張性頭痛
  • 神経系
  • 片頭痛
  • 更年期障害
  • 不妊症
  • アトピー性皮膚炎
  • 眼科疾患
  • リウマチ
  • うつ病
  • 自律神経失調症
  • 線維筋痛症
  • 不眠症
当院の治療方針 当院情報
  • トップページ
  • 料金表
  • はじめての方へ
  • アクセス
  • よくある質問
  • 先生紹介
藤波辰爾との鍼灸対談 鍼灸師、柔整師、整体師向けセミナーを通じて話した治療への思い 鍼灸師、柔整師、整体師に伝えたいこと:当院長の講演セミナーを終えて

不眠に悩む現代の日本人:あなたはなぜ眠らなければならいか

2017年8月8日6:07 PM カテゴリー:不眠症

○睡眠の質は時間より満足度

 

睡眠に必要な時間は8時間とか、6時間というような話がよくあります。

良い睡眠という睡眠の質は、時間ではなく、朝起きたときの「寝た感」によります。

 

例えば、不眠症は、朝起きたときのだるさ、眠気などの不快感や、日常生活を行う上で支障をきたすかどうかによって判断されます。

 

また、一般的に加齢とともに、そう睡眠時間は短くなり、睡眠状態も浅くなっていきます。

 

睡眠には一定のパターンがあります。

睡眠は、深い睡眠(ノンレム睡眠)と浅い睡眠(レム睡眠)からなり、セットで約90分になります。

 

良い睡眠を得るにはこのセットで考えるのがよく、90分の4倍である6時間、あるいは7時間30分が、睡眠時間として適切とされています。

これは、「寝た感」を得るには、浅い睡眠時に起きると得られやすいからでもあります。

 

では、医学的には不眠とはどう定義されているのでしょうか?

医学的な不眠の定義

・眠りにつく障害(入眠障害)

・眠り続けることの困難さ(中途覚醒)

・睡眠パターンが障害され十分な睡眠がとれない(早朝覚醒)

 

不眠症は、普通に存在する症状でもあり、成人の約10%に慢性の不眠が見られ、約50%は時々不眠を経験しているとされています。

 

しかし、現代日本人の睡眠時間は徐々に短くなる傾向にあります。

少し古いデーターですが、NHK放送文化研究所の調査によりますと、1960年代の平均睡眠時間は8時間13分、2000年には7時間23分と短くなってきています。

 

このように現代において睡眠環境は悪化しており、不眠を感じている方が増えています。

 

厚生労働省の調査でも、5人に1人が不眠で悩んでいるとあります。

特に、20~40歳代の働き盛りに多く見られます。

 

その理由も、多忙により睡眠時間が取れないと、現代社会の特質を強く反映しています。

特に、東京や大阪などの大都心では、その傾向が強く見られます。

 

○人はなぜ眠らなければならないか?

以前は、心身の疲労により、起きていることができなくなるのが、睡眠とされたり、不眠は症状であって病気ではないという考えもありました。

近年では、睡眠を取らないでいると、生命維持に危機的な状況をもたらすことが明らかになっています。

 

睡眠とは、脳が生命維持を行うために、積極的に脳によって脳のために、能動的に起こしていることが分かってきています。

すなわち、睡眠は、単なる活動停止(休息)の時間ではなく、高度な生理機能に支えられた適応行動であり、生体防御の働きであるといえます。

 

進化により発達した脳を持つ人にとって、睡眠の適否が、よりよく生活できるかどうかを左右しているといえます。

 

睡眠が満足に取れないとどうなるのでしょうか?

睡眠不足による身体への影響

・大脳の情報処理能力に影響:意識や知能、記憶などの知的活動の低下

・成長ホルモンの分泌が阻害される

・免疫力の低下

・昼間の活動で傷ついた神経を修復、新しい神経を作るホルモンの分泌が低下する

 

このようなことから、風邪をひきやすくなったり、太りやすくなったり、仕事がはかどらないなどが起きます。

 

睡眠不足の時に感じる不愉快な気分や意欲のなさは、からだではなく、大脳そのものの機能が低下し、大脳が休息を要求しているといえます。

 

このため、睡眠を実行し、目覚めの良さを得るために、動物は進化の過程で、さまざまな方式を開発してきました。

 

進化した人においては、睡眠とは大脳のためにあるといってよいほど、特殊化しています。

 

 ○睡眠への認識が高い現代

 

現代は、かつてないほど、睡眠への関心が高くなっています。

 

理由としては。

1.脳科学の進歩により睡眠の重要性が、次第に認識されてきた

2.現代社会が睡眠を慢性的に犠牲にするようになり、さまざまな悪影響が出てきた

 

1.脳科学の面から

睡眠とは、脳を持つ生命体に特有な生理機能であり、生存のために必要不可欠なものになります。

 

脳は、コンピューターのようにいつも同じレベルでの活動はできず、意識水準が絶えず揺らいでいます。

 

質の高い睡眠をすることにより、安定した高次の情報処理能力を発揮できます。

 

このようなことから、発達した大脳を持つ人にとって、睡眠は大切な役割を果たしていることが分かり、睡眠への関心が高くなってきています。

 

2.現代社会の面から

現代社会は、生産活動や経済利益を重視するあまり、睡眠を軽視し、犠牲にしてきました。

 

これにより、私たちは大きな恩恵を受けていますが、同時にさまざま歪みにより、深刻な睡眠障害が増えてきています。

 

例えば、睡眠不足による心身の疲労の蓄積が、自律神経のバランスを崩し、心臓病、糖尿病、高血圧などの生活習慣病や、発病のリスクを高めるという報告が、年々増えています。

 

2003年のアメリカのNHIにおける疫学調査では、平均睡眠時間が5時間以下の人は、8時間の人と比べて、狭心症や心筋梗塞などの病気の発病リスクが、約1.5倍になるという報告があります。

 

うつ病と不眠症の相関性が高いことも分かってきて、うつ病になる前に不眠があるとされています。

 

このように睡眠時間がある意味、日常生活の質のバロメーターの役割を果たすようになり、睡眠への関心が高くなってきたわけです。

 

○睡眠の働きのまとめ

・昼間に傷ついた身体や神経を修復する

・脳を休ませ、安定した高次の情報処理能力を得る

・ホルモンや免疫の力を蓄え、日中の活動に備える

・脳の神経を再生させるホルモンを分泌する

 

睡眠とは、人が生活をしていくうえで、必要不可欠なものであることが理解できると思います。

 

では、どのようにしてあなたは眠ることができるのでしょうか?

 

○睡眠のメカニズム

 

睡眠のメカニズムについては、以下のように分かってきています。

 

☆睡眠調節の2種類の基本法則

 

睡眠調節には2種類の基本法則があります。

1.概日性(サーガディアン)または時刻依存性の調整方式

2.時刻非依存性または恒常性(ホメオスタシス)の調整方式

 

この2つの睡眠の調整方式は、協調してお互いに助け合っています。

 

ただ、進化の過程で別々に獲得された考えられており、それぞれ独立して作用を発現できます。

 

恒常性による調整方式の方が、より高度な働きで、適応性に富んでいます。

 

1.概日性(サーガディアン)または時刻依存性の調整方式

 

人の体内には、地球の開店と相関している1日周期の「活動―休息リズム(概日リズム)」信号があります。

これを生物時計(体内時計)と呼んでいます。

 

脳は、この信号に基づいて眠気を発生させます。

 

一般に休息時間帯の夜間に、眠るのに都合の良いようなリズムが作られています。

 

また、これと別に半日周期のリズムもあります。

 

正午過ぎの一時期に眠気が少し出るのは、このことによります。

 

近年、昼寝の有用性が言われていますが、その理由の一つに、この半日周期リズムがあります。

 

問題は、この生物時計(体内時計)の1日が正確に24時間ではなく、およそ25時間というところにあります。

 

体内時計通りですと、毎日1時間のずれが生じます。

 

そのため、通常は、外界のリズムや社会リズムが主となり、無意識のうちにリセットをして24時間周期に合わせています。

 

大きくは、朝、起床時に日光を浴びることによりリセットされます。

 

そして、光を受けた約16時間後に睡眠を伝える物質であるメラトニンが大量に放出され、眠気が生じ、寝ることができます。

 

生物時計(体内時計)の仕組み

光→目→視神経→視交叉上核(生物時計)→上頸部神経節→松果体→メラトニン放出

 

不眠の原因の一つにこの生物時計(体内時計)のリセットミスがあります。

 

日常生活において、活動と休息のリズムが不規則になりますと、そのリズムにおける生物時計(体内時計)のリセットが難しくなります。

 

これにより生物時計が本来持っているリズム(25時間)で、生活するように信号が送られます。

 

実生活とのズレが徐々に生じるようになります。

このズレが不眠や昼間の眠気を引き起こします。

不規則な日常生活が、不眠の原因といえます。

 

 2.時刻非依存性または恒常性(ホメオスタシス)の調整方式

 

脳は、睡眠の恒常性(ホメオスタシス)により睡眠をコントロールしています。

これは、まず、睡眠が不足した場合に、次の眠りの質と量を決定します。

 

眠らずにいる時間(断眠時間)と睡眠欲求との間には強い相関性があります。

眠らずにいる時間が多くなるにつれて、眠気は直線的の増大します。

 

従いまして、眠らないでおこうと思っても、自力で覚醒続けることは不可能となります。

 

眠らずにいた後の睡眠は、その不足量に応じて、質的の大きく変化します。

起きていた時間が長ければ長いほど、深い眠りの時間が長くなるわけです。

 

この時の深い眠り(熟睡)は、寝入りばなの数時間のうちに優先的に配分され、睡眠不足の解消となるようにしています。

 

このことは以下のようなことを示しています。

・一定の睡眠が必須のものとしてプログラミングされている

・睡眠不足が保証されるシステムが人体に組み込まれている

 

すなわち、睡眠不足になると、その日の夜の眠りは、熟睡がより多くなり、睡眠不足を量でなく、質で補います。

睡眠不足になっても、意識的に長く寝る必要がないといえます。

 

このように脳は、意識下において睡眠の質と量を自動的にコントロールしています。

 

これが、睡眠の恒常性(ホメオスタシス)の根本といえます。

 

そうであれば、不眠症などは生じないのでは?という疑問が起きます。

 

しかし、この脳による睡眠への自動コントロールは、あくまで寝る直前までの過去の情報に基づいて作用します。

 

未来の事情を顧慮してのいわゆる「寝だめ」ができません。

すなわち、睡眠不足による「寝すぎ」の害が起きてきます。

 

熟睡は、事前の必要量から計算され、必要量が満足されますと、それ以降は、ほとんど出現せず、浅い眠りが多くなります。

 

寝不足だからと思い、長く眠りますと、浅い眠りの時間が多くなり、起きたときに気分を悪くしたり、身体はぐったりして、疲れを感じます。

 

いわゆる「寝たけれど寝たりない」という状態です。

 

この後、さらに寝る時間を増やしますと、脳は「寝ている」と判断し、眠気が生じなくなり、不眠症となるわけです。

 

意識的に、持続的に睡眠時間を増やすことが不眠に繋がるといえます。

 

3.まとめ

 

睡眠を決定するのには、概日性(サーガディアン)と恒常性(ホメオスタシス)の2種類があります。

 

それぞれの役割は。

・概日性(サーガディアン)→体外環境の安定した未来を考慮して前向きにプログラミング

・恒常性(ホメオスタシス)→体内環境の変動した過去の状態を踏まえて後ろ向きに補償

 

この2種類のシステムは互いに協調しあい、相補的な関係にあり、さまざま状況に対応して睡眠が確保できるようになっています。

 

 

宜しければ記事のシェアをお願い致します。

診療時間のご案内 トップページへ戻る
2017/12/8
【片頭痛とめまい・肩こり・腰痛】大阪府在住、40代女性、鍼灸治療例
2017/11/10
不眠に悩む現代日本人:症例
2017/11/9
【多嚢胞性卵巣症候群 人工授精と鍼灸の併用の症例 30代女性】
2017/8/23
機能性不妊 鍼灸のみで妊娠した30代女性の症例
2017/8/3
【めまいと頭痛、肩こり・腰痛】大阪府在住、60代女性、鍼灸治療の例
2017/1/2
【線維筋痛症】大阪府、40代、女性、鍼灸治療のケース
2016/12/22
【多嚢胞性卵巣症候群による不妊症】大阪市在住 20代後半女性のケース
2016/4/6
【不眠症】大阪市在住、40代、女性  鍼灸治療のケース
2015/11/4
【自律神経失調症】大阪府在住、40代女性、鍼灸治療のケース
2015/8/13
【再燃性うつ病】 大阪市、40代、男性、鍼灸治療のケース
>>もっと記事を読む
診療時間のご案内 当院アクセスマップ
トップページへ戻る

カテゴリ別記事

過去の記事

※免責事項:掲載された事例や患者様の体験談は個人の感想や成果によるものなので、全ての人への効果を保証するものではないことと御理解ください。施術による効果には個人差があります。